フルタイム出場のメリットとデメリット
こんにちは三浦です。
新年度に入って早くも2ヶ月が経過しようとしています。
今年度は昨年度に比べると同時期での試合数が多いですね。
やはり新型コロナの5類移行後の新年度という実感があります。
さて、試合数が多いため、大会によってはハーフタイムで交代せずに1試合を通して出場することもあります。
フルタイム出場によって選手にメリットとデメリットがあるなと感じています。
目次
フルタイム出場のメリットとデメリット
サッカー選手が上達するためには、実際の試合に出場することが必要です。
練習では得られない試合の流れや緊張感、瞬間的な判断力やプレッシャーへの対応力を身につけるためには、試合にフルタイムで出場することが非常に有効です。
しかし、フルタイム出場にはメリットだけでなくデメリットも存在します。
本記事では、フルタイム出場による利点と注意点について詳しく解説します。
フルタイム出場のメリット
経験の増加
試合を多く組むことで、普段はハーフタイムで交代する選手もフルタイムでプレーすることができます。
フルタイムで出場することで、試合の初めや終わりの状況を体験できます。
特に、試合開始直後の緊張感や終了間際の集中力は、フルタイム出場でしか得られない貴重な経験です。
キックオフのホイッスルと終了のホイッスルをコートの中で聴くことは得難い経験です。
持久力の向上
一試合を通してプレーすることで、選手は持久力を鍛えることができます。
長時間の運動に耐える体力が必要となり、心肺機能の向上にも繋がります。
ただしこれは、4年生以上の高学年に限定されます。
集中力の強化
試合を通して高い集中力を維持することが求められます。
特に、疲労が蓄積する後半においても集中力を保つことは、精神的な強さを養う良い機会となります。
試合感覚の向上
試合の流れやリズムをつかむ力が向上します。
交代がないことで、自分のプレーが試合全体に与える影響をより深く理解することができます。
ポジショニングと戦術理解の深化
長時間同じポジションでプレーすることで、特定のポジションにおける役割や動き方をより深く学べます。
また、チーム全体の戦術を理解し、実行する能力も向上します。
自己管理能力の向上
試合中に自分の体調や疲労を管理する能力が求められます。
適切なタイミングで水分補給を行ったり、体力をセーブするためのペース配分を考えることが必要です。
責任感の向上
フルタイム出場することで、チームの一員としての責任感が生まれます。
チームメイトからの信頼を受け、自分がチームに貢献する意識が高まります。
メリットのまとめ
これらの利点を通じて、選手は総合的なスキルや精神的な強さを身につけることができるため、フルタイム出場は少年サッカーにおいて大きなメリットがあります。
フルタイム出場によるデメリット
フルタイム出場が選手に与えるデメリットをあげてみます。
フルタイム出場による負荷
フルタイム出場により、個人やチーム全体での疲労度を感じるようになります。
フルタイムでプレーするためには体力が必要であることに気づきます。
試合中ではどのようにスタミナを管理するか、体力をどのように配分するかも学べます。
ただし、夏場の炎天下や冬場の厳冬下では無理なフル出場は避けるべきです。
疲労の蓄積
長時間プレーすることで、選手に疲労が蓄積しやすくなります。
特に成長期の子供たちは体力がまだ発展途上のため、過度な負担がかかる可能性があります。
怪我のリスクが高まる
疲労が蓄積すると、反応速度や判断力が低下し、ケガをしやすくなります。
筋肉や関節への負担が増えることで、捻挫や筋肉の炎症などのリスクも高まります。
プレーの質の低下
疲労が原因で、後半にプレーの質が低下することがあります。
パフォーマンスが低下することで、試合全体の流れに悪影響を及ぼす可能性があります。
これは選手それぞれの個人差があります。
それを知ることはフルタイム出場ならでは経験とも言えます。
まとめ
フルタイム出場は、よく管理して行うことで選手に多くのメリットをもたらします。
試合の流れや緊張感を体験し、持久力や集中力、試合感覚、ポジショニング、戦術理解、自己管理能力、責任感などを向上させることができます。
しかし、フルタイム出場には疲労の蓄積や怪我のリスクも伴います。
選手一人ひとりの体調や成長段階を考慮しながら、適切なタイミングで休息を取ることが重要です。
これらを踏まえた上で、フルタイム出場の機会を活用し、総合的なスキルと精神的な強さを養っていくことが大切です。
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