「DFに寄られると前が向けない」ときの対応
今週もメルマガを開いていただきありがとうございます。
メッシが代表を引退するというニュースにびっくりしました。
まだ29歳。
リオ五輪もあるというのに。
コパ・アメリカ決勝のチリ戦でPKを失敗したことが原因だと言われていますが本当でしょうか。
メッシが代表入りしてからのアルゼンチン代表はたしかにビッグタイトルもう一歩で届かないという悲劇を繰り返しました。
マスコミやサポーターは、メッシがいるのになぜ勝てない?
という期待の裏返しだと言えるかもしれません。
バロンドールを5回も受賞する選手はもう出てこないかもしれません。
私は、マラドーナとメッシと同じ時代に生まれて幸せだと感じています。
アルゼンチンという国も大好きです。
引退発言を撤回してくれないかと思ってます。
さて、メッシと言えばドリブル、そしてシュートのうまさですね。
ゴールのサイズを知り尽くし、ゴールキーパーの挙動もお見通しのシュートは絶品です。
私のチームでは、メッシのシュートの特徴のひとつであるゴールキーパーの頭越しのループシュートを遊びながら練習することで試合中に何度も成功しています。
特にキーパーが前に出てきて弾いたボールは迷わず頭越しのシュートを狙います。
もちろん失敗もありますが、繰り返すことでコツがつかめます。
最近は、ゴールキーパーを引き出すにはどうすればいいか、などと選手どうしが話あっていて、サッカーを楽しんでいるなと感じます。
選手どうしの会話を聞いていると成長が感じられますよ。
さて今週も読者からのご質問に答えていきたい思います。
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学年は小学5年生です。
得意なプレーは、 ファーストタッチからDFをかわす動きです。
苦手なプレーは、ボールを持っていないときの動きです。
現在抱えている悩みは、DFによられると前が向けないことです。
よろしくお願いします。
———————-ご質問ここまで————————-
ご質問ありがとうございます。
簡潔なご質問ですが、イメージが伝わります。
ポジションはミッドフィールドかフォワードでしょう。
ファーストタッチでDFをかわせるということは、ボールコントロールも自信があり、相手DFの動きも見えているということです。
試合でもチャンスを沢山作っているのでしょう。
しかし、ゴールに近づくとDFの寄せが厳しくなり、ファーストタッチでかわすスペースもなくなって来ます。
ボールをDFにさらす(丸見えの状態にする)と奪われそうなので体を入れてスクリーン状態でキープするプレーになってしまう。
自分でターンしてなんとか前を向いて、シュートやアシストのパスを出せるようになって欲しいという保護者の思いが伝わって来ます。
相手ゴール前で、ボールを持って前を向くということは攻撃の形として必要なことです。
私からのアドバイスは、ファーストタッチでDFをかわせる能力を活かしてボールを受ける前、ボールを持つ前の動きを工夫するということです。
苦手なプレーとして、ボールを持っていない時の動きとありますがその苦手なプレーを克服することが、前を向くために必要です。
ヒントとしては、自分が前を向くためのスペースを作っておくことです。
ポジションを前にとると、相手ゴールに近づいてスペースが作りずらくなります。
この位置でボールをもらえば、前を向いたままゴールに向かえるな。
DFがシュートコースを消す前にシュートが打てるな。
というイメージでプレーしてみて下さい。
小学生のサッカーでは、点を取りたいという気持ちが強いほどポジションが前になりがちです。
自分が得意な場所で止まって受けようとする傾向が強いのでオフサイドになることも多いですね。
止まって受けるということそのものがDFにとっては狙いやすいので、動いて受けるということも大切です。
・スペースを作る動き。
・動いてボールを受ける。
この2つを意識することで、ボール無しの動きや、DFに寄せられて前が向けないという場面の改善につながると思います。
試合だけでなく、普段の練習で行うミニゲームでも意識して下さい。
以上が回答です。
ゴール前でのボール無しの動きの必要性や効果を、小学生時代に知っておくことで、中学や高校での伸びが違うと思います。
そういう考えがあることを知る。知って実行してみること。
この繰り返しが、上達のコツといえるかもしれません。
私もこの質問に答えながら、うちのチームの週末の練習メニューを修正するキッカケをつかみました。
お互いにがんばりましょう!
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