スキルを増やすこと、キックの球種を増やすこと
3月に入りました。
7日からはJリーグが開幕しますね。
いよいよサッカーシーズンが始まるという実感が沸きます。
そして、気になるのは日本代表の監督候補です。
あのオシム元監督と同じボスニア・ヘルツェゴビナ出身のバヒド・ハリルホジッチ(62歳)で決定しそうですね。
12日の日本サッカー協会の理事会で決定されるとのことで現時点ではまだ第1候補ということになります。
3月末の親善試合で誰を招集するのか、どんなサッカーをするのか、非常に興味があります。
選手の招集は、ハリルホジッチ氏がまだ選手を把握しきれていないという理由か、霜田技術委員長らが選手の選考をするらしいです。
なぜかアギーレ元監督は、フォワードの宇佐美選手を呼びませんでしたが、今回は選考される可能性が高いですね。
1日のゼロックス杯でもガンバ大阪のフォワードとして得点しきっちり仕事をして勝利に貢献しました。
宇佐美選手が日本代表でどのような決定力を見せてくれるか。
ファンのひとりとしてはとても楽しみです。
さて、3月は小学6年生や中学3年生が卒業し、クラブやスポーツ少年団を卒団する時期です。
3月に入ったとたんに思い出がこみ上げてきますが、チームにいる間はトレーニングをしっかりやって、よい準備をしようと声をかけています。
中学校や高校に進学すると、また1年生から始めなければならない。
1年生は体力作りから、とにかく走れ。
そんなチームや部活動も多いようですね。
走ることは基本なので賛成ですが、走りだけではいけないと思います。1年生だからこそボールをたくさん触ること。
これを心がけて欲しいです。
まだ1年生のうちは大会も少なく、じっくり練習に取り組める時間がたくさんあると思います。
その時間を出来るだけボールコントロールを磨く時間に使う。
ボールコントロールとはトラップやパス、キック、ドリブルを含みます。
どの年代であっても「止める・蹴る」の基本の繰り返しがサッカーの練習の基本です。
中学3年生になって、高校3年生になって反省することもあります。
もう少しボールコントロールをしっかり練習しておけばよかったと。
中学3年生や高校3年生ぐらいになると体力面ではチーム練習の成果もあって、そんなに差が開くことはないように思います。
しかし、同じ体力でも、ボールコントロールの差や判断力の差で選手としての差が出てしまう場合は、短期間で上達は難しいと言えます。
特に中学生は発育発達のまっさかりなのでパワーやスピードに目が行きがちですね。
試合でもパワーとスピードで差がつく場面も出てきます。
しかし、試合全体、選手ひとりひとりをとらえるとやはりボールに関するスキルの多さ、ボールコントロールの正確さという点は見逃せません。
中学3年生、高校3年生にピークを持っていくためには、1年生の時に基礎トレーニングをおろそかにしないということが大切です。
レベルが上がってくると素早い判断力が求められますが、判断力が優れていてもパスの精度や思ったところへ止めることが出来ないとよいプレーにつながりません。
中学1年生の選手にこのような話をしてもなかなか実感が沸かないものです。
なので、指導者は練習メニューの中に基礎トレーニングを多く組み込むなど工夫が必要です。
また、同じメニューでの練習で正確さをあげて行くことも必要ですがスキルの種類を増やして行くということもこの年代には必要です。
ボールの止め方の種類、ターンの種類、フェイントの種類、キックの種類。
スキルには多数の種類があります。
多くのスキルを習得することは多くの引き出しを持つという事になります。
そのうちのいくつかを試合で試すこと、それが自信につながります。
先週まで紹介していたクーバー・コーチングでは実に多くのフェイントが紹介されていました。
⇒ http://rs39.net/c/s/cfcv_1/bl/
※発送は3月中旬ごろとなります。
全てのスキルをマスターすることで、得意ないくつのスキルが磨かれていくようです。
ターンやフェイントという1対1のスキルの紹介DVDでしたが、小学校高学年や中学生には「キックの種類」を増やして欲しいと思います。
グラウンダーの強いボール、浮き球で対空時間の長いボール、逆回転をかけて地面に落ちて止まりやすいボール、ライナー性の強いボール。
このようなキックの「球種」が育成年代のサッカー、日本のサッカーには強化が必要と言われています。
チームが仕上がってくると、セットプレーのキッカーは決まってくるので他の選手たちは、いろんな球種を蹴る機会が少なくなってくる傾向にあります。
優れたドリブラー、ボール扱いの上手い選手は、セットプレーのキックもいい。
Jリーグを見てもそのとおりです。
いろんなボールを蹴り分けることで、ボールタッチが磨かれること。
また、ボールタッチが磨かれることでよいキックが出来る。
この両方かと思います。
仲間は見ています。
「良いボール蹴るなあ」と言われるようになると、まんざらでもないですよね。
仲間によいボールを蹴る選手がいたら、真似をすることも練習のコツです。
フォームは意外とゆっくりしていることや、上半身を使っていること軸足の踏み込みの安定などに注目して下さい。
スキルを増やすこと、キックの球種を増やすこと。
ぜひ、挑戦してみて下さい。
新しいチームへのよい準備のひとつとして3月中に取り組んでみましょう!
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