ボールキープ時にルックアップできていますか?
あっという間に1月も終わり、カレンダーは2月です。
Jリーグも明日からニューイヤーカップがはじまり、月末には開幕戦、シーズンの始まりです。
私のチームは卒団生である6年生の試合が3月まであります。
有終の美を飾るため最後の追い込みの時期です。
また、5年生以下は来年のトップチームとなり4月からリーグ戦が始まります。
この準備がこの時期のテーマです。
6年生チームと5年生チームの担当コーチは別にしてそれぞれの強化にあたっています。
紅白戦を行うのですがこれが実に楽しいです。
大きい6年生とすばしっこい5年生がいい試合をみせます。
この時期は5年生チームはシステムやらポジションを試行錯誤でためしています。
ポジションを変えてみると意外な発見があります。
発見した内容について担当コーチが集まり議論します。
ポジションの変更については、このまま行くのか様子を見るか十分に話し合います。
変えたポジションがしっくりきたというよりもたまたまその日の調子がいいということもありますからね。
この時期のポジションの考え方ですが、私のチームではセンターポジションをやれる選手とサイドのポジションをやれる選手を分けるようにしています。
6年生後半になると選手の能力の違いが少なくなりセンターもサイドもトップもバックもやれるようになります。
しかしうちのチームの場合、この時期の5年生はポジションの適性がはっきりしていません。
なので、大きくセンターとサイドの適性を基準にしています。
センターポジションというと8人制サッカーではセンターハーフです。
このポジションをやれる選手はチームでもエース格でしょう。
やれるやれないをどこで判断するか?
現段階では、ボールコントロールと視野の広さで判断します。
360度を見れるか。見ようとしているか。
これはなかなか難しいものです。
サイドハーフやサイドバックならタッチラインに背を向けていれば180度の視野の確保でプレー出来ますよね。
しかし、センターハーフやフォワードそしてセンターバックは360度の視野を求められます。
特にボールに触れる機会の多いセンターハーフはボールをコントロールしながら、まわりを見るという動作が要求されます。
習慣化するまでは2,3年かかるかなと感じています。
つまり小学2年生ぐらいから経験させて5年生で習慣化するような長期的な育成です。
読者の皆さんのチームの選手やお子さんはどうでしょうか。
長い目で見ることが大切ですね。
さて、今週も読者の皆さんからご質問をいただいています。
三浦の指導者目線で回答しますね。
選手の概要とご質問は以下の通りです。
——–【ここから】——–
●学年 小学2年生
●競技歴 3年
●リフティングの回数 1,100回
●得意なプレー ディフェンスで相手の前に体を入れる動き
●苦手なプレー ボールを持ってプレスをかけられると焦って蹴ってしまう。
●現在抱えている悩み 自分でボールキープをしている時、顔を上げられず周りが見えていない??焦って蹴ってしまう。何か良いトレーニング方法ありませんか?
——–【ここまで】——–
小学2年生でリフティングが1000回以上!素晴らしいですね。
自主トレの習慣が身についているのだと思います。
体を使ってのディフェンスも得意ということで試合でも活躍している様子が目に浮かびます。
しかし苦手はボールを持ったときのプレーのようです。
プレッシャーに弱い、顔が上がらない、焦って蹴ってしまう。
このような選手はご質問者以外にもたくさんいることでしょう。うちのチームにもたくさんいますよ(笑)
よいパスを出そうという意識もあるのでしょう。
まだ2年生ですからまわりの選手がパスコースを作ってくれないという事も理由のひとつです。
こういう選手にはボールに対する自信をつけることと、試合ではパスでなくドリブルでどんどん仕掛けるようにすることです。
ドリブルが上達すれば、相手のプレッシャーをかわしてスペースでボールを持ち、自分の間合いとタイミングでパスが出せます。
今の時期は、意図ののないパスを出すならドリブルして奪われた方がよいです。
奪われたらすぐに奪い返して、またドリブルで仕掛ければよいのです。
パスを蹴ってしまったらボールに触れるチャンスはなかなかめぐってきませんし相手チームの攻撃でシュートを打たれてしまうかもしれません。
どうでしょうか?イメージできますか?
カラーコーンを使ったドリブルドリルや親子でのキープ練習などひとりで行うトレーニングと相手をつけたトレーニングを併用してトレーニングすると上達が早いですよ。
仲間に負けない気持ち、相手に負けない気持ちで練習や試合に取り組んでみてください。
きっと4月には効果が現れると思います。
私も頑張ります!皆さんも頑張って下さい!
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