「本当に上手くなる」ことに繋がる方法

檜垣裕志 講師

世界中、両足と言っている

日本サッカー協会の方針に従えば、サッカーが上手くなるわけではありません。
なぜなら、日本は強豪国ではないですからね。

世界のトップの選手たちから正しく学べば、僕の言ってることに間違いがないことはわかるはずです。

そもそも、JFAが言ってることは、世界中で言っていることです。
世界で言っていることも、バルサで言っていることも、JFAで言っていることも、変わりありません。

しかし、それらは、そのレベルに到達している選手が基準です。

問題は、そのレベルに到達していないのに、ただ両足をやらせていることです。

そこには「良いボールの置き場所、良いボールの持ち方、良いボールコントロール」について、全く触れてないですし、誰も具体的にはわかっていないでしょう。

世界中どの文献も、昔から両足と書いてありますから。

世界初

世界中、両足と言っているが、個々がボールを持てるようになり、サッカーが上手くなることについて、具体的に書いてあるものは一切ありません。

要するに、個の本当の正しい基礎基本がないのです。
基礎基本をすっ飛ばした内容ということを理解しなければいけません。

だから、僕の言っていることは世界初ですよ(笑)
個々が上手くなることを一つ一つ積み重ね、積み上げている理論は他にはないです。

両足と言う前に、考えなければならないこと、やらなければならならないこと、出来るようにならなければならないことが、ものすごくたくさんあるのですから。

基礎基本とは、そんな簡単に理解できることではないですし、永遠に求め続けなければならないことです。
安易な利き足、両足という議論で、事足りるわけではありません。

ただ、少なくとも、両足と言う前に、利き足の方が圧倒的に大切なのは間違いありませんが。

長所ってなんだ?

よく長所を伸ばそうとか聞くけど、日本のサッカーの育成指導は、先ず長所を潰しています。

最大の長所の利き足を伸ばすことをしないで、いきなり両足、逆足なのだから、日本人のボールの持ち方はみんなカニのような身体が開いたボールの持ち方ばかりです。

日本は昔から短所を伸ばすことが美徳とされています。

テレビでは、利き足ではない足を使うと、それが絶賛される実況が非常に多いです。
そういう両足洗脳が、最大の長所の利き足を潰していることに全く気づいていません。

ボールの持ち方は悪くなり、ボールの置き場所も悪くなり、そういう指導の中で残るのは、フィジカルが強い人たちばかりです。

育成年代から、フィジカルで分かれる指導をしているのだから、小学生からJリーグまで中身は変わりません。
大人になる、プロになる、そのプロセスにおいて、プロになる人間は運動能力、運動神経に優れている中での技術となっているだけです。

結果、ボールの持ち方はレベルに大差はなく、日本人は皆、身体が開いた状態になっています。

それが証拠に、僕たちのアカデミーの選手たちと他を比較するとボールの持ち方に大きな違いがあり、個々の成長率は、比べものにならないくらいにアカデミーの方が圧倒的に高く、優れています。

これは、誰かと誰かを比較して、こっちのチームが強いとか、どこどこに輩出とか、そういう話ではありません。

例えば、100人選手がいたら100人、最大限に上手くさせることが一番重要なことだとわかっていなければなりません。
本人を最大限に伸ばすという指導内容は、僕たちのアカデミーは世界一と言ってもいいくらいです。

下手にさせる、上手くならない指導や環境があるのに、それこそ、両足指導、利き足指導で比較したら、利き足の方が圧倒的に本人は上手くなります。
(これは両足、利き足で比較という低レベルの話なのだけど、長所を伸ばさないで、長所を潰している両足洗脳と比較したら、利き足の方が圧倒的に上手くなるということ)

上手くなっていた子を下手にさせる、上手くさせられない原因に両足洗脳があるのだから、先ずはそこに気づけない時点でその指導は終わっています。
日本の悪しき習慣が、釜本さんやペレの逆足についての話が大きな美談となり、間違った情報として捉えられています。

それよりも、ペレも釜本さんも、絶対的な利き足があることに注目せねばならないです。
(こんなことは当たり前なのに)

サッカーという歴史が始まってから「利き足のポイントの技術」は絶対に間違いありません。
サッカーをやるにあたり、最大の長所は利き足という真実は揺るがないのに、その否定から入れば、成長の妨げになるのは一目瞭然ですから。

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