ポジションを決める基準とは
新年度がスタートして10日が経とうとしています。
入学式や新学年の始業式が始まり、本格的に新年度がスタートしました。
所属しているチームではすでに新チームでの練習試合や大会もスタートしていることでしょう。
新チームの準備は、新年度に変わる前から長い期間をかけてチーム作りをして来たと思います。
しかし、実際に上級生がいなくなり、小学生で言えば5年生が6年生になって下級生を引っ張っていくという実感は、やはり4月にならないと得られないものです。
練習試合でも、対戦するチームの顔ぶれがガラッと変わり5年生は6年生に、4年生は5年生になって出場します。
サッカーを続けている限り、チームが固定されることはなくコーチやチームメイトは変わっていくものだという実感を持つことでしょう。
三浦のチームでも、ジュニアからジュニアユースへ、または中学校の部活へ進んで、新しいメンバーとともにサッカーをするという子供たちがたくさんいます。
小学生時代はライバルチームだったのに、中学生になって同じチームになるなど、いろいろな出会いもあります。
新チームにつきものなのが、「ポジション争い」ではないでしょうか。
保護者の皆さんもポジションについては非常に関心があると思います。
ただし、三浦の考えでは小学生時代はあまりポジションにこだわらず、いろいろなポジションを経験することが結果的に選手のためになるようなので、固定しないよう心がけています。
背が高いからセンターバック、足が速いからフォワードパス出しが得意だから中盤などなど、ポジションを決める基準はいろいろあるでしょう。
小学生は発育発達の途上にあるので、その時期の体格や身体能力でポジションを決めてしまうと、マイナスになる面もあります。
チームとしてのまとまりや、勝敗という面からすると身体能力を重視することは止むを得ないのかも知れません。
しかし、勝利史上主義で身体能力に頼ることは避けたいと考えています。
小学生は8人制サッカーなので、前後3列、左右3列のフォーメーションにしても、非常にシンプルな形になります。
多くは3-3-1、2-3-2、2-4-1などでしょうか。11人制サッカーのサイドの3人を削ったような形になりますね。
11人制では、4列、例えば、4-2-3-1という表現をよく見るかと思います。
8人制では4列の表現は難しいかなと思います。
このような「並び方」よりも、どのポジションであってもピッチ上の場所にふさわしい動きが出来ることの方が大切だと考えています。
サイドバックのポジションの選手が、ペナルティエリア外まで走りこんでクロスを入れるという場面はよく見られます。
センターバックの選手がフォワードにクサビのパスを出して、センターハーフの選手がそのボールを受けてサイドに散らすという場面もよく見られます。
小学生の最終ラインのバックは、11人制サッカーのボランチの様なポジションでもあるので、攻撃の起点になると思います。
相手フォワードをマークし、パスをカットするだけの役割や単純に相手ボールをクリアーするだけではもったいないです。
8人制全員、もちろんゴールキーパーも含めて攻撃参加をすることが小学生のサッカーには求められるので、いろいろなポジションを経験して欲しいですね。
いろいろなポジションといっても大きくは4種類あるかなと思っています。
トップ、バック、センター、サイドの4つです。
トップにはトップの能力、戦術が必要ですし、バックも同様です。センターハーフにはボールキープや、ボール奪取の能力とゲームコントロールの能力が必要です。
サイドハーフ、サイドバックについては、ボールを受けて前に運ぶ、相手エンドに入る、また、自チームエンドに戻って守備をするという能力が必要になります。
どのポジションも止める、蹴る、運ぶという基本技術は大切なことは言うまでもありません。
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フォワードは点を取ること、バックはゴールを守ることミッドフィールドは攻撃と守備の両方を受持ち、ゲームを作ることという考え方もありますが、それは役割分担であって、全員サッカーという観点からズレていると思います。
相手ゴールに近づける選手は近づいてシュートを狙う、自チームゴール前で危険を感じた選手はさっと戻ってゴールを守る。
そのような「感性」を全員が持って欲しいと考えています。「ピンチとチャンスを感じる感性」です。
お子さんのポジションが気になるのであれば、お子さんの感性に注目してみることも、応援の方法のひとつかと思います。
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