「メンタル」の強さが必要になる

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Jリーグ優勝は浦和、大阪そして鹿島?
 
何が起きるかわからないサッカーですが、今週末は今からワクワクです。
 
海外サッカーに目を向けると、毎年恒例の「バロンドール」のノミネートが発表されましたね。
 
欧州の最優秀選手候補ということで、これまでメッシやクリスティアーノロナウドが連続して受賞してきました。
 
2014年の活躍については、さらにもうひとり選出されました。
 
GKのノイヤーです。
 
今年のワールドカップではメッシと並ぶ最優秀選手と言っても過言ではない異次元の活躍を見せたノイヤーの受賞にも期待ですね。
 
ノイヤーのプレーは、サッカーに夢と希望と意外性を与えてくれていると思います。
 
ノイヤーのプレーは、単なる大きな飛び出しと受け取る方もいるようです。
 
たしかに、4バックが主流のサッカーで、5人目のバックとしてのプレーと見えるでしょう。
 
しかし、ノイヤーの後ろには誰もカバーがいないという状況での飛び出しがいかに勇気と判断力と正確な技術が必要かということもヨーロッパでは高い評価を得ている理由だと思います。
 
優秀選手を得点力以外の視点でも見ているんだよということが日本の子供たちにもわかってもらえるといいなと思います。
 
私のチームにも、ノイヤーを見て意識が変わったGKがいます。
 
きっと、全国にも多数いるのではないかと思います。
 
守備範囲が広くなり、手が使えるペナルティエリア内のボールだけでなく足で対応するペナルティエリア外のボールも積極的に対応して行く子供たち。
 
実際の試合では、飛び出してくるGKは相手チームとしても嫌だという反面、狙い所でもあります。
 
飛び出しのタイミングが悪いと、がら空きのゴールにシュートを叩き込まれてしまいます。
 
これが続くとGKもチームメイトも怖くて飛び出せません。
 
しかし、飛び出しが成功すると、俄然、自信がついて来ます。
 
バックの裏に放り込まれたボールを猛烈に飛び出して行ってボーンとクリアーするだけでは、ノイヤーのようにはなれませんね。
 
単純にクリアーするだけでなく、正確にコントロールしてピッチ全体を見つつ攻撃の起点となるパスを繰り出す。ここがポイントだと思います。
 
ノイヤーのバロンドールノミネート以前にも、小・中学生のサッカーにおけるGKのあり方についていろいろと議論されています。
 
特に小学生については、GKを固定せず、フィールドプレイヤーとしての能力や可能性も秘めていることから、複数の選手によるローテーションが好ましいのではという提言もあります。
 
逆に、GK育成プロジェクトも実施されています。
 
小・中学生にGKの専門技術を専門コーチから習得してもらおうという活動です。
 
この2つの考え方は相反しているのではなく、小学生低学年では身につけるべき基本技術をしっかり練習し、GKであってもトラップやドリブルが出来なくていいということではないという意味だと解釈しています。
 
サッカー少年は、フィールドもGKも両方経験して下さい。
 
得るものがたくさんあります。
 
GKのポジションで、ボールを足で扱う時にはとても慎重になるはずです。
 
絶対ミス出来ない。
 
そんな気持ちでボールに触れているはずです。
 
しかし、フィールドに戻るとどうでしょうか。
 
トラップミスしても、仲間がなんとかカバーしてくれるという甘えはないでしょうか。
 
私は少なからずそんな甘えがあるのではと思っています。
 
ですから、小学4年生以下の子供たちの試合では、GKはローテーションです。
 
自分をカバーしてくれる人がだれもいない状況を体験してみることで正確な技術、止める、蹴る、時には運ぶ(ドリブル)を身につけることが大切だということに気づくはずです。
 
子供たちは「必要性」があると、見る目や取り組み姿勢が変わるのでやはり経験させることだなと感じています。
 
また、GKをすることで、ピッチ内を見る「視野」が安定するので、遠くから近くまでいろいろなものが見えるようになります。
 
MFでは落ちついてピッチ全体を見ることは出来ませんので、これも貴重な経験です。
 
中盤で慌てている仲間とか、開いているスペースに気づかない様子などいろいろと見えてくるはずです。
 
自分だったらこうするのに、という考えを持つことが大切だと思います。サッカーの半分以上は「考える」ことですからね。
 
私のチームでGKをしてくれている子たちは、みんな自分からやりたいという子ばかりです。
 
入団する時にすでにキーパーグローブを持っている子もいます。
 
GKをやりたいという子の特徴は、身体能力が高く、ボールを怖がらず、反応がよいことが上げられます。
 
さらに、声が出ます。
 
GKは、セービング技術の他にこの声による「コーチング」が大変重要です。
 
声を出すってなかなか難しいものです。
 
内容がある声出しは、サッカーを知っていないと出せません。
 
また、仲間がその声に反応してくれることも必要です。信頼関係を築くことですね。
 
私がベンチから見ていると、GKのコーチングの内容が「本当にそうかな?」と思うこともありますが、それを戒めることはしません。
 
GKがその時の判断から出た言葉なので、コーチングの内容が誤っていれば自分が気づくはずです。
 
指導者に言われるよりも、もっと身にしみる経験になるということです。
 
失敗を経験することで成長すると言われますが、GKというポジションでの失敗はリスクも大きいので、やはり「メンタル」の強さが必要になると思っています。
 
技術もあって、メンタルも強い。そんなノイヤーのような選手は本当によいお手本です。
 

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