なぜクリアーが短くなったのか?
リオ五輪サッカーですが、日本代表は点は取れるが失点も多いというゲームでコロンビア戦の勝点1のみ。
明日のスウェーデン戦が最後になるかどうかの大事な1戦になってしまいました。
先制されても点が取れるという長所は技術とメンタル面で素晴らしいものがあると思います。
しかし、世界一のスポーツであるサッカーではたとえオリンピックとは言え、「勝ち」に来ます。
つまり、オーバーエイジ枠の使い方の違いです。
世界の考え方のひとつには、A代表の代表を何の迷いもなく使うというところでしょう。
しかし、日本には「育成」という考え方と五輪代表はA代表へのステップという考え方もあります。
ワールドカップ予選とオリンピックを通して、より多くの選手に大きな大会での試合を体験して欲しい、
世界を知って欲しいという考え方は、将来を見据えた考え方なので、世界における日本の立ち位置らしいなと思います。
さて、日本のデフェンスにはミスが多いとマスコミで書かれていますが、何がミスなのか、どこがミスなのかわからないという視聴者も多いのではと思います。
クリアーが短く、相手にわたってしまってシュートを打たれるという場面なら、クリアーが短いというミスがポイントになります。
では、なぜクリアーが短くなったのか、そこに理由があると思います。
ヘディングのクリアーを拾われてシュートを打たれた場面もありました。
キックやヘディングをミスしたという事がデフェンスのミスにつながったということですが、なぜ?というところに注目したいですね。
うちのチームの選手たちに聞くと、普段はミスしないけどオリンピックで緊張したからミスしたのでは?という意見がありました。
また、相手のプレッシャーで冷静にプレー出来なかったのではという意見もありました。
実際に試合に出て「ミスを味わっている子供たち」の意見はナマナマしいです。
たぶん、頭が真っ白だったと思う。
とか、ミスしても、それが相手の得点になっちゃうところがオリンピックの凄さだと思う。
という意見もありました。
そうなんですよ。
子供たちのサッカーだとミスしてもそれがすぐに失点にならない場合があるので、ひとつのミスについてあまりこだわらないケースがあります。
コーチもミスについては「気持ちを切り替えよう」という言葉を使って、ミスを引きづらないようにします。
しかし、世界は違いますね。
ミスを誘うこと、ミスを見逃さないこと、そしてモノにする決定力。
ナイジェリア戦、コロンビア戦で学んだものは大きいと思います。
スウェーデン戦ではこの学びを活かして、ベストゲームを見せて欲しいですね。
前回のロンドン五輪の試合と比べると、バリエーションとかコンビネーションの豊富さ、バランスの良さは今大会の方が上だと思います。
ただし、少年サッカーでも思うのですが、日本が海外のチームと試合をするときに感じることがあります。
それは、相手選手の足の長さに悩むということです。
リーチが長いので、いつもは通るパスも相手の足がすっと伸びて来て、カットされたりコースが変わってしまうのです。
少年サッカーでも、小さな選手が大きな選手と戦う時にこのような現象がおきます。
ドリブルで抜こうとしても、引っかかってしまう、パスがひっかかる。
試合中に慣れてきて、修正出来るといいのですがコーチが言っても、自分で修正出来ないと試合中での修正は無理です。
アドバイスは、自分でうまくいかないなと思ったことは自分で修正してみるということです。
ドリブルなら横幅の振りを大きくしてみること、パスなら相手デフェンスから遠いコースを狙ってみること。
手倉森監督は選手と一緒に修正しながら試合を戦っているように思えます。
コロンビア戦ではよく追いついたと思います。選手と一体化している場面も多かったですね。
さて、スウェーデン戦。
チーム一丸となったプレーをぜひ応援しましょう!
最後まであきらめない!
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