センターバックの選手に求められる能力
明けましておめでとうございます。
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さて、年末年始はいかがでしたでしょうか。
私は、高校サッカー選手権大会観戦と箱根駅伝の観戦に熱くなっていました。
まず、箱根駅伝ですが、青山学院大学が新記録で初優勝という素晴らしい結果を残しました。
そして、山登りの5区に新しいヒーローが生まれましたね。
神野大地選手は、高校時代は目立たない選手だったそうですが青山学院大学陸上部の原監督が高校時代の神野選手に目をつけたそうです。
つまり、スカウトですね。
原監督が、神野選手の長所としてとらえたものは体全体を使った大きい走りと明るさだったとの事です。
本番では、大きく腕を振って軽快に走る姿で見事に区間新記録(参考)でした。
私もサッカーの指導者として、選手のどの部分を見てどのように伸ばしていったらよいのか考えさせられました。
将来の伸びしろを見抜くということは指導者にとってとても大切なことです。
さて、第93回高校サッカー選手権は、優勝候補が次々と敗れていくという大会になっています。
プレミアリーグで活躍し、今大会に出ている青森山田流通経済大柏、東福岡、京都橘のうち、ベスト4に残ったのは流通経済大柏のみです。
プリンスリーグで活躍したチームでも星稜と前橋育英がベスト4に残っています。
インターハイベスト8に残った広島皆実は破れ、星稜と前橋育英が残っています。
今度の10日に行われる準決勝は、これらの大会に出ていない日大藤沢と星稜のカード。
プレミアやインターハイで活躍した流通経済大柏と前橋育英というカード。
このカードの勝者が決勝を戦うわけですが、私は日大藤沢を大会前から注目して見ていました。
インフルエンザで3回戦まで欠場を余儀なくされた今井選手が静岡学園との試合で見事なゴールを決めました。
日大藤沢は、田場ディエゴ選手など今大会で注目される選手がいてピンクのユニフォームが輝いて見えます。
実績のある星稜と戦いが見ものですね。
一方、前橋育英は流れの中から得点する技術を持っており、流通経済大学柏といいゲームを見せてくれるでしょう。
Jリーグに内定している選手がいるチームでもやはりサッカーは試合が始まってみないと分からない。
楽しさと怖さを感じる大会です。
この高校生年代では、ドリブル主体、ショートパス主体、ロングパス主体という特色のある試合運びをするチームが多く見られます。
総合的にバランスのとれたチームが勝ち上がっているように見えますがサッカー界にとっては、この高校生年代にぜひ身につけて欲しい技術があると言われています。
それは、去年、2014年のU21、U19、U16という若い育成年代の日本代表がワールドカップ出場とアジア大会連覇が出来なかったということです。
サッカー専門誌、協会内部では次のような反省があるようです。
「足もとの技術は高まったが、ヘディングの技術が劣っている」
ドリブルやショートパス主体のチームは、どうしても練習時間の関係でヘディングの練習やセットプレーの練習が出来ないかも知れません。
年代別代表を集めた時に、手倉森氏は選手たちがあまりにもヘディングが出来ていないので特訓を行ったという話もあります。
私は小・中学生を指導していますが、発育発達の途上ということもありヘディング練習をハードに行わない環境があります。
ヘディングで競り合うという技術よりも、頭でボールをミートするという技術に重きを置いているチームが多いでしょう。
ヘディングもサッカーの本質のひとつですね。
攻撃では、クロスにヘディングで合わせるという技術は武器になります。
日本代表の岡崎選手も身長は高くありませんが、ヘディングが上手い選手のひとりです。
また、守備では相手と競り合いながらボールをはね返すというヘディングが必要になってきます。
吉田麻也選手などセンターバックの選手に求められる能力です。
フリーでボールを頭に当てるだけのヘディングではなく、コーナーキックやフリーキックに頭で合わせるという基本的な技術をもう一度おさらいしましょう。
日本の育成年代ではテーマになっているようです。
今回の高校サッカー選手権大会の試合内容を見ても、ヘディングがもう少し上手ければゴールが奪えた、または、ゴールを守れたという場面がありました。
小学生のうちは、まずボールにおでこをしっかり当てること。
中学生は、ジャンプや競り合いという動きの中でもヘディング出来ることを目標にヘディングにチャレンジして行きましょう。
小学生だから高校サッカーはまだまだ時間があると思わないで下さいね。
小学6年生なら4年後には高校1年生になっているので、中学生の3年間にしっかり練習することが必要です。
2015年が始まって7日が経過しています。
1年はあっという間に過ぎるので毎日の練習で「意識」を高く持ち、練習に励みましょう。
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