サッカーの連続失点の怖さ

スキルアップ

青森山田が悲願の高校サッカー選手権大会優勝を果たしました。

全国大会常連校ですが準優勝で涙を飲んでいたのですね。

あの柴崎岳選手が高校2年生の時も準優勝でした。

おめでとうございます!

青森山田対前橋育英というカードはとても楽しみにしていました。

前橋育英のデフェンスを突破する事は相当難しい思っていたからです。

前橋育英のバックは素早い判断と素早いプレーでシュートを未然に防ぐプレーを見せていて決勝まで無失点でした。

攻撃も決勝戦の前半は、前橋育英がテンポの良い攻撃を仕掛けていました。

しかし、青森山田は自分たちの持てるものを出すということにかけては前橋育英よりも一枚上手だったのでしょう。

5-0という点差ほどの力の差はないと思いますが前橋育英の集中が途切れた瞬間がありました。

サッカーの連続失点の怖さです。

縦に速い青森山田のサッカーは、天皇杯やクラブワールドカップで鹿島アントラーズが見せたサッカーに似ています。

決まったシュートを振り返るとどれもがシンプルなゴールです。

ワンチャンスに点で合わせるシュートや意表をつくドリブルシュートなどどれもがシンプルで思い切りのよいシュートという印象ですね。

鹿島も青森山田も、相手を何本ものパスで崩すというサッカーではなくなるべく手数をかけないで相手ゴールに迫りシュートレンジへボールを運ぶサッカーで、判断に迷いがなく、力強くのびのびとしたサッカーに見えました。

この、判断に迷いがないという言葉が私にとってはキーワードです。

年明けそうそうに私のチームは交流大会に参加しました。

4年生チーム、5年生チーム、そして6年生中心のトップチームです。

6年生は3月に卒業しますが、5年生チームは新年度のトップチームとして4年生チームは新人チームとしてこれから強化して行きます。

この交流大会での反省ですが、5年生チームの試合を見ているとどうもボールが動かないのです。

つまり、ワンプレーで止まってしまい、プレーが続かないという状態です。

正月休みでボーッとしているのかなとも思いましたが、選手に聞いて見ました。

すると、相手の寄せが速いのでボールを奪われたくないから足元深く持ってしまうらしいのです。

それは試合を見ていても思いました。

パスを受けて、相手の取れないところにコントロールしようとすると相手の寄せが速いので体からボールが離れるとボールを突かれる場面やボールと自分の間に体を入れられてしまう場面がありました。

次のプレーを考えていない、次のプレーを考える時間と余裕がないとも言えます。

また、まわりが見えていない、特に敵の位置とスペースが見えていないと感じました。

相手の位置が見えていれば、パスをする味方を探す前にボールをスペースに運ぶことが出来るからです。

スペースも見えない、味方も見えない状況では、目の前の敵からボールを守るためには足元深くボールを持つ方法しかありません。

もっともこの場面で4年生はボールを前方に蹴ってしまい、相手に献上してしまうサッカーをしていたので5年生の方がマシなんですけどね。

まわりが見えること。それがテンポよくボールを動かしていくサッカーをする条件なんだと選手たちと話をしました。

高校サッカー選手権の決勝の両チームもまさにまわりがよく見えていて長いパス、短いパスを使い分けていたと思います。

5年生の話に戻りますが、交流大会の最後の試合ではまわりを見るために試合での決まりごとを作りました。

なるべく2タッチ以内で味方に渡すこと。ボールを持っていない選手は味方が2タッチ以内でパスが出せる位置に2人以上動くこと。

これで何が変わったかというと、ボールを持っている選手はボールを受ける前に、味方を探しておくという意識が出て来ました。

2タッチ以内でパスを出さなくてはならないので、受ける前に出す味方を決めておいた方がよいという考え方です。

ボールを持っていない選手も味方がパスを出せる状態かどうかの判断とパスを出して、自分も受けやすい場所を探すようになりました。

つまり、敵、味方、スペース、ボールを見るという意識が高まったと言うことです。

これにゴールの位置を見るという意識が加わればシュート数も増えたのですが、ゴールを意識するとパスがどうしても縦方向になって急いでしまうので、今のレベルではちょっとガマンです。

まわりを見ようという言葉がけだけでなく、ボールタッチ数を制限するという方法でもまわりを見る意識を高めることが出来るという例でした。

青森山田はこのまわりを見る、そしてゴールを奪うというサッカーを非常に高いレベルで行っている。

選手たちが高校サッカーを見た感想は、どこからでも相手ゴールを狙っているように見える。こんなチームが相手だと怖いなあと語っていました。

子供ながらにサッカーを怖いと感じるようになったところは微妙ですが遊びごころは忘れてほしくないと思います。

今年もサッカーの技術面、戦術面、サッカー指導のトレンドなどについて指導者目線でメルマガを書いて行きたいと思います。

私も頑張ります。

読者の皆さんも頑張って下さい!