【サッカー】「休む」「休憩」「休息」も練習の一部です。
夏休みも終わり、選手たちは通常の生活に戻りました。
5,6年生の中にはこの夏休みに身長が伸びた選手がいます。
一方、膝や足首やかかとに痛みが出た選手もいます。
今回のメールは戦術や技術ではなく体づくりの内容になります。
発育発達にともなう症状はには僕たちコーチも気を使っています。
無理をしないことが一番ですが、そういう時期なのだという正しい認識も必要です。
保護者には病院での診察を勧めていますし、病院もスポーツに詳しい病院を紹介しています。
夏休みのオーバーワークであちこちが痛いという場合はチーム練習以外に自主トレをしている可能性があると疑っています。
自主トレは悪くないのですが、体幹トレーニングのひとつとしてスクワットをして、膝を痛める選手が過去にいました。
つま先の方向と膝の向きは同じ方向にしないといけないのですが膝が内側に入り込んで無理をすると膝を痛めてしまいます。
また、痛みとの付き合い方も大切です。
少しの痛みに敏感になることや、逆に少々の痛みでも我慢するクセをつけてしまうことです。
小学生のサッカーでは、このようなメンテナンスが必要です。
僕は、練習後、試合後のクールダウンのストレッチの時に選手を観察するようにしています。
■練習、試合の前にはダイナミックストレッチ
動的ストレッチとも言われるダイナミックストレッチはブラジル体操に代表されるサッカーならではのストレッチです。
中学校、高校になると、整然と軍隊のように整列して動きの統率が素晴らしいブラジル体操を見せてくれます。
小学生時代は、リラックス感やリズム感が大事だと考えています。
ストレッチしながら、リズムに合わせ、仲間との動きにも合わせることで脳のストレッチにもつながると考えています。
試合の前など、ガチガチになりがちな体をほぐすためにはリラックスして行いたいですね。
夏場は体が温まりやすいので、ストレッチの目的は筋肉と関節を動きやすくすることが目的になります。
練習の時にストレッチをチェックすることで、左右の動きの違いや曲げ伸ばしの程度をチェックすることが出来ます。
僕は、ブラジル体操をする選手たちの前後左右に立って観察することが習慣になっています。
その日の調子もわかりますしね。
■練習後、試合の後にはスタティックストレッチ
静的ストレッチとも言われますね。
じっくりと時間をかけて大きな筋肉を伸ばして、血液の流れを良くして疲労物質が早く体外に出ることを目的にしています。
このスタティックストレッチと同時に、ダイナミックストレッチを軽く行うことも効果があるようです。
10mくらいの距離をスキップで往復してみる、お尻に手の平を当ててカカトを当てるように走ってみる、など、足の大きな筋肉を軽く動かすということです。
開脚や屈伸で静止する時には、痛みを感じないようにすることと普段、痛みを感じない場所に痛みがないかをチェックすることで体調チェックも行えます。
このクールダウンとしてのストレッチには時間をかけたいのですが習慣化していないと短時間で済ませがちですよね。
僕は、自宅に帰って、入浴後にストレッチできるようにメニューを指導しています。
床の上に背中をつけてできるようなメニューなので練習後の足中心のストレッチに対して、体幹部のストレッチメニューになります。
筋肉の疲労を取ることも目的のひとつですが、体をチェックする習慣をつけることもサッカー選手として必要です。
普段いたくないところが痛い、以前よりも深く曲げることができるようになった。というような「自分の体との対話」が大切です。
■気をつけたい「オーバーワーク」「オーバーユース」
子供たちは疲れを知らないので、休憩しなさいと言うまで動き続けます。
また、正確が真面目な子、負けず嫌いの子は、疲れていても顔に出しません。
そんな生活を長く続けていると、自分が今疲れているのかどうかわからなくなる時があります。
コーチたちは、これ以上練習や試合をしたら選手たちによくないという目安を持っているはずです。
しかし、チーム練習以外にスクールに通っていたり、別のスポーツを習っていたりと、サッカー以外の運動を監視することは限界があります。
これから、トレセンやセレクションの時期に入りますので、朝から夜までサッカーをするという日もあることでしょう。
体に異変、痛みを感じたら勇気を持って休むことや、コーチや保護者に伝えることが大事です。
痛みを訴えると「根性がない」と思われてしまうので、言える雰囲気じゃない。
という環境では困りますね。
「休む」「休憩」「休息」も練習の一部である。
これは選手にも保護者にも共通して認知して欲しいことです。
次回は「栄養」についても触れてみたいと思います。
からだづくりにしっかり取り組みましょう。
サッカーが変わってきます。
三浦直弥(サッカーコーチ)
小学4年生からサッカーを始め、中学、高校、大学、社会人とサッカーを楽しみつつ、大学生の頃からコーチングの道を歩み始め、指導の楽しさも知る。 現在アラフィフのサッカーマンである。理論派でありながら熱い血潮を持つタイプ。サッカーの本質を突く指導がモットー。 現在は、東京都のある街クラブでヘッドコーチを努めている。 好きな選手は故クライフ、そして自分の姓と同じ三浦カズ!好きな指導者は、森保監督の育ての親とも言えるオフト、そしてオシム。 座右の銘は「諦めたらノーチャンス」。チーム運営や保護者対応などにも詳しく、近年はメルマガやブログへの寄稿活動も行っている。 |
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
(株)Real Style おすすめサッカー教材・商品
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■全国大会優勝チーム、センアーノ神戸監修
「本番に強い選手の育て方~試合で活躍できる「個」を育てるためのトレーニングメソッド~ポゼッション編 」
https://rs39.net/c/s/cfoh_1/bl/
■基礎が学べる!初心者のためのサッカー上達法~「運ぶ」と「抜く」が身に付けられるドリブル上達法~
息子がボールを持つと、友達や保護者に笑われてしまいました。
でも息子がドリブルを始めると…将来性のある選手が次々に育つ名門フットボールクラブが実践する抜けるドリブルレッスンDVDとは…?
https://rs39.net/c/s/cfnk_1/bl/
■親子で学ぶ!まったく新しいボールの蹴り方
なぜ、テクニックのないビギナーでも、この男の話を聞き流すだけでキックの威力が増し、ボールを遠くに正確に飛ばせるようになるのか?
http://rs39.net/c/s/cfsy_1/bl/
■「個」の力を育成するためのドリブル上達トレーニングメソッド~ドリブルが巧くなる!動き創り&リズムの習得~
なぜ、クラブ連盟未登録の「無名の街クラブ」が、Jユースが集まる大会で、優勝できたのか…?
http://rs39.net/c/s/cfmt_1/bl/
■コーンドリ ~「個」の力を育成するためのドリブル上達トレーニングメソッド2~
「まさか、コーンドリブルに、こんなやり方があったなんて…」
なぜ、三木コーチがしどうする選手たちは、神業のようなドリブルをマスターできるのか?
http://rs39.net/c/s/cfmt_2/bl/
■重心移動アナライズ~フットボーラーが身に付けることで劇的にセンスを上げられる動作習得法~基礎を知る編
これが、ドリブルを自在に操りサッカーを始めたばかりのビギナーでも“絶対に上級者に見せる”シンプルな方法です。
http://rs39.net/c/s/cfoy_1/bl/
■重心移動アナライズ2~上手くいかない事をできるようになるための身体動作を習得する方法~
なぜ、ドリブルが苦手だった選手がネイマールやメッシのように緩急自在のドリブルでDFを切り崩せるようになったのか…?
http://rs39.net/c/s/cfoy_2/bl/
■ボトムアップ理論~選手の自立心を育てて、スキルを向上させる魔法のコーチング法~
「世界一受けたい授業」「とくダネ!」で大絶賛!
なぜ、週2回しか練習しない無名の公立高校が、全国大会で優勝できたのか?
http://rs39.net/c/s/cfhk_1/bl/
■サッカーテクニック向上メソッド
なぜ、小中高、どこのチームでも取り入れられている「両足での練習」が、選手の上達を妨げる原因なのか…?
http://rs39.net/c/s/cfhy_1/bl/
■フットボールクロニクル ~攻める意識をアップさせる!ゴールを決めるための利き足の法則~
なぜ、たった1つの原則を意識するだけで、トラップ、パス、どりぶる、シュート…、サッカーにおける、すべてのプレーを劇的にレベルアップできるのか?
http://rs39.net/c/s/cfhy_2/bl/
■わんぱくドリブル軍団JSCの最強ドリブル塾~子供のドリブルテクニックを楽しみながら上達させる方法~
なぜ、5ステップ・ドリブル上達法は、足が遅い子供でも、体が小さい子供でもDF突破率を高めてしまうのか?
http://rs39.net/c/s/cfkw_1/bl/
■わんぱくドリブル軍団JSC CHIBAのドリブル基礎トレーニング 初級編
1,500人以上の子供たちを上達させた少年サッカー指導のプロが教える、「お父さんのための、サッカー指導法」を知りたい方はいませんか?
http://rs39.net/c/s/cfkw_2/bl/
■わんぱくドリブル軍団JSC CHIBAのドリブルトレーニング 中級編
なぜ、JSC CHIBAの新しいドリブル指導法は、相手が反応できないキレのあるフェイントや、素早い状況判断のできる選手を育て、チームの「得点力」をアップできるのか…?
http://rs39.net/c/s/cfkw_3/bl/
■育成の極意!~自立&吸収するサッカー選手が育つ本当の秘訣!~
なぜ、口うるさいだけで、チームを強くできなかったコーチが、U-18日本代表選手を輩出するほどの、強いチームを育成できるようになったのか?
http://rs39.net/c/s/cfkw_4/bl/
■親子で特訓!わんぱくドリブル自主練習
サッカーチームのコーチまかせで、実現できていないお子さんの活躍を、なぜ、サッカー経験ゼロのお父さんが、実現することができるのか…?
http://rs39.net/c/s/cfkw_5/bl/
■わんぱくドリブル軍団JSC CHIBAのボールコントロールを向上させる「体幹トレーニング」~プレスディフェンスに当たり負けしないための練習法~
「見ろよ、今日の相手チビばっかりだぜ…」身体の小さい選手ばかりのチームを見て、対戦相手は笑っていた。しかし、試合がはじまってみると…!
http://rs39.net/c/s/cfkw_6/bl/
■ JSC CHIBAオリジナル練習法~チームをグングン育成する!チームトレーニング編~
どうして、うちのチームは、試合になったとたん、ミスが増えるんだろう…?
http://rs39.net/c/s/cfkw_7/bl/
■クーバー・コーチングのMake Your Move~1対1テクニックのすべて~
30ヶ国以上で、150万人の一流指導者を育て上げた、世界最高峰の「1対1メソッド」を、遂に一般解禁!
http://rs39.net/c/s/cfcv_1/bl/
■ Improve Your Game~1対1スキルを向上させるための練習法~
なぜ、弱気なプレーで、勝負を避けていた選手が、自ら積極的に1対1を仕掛け、相手を抜けるようになったのか?
http://rs39.net/c/s/cfcv_2/bl/
■Mr.セレッソ森島寛晃のエースストライカー育成理論~チームで一番の『点取り屋』になるための3つの方法~
日本一腰の低いJリーガーの驚異の秘密「ほとんどの選手はシュートを打つのに精いっぱいで、ゴールを決める余裕がありません」
http://rs39.net/c/s/cfmh_1/bl/
■屋良流サッカー上達のためのコソトレ
1日たった10分の自主トレで、抜群のサッカーセンスを習得できるDVDが、今なら手に入りますが…
http://rs39.net/c/s/cfym_1/bl/
■吉田康弘の究極のパス上達理論 ~正確な「予測」と「判断」が行える選手を育成する12のヒント~
なぜ、「2つのポイント」を教えるだけで、ディフェンスにプレッシャーをかけられても、ボールを取られなくなるのか…?
http://rs39.net/c/s/cfyy_1/bl/
■サッカー&フットサルのトッププレーヤーになるための基礎トレーニング
なぜ、日本代表と身長がほとんど変わらないスペイン代表がワールドカップで優勝できたのか…?
http://rs39.net/c/s/cffa_1/bl/
ビーレジェンドプロテイン「スポーツ&ウェルネス」の 詳細はこちら