デフェンスの基本とは?
不安定な天気が続いていますね。
皆さんの地域ではどうでしょうか。
サッカーは屋外スポーツなので練習や試合は天候に左右されます。
身の安全を守ることが大切です。
キケンだと判断したら屋外に出ないことチームの判断として試合に参加しないこともひとつの勇気だと思います。
今週末から夏休みですね。
この1ヶ月半弱でたくましく成長するためにも安全管理は大切です。
夏休み前の3連休に交流大会がありました。
5年生以下の大会です。
暑い日の開催でしたが、日陰で休憩をとり熱中症にならないよう水分補給もしっかり行ったのでバッチリいいゲームが出来ました。
ただし1試合目だけです。2試合目の内容は散々でした。
選手全員が出られるように1試合目と2試合目のメンバーを替えたのですが、チーム力を均等にしたつもりでもやはり差がついてしまいました。
それは技術の差ではなく、メンタルの差です。
■サッカーの原点に帰ろう デフェンスの基本とは?
メンタル面の強弱が出る場面はやはり守備ですね。
ゴールを守る場面というより、ボールを失った瞬間からの守備です。
「奪われても追わない」
これはサッカーではありえません。
しかし、ウチのチームの一部の選手だけの問題ではなく他のチームでも見受けられました。
読者の皆さんの中でも心当たりがあるかも知れませんね。
奪われても追わない理由は
・やる気がなくなった→戦意喪失
・追っても奪えそうにない→やる前からあきらめ
・ビビっている→おとなしい正確でガツガツいけない
いろいろあると思いますが、どの理由もメンタルですね。コーチだけでなく保護者の方もどうしたものか悩んでいる方も多いでしょう。
■自主練の目的もチームのためと考えてみる
守備が出来なくたってリフティングの回数が増えているから自分は上手い選手だ。自主練はしっかりやっている。
こういう子もいます。
チーム練習よりひとり練習の方が好きということではサッカーの試合でチームのためにプレーすることは出来ません。
試合に出たら、チームのためにプレーすることが選手として一番大切なことです。
守備が出来ない選手は、攻撃のコンビネーションプレーも苦手だったりします。
例えばワンツーパスなどです。
上達するためには仲間と息を合わせなければなりません。
サッカーは仲間と練習し、仲間とともに上達するもの。
ボールを失ってすぐに追いかけることは、自分がボールを奪うプレッシャーをかけることで仲間がボールを奪いやすくすること。
つまりチームのためです。
■角度のないパスでカットされる理由
先ほどの交流大会ですが、攻撃の場面でも「チーム」を意識しない場面がありました。
チームというより「グループワーク」です。
グループの最小単位は「2人」。
2人で攻撃する場面を想定して下さい。
味方がボールを持っていて、斜め前方でボールを受ける選手の位置とパス出す選手の判断が問題でした。
ボールを持っている選手は相手が正面からプレッシャーをかけてくるのですぐにでもパスを出したい。
すぐに出せるパス方向は正面の狭い角度。
そのままボールを蹴ってしまえば相手の足に当たります。
ボールを受ける選手は、味方から縦パスをもらいたいのですが、縦をカットされているので、少し角度をつけて横にずれます。
この横への移動が中途半端、動き惜しみがあると角度が足りなくて、パスを受けても相手の足に当たってしまいます。
パスの出し手と受けての両方に問題がある場面です。
出し手は相手を外す、トラップの位置に工夫をするという意識が必要です。
受け手は、味方から確実にボールをもらえる位置まで移動する努力が必要です。
走る距離がちょっとだけ増えますが、その積み重ねがパスの成功につながります。
私は「もうちょっとだけ頑張って動く、走りを惜しまない」と表現していますが、普段の練習成果が出る場面です。
■夏休みの練習は量より質で!
プレッシャーの速い相手と試合をすることで、普段の練習でいかに「本気モード」でやっていないかが分かります。
当然、試合後の反省は「練習では試合をイメージして集中して100%の力でやること」でした。
夏休みは時間がたっぷりあるので練習時間も長くなりがちです。
しかし、集中して短時間で切り上げることも練習の成果を出すためには必要なことです。
長い練習時間が選手や指導者両者にとって自己満足になってはいけないと思います。
リラックスと集中をバランスよく、メリハリのある1日を送れるような時間管理もテーマにしましょう。
1ヶ月あれば、苦手なプレーも出来るようになります。
例えば、苦手な足でのキックやトラップです。
何をしなければそのままです。毎日コツコツやれば1ヶ月で大きく変わります。
小さくても具体的な目標を立てて、毎日こなしていくことを意識して練習しましょう。
では、元気な毎日を送って下さい!
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