動きづくりと同時に大切なことは「しつけ」です。

スキルアップ

今夜は、チャンピオンシップ 決勝第1戦「広島 対 ガンバ」ですね。
 
両チームとも強烈なフォワード陣と経験豊富な中盤を持ち、そうとう面白い展開が予想されます。
 
個人成績の得点ランキングを見ると、2位が広島のドウグラス(21点)で3位がガンバの宇佐美 (19点)です。
 
シュート本数は宇佐美がJリーグナンバーワンで119本、ドウグラスは87本で4位ということになっています。
 
やはりシュートは打たないと入らない。打てば誰かに当たってコースが変わることもあります。
 
今日2日と5日の2ゲームでチャンピオンが決まります。
 
多くのゴールシーンを期待したいですね。
 
海外のスポーツジャーナリストが日本のサッカーを見ると「シュートが少ない。なぜ打たない?」というコメントが多く聞かれます。
 
私たち指導者も小学生のころから積極的にシュートを打つことをもっともっと指導して行かなければならないと感じています。
 
シュートを打っても枠をとらえられないという技術面も磨かなくてはなりませんが外したらどうしようというメンタル面も鍛えていかなければなりません。
 
ゴール前で落ち着くこと、慌てず枠を捉えること、キーパーのいないところを狙うこと。
 
シュートには、メンタル、技術、パワー、かけひきなどさまざまな要素が含まれています。
 
その前に、シュートもキックのひとつの種類だということを忘れてはいけません。
 
正確にボールを蹴ること。
 
これが基本です。
 
さて、今週もメルマガ読者からご質問を頂きましたのでご紹介します。
 
—【ご質問の概要】—–
 
お子さんは小学1年生。サッカー歴10ヶ月。
 
足は速いけど、リフティングはまだ苦手。
 
得意なプレーはシュートで、出足が速いことが特長。
 
苦手はドリブルで、フェイントがちょっと硬いとのことです。
 
悩みは、もう少しサッカーに興味を持って欲しいこと、リフティングをコツコツと続けることが出来るようになって欲しいこと、自分で考えることが出来る選手になって欲しいこと。とのことです。
 
このお子さんのお父さんもコーチをされていて、お子さんの学年である1年生や2年生を指導されているとのことです。
 
1年生たちはなかなか言うことを聞かないのですが、決して叱らずに指導するよう心がけているとのことですが、子どもたちはどうしても好き勝手な行動をしてしまうので悩んでいるとのことです。
 
勝つことだけを目標にせず、楽しみながらサッカーを続けていけるように指導して行きたいとのことです。
 
—【ご質問の概要はここまで】—–
 
お子さんもお父さんも、少年サッカーに触れてまだ1年足らずですがとてもいい方向の考え方をお持ちだと思います。
 
お子さんはまだ1年生なので、サッカーそのものへの興味よりもボールをゴールに入れるという楽しみが優先しているのでしょう。
 
これは大切なことだと思います。
 
技術を身につけることよりも、ゴールを目指すという気持ちをどんどん伸ばしてあげて欲しいと思います。
 
シュートを決めた時の喜びを忘れない、シュートを決めたい、そのために練習に行くんだという気持ちが大切です。
 
そのうちに、仲間が成長してくるとなかなかシュートが決まらなくなることもあるでしょう。
 
そこでいろいろ考えることです。
 
自分で考える、親子で考える。
 
ひょっとするとドリブルが上手くなるともっとシュートが打てるかもしれない。
 
そうなれば、ドリブル練習をするようになるでしょう。
 
トラップミスをするとシュートが打てないことを知るとリフティングの練習をするようになるかも知れません。
 
練習があって試合があるのではなく、試合で通用する技術を身につけるような練習をすること。
 
そんなことを親子で体験していくことが今後の楽しみになると思います。
 
お父さんコーチの悩みについては、言うことを聞かない1年生たちを前に途方にくれているようですが、それは全国共通だと思ったほうがいいと思います。
 
1年生はいうことを聞かないもの。それを前提としたうえで練習に取り組むと気が楽になります。
 
でも、練習の効率はあげたいですよね。
 
コーチの話も聞いて欲しいですよね。
 
私の経験ですが、コーチがお手本を見せることが効果的だと思います。
 
それはドリブルでもいいし、フェイントでもいいでしょう。
 
時にはゴールに向かって、「バシッ」とシュートを決めて、子どもたちに「おおお、スゲー」と言わせることも手です。
 
小学5,6年生のように整然と並んで黙々とパス練習やキック練習をすることを強要する必要はないと思います。
 
低学年のコーチは言わば「ボス猿」のような雰囲気で、子どもたちをひっぱり回して練習を続けるイメージではどうでしょうか。
 
整列させる、みんなと同じ行動をさせるということよりは、ひとりひとりの動きを引き出して行くということです。
 
ウォーミングアップも、整列して走る、体操するということよりも鬼ごっこをしながら走り、笛をピッとならして、足を屈伸したり、肩を回したり。
 
ハンドパスゲームもウォーミングアップとトレーニングにはとてもよい方法です。
 
ボールコントロールの技術を上達させたい気持ちは大変よくわかりますがそのための「動きづくり」がこの学年には必要かなといつも思っています。
 
動きづくりと同時に大切なことは「しつけ」です。
 
JFAアカデミーのアドバイザーだったデュソー氏に教わったのですが育成年代のサッカーは「しつけ」だという言葉を思い出します。
 
1年生たちに「しつけ」はまだ早いのではと思うかもしれませんが私がイメージするしつけとは次のようなものです。
 
「仲間を大切にすること」
「大きな声で挨拶をすること」
「コーチの目を見て話を聞くこと」
 
しつけというよりは、選手とコーチという仲間の「ルール」かもしれません。
 
サッカーの上手、下手に関係なく、チーム全員が取り組めること。
 
そんなテーマを見つけていけば、きっと1年後、2年後も楽しくサッカーが続けられると思います。
 
その他にもいろいろとノウハウもありますが、ご自分で勉強されることも子どもと一緒に成長するうえで必要なことです。
 
お互いに頑張っていきましょう!