上手くなれるかどうかは大人次第

檜垣裕志 講師

育成年代の指導

先日、神戸校でサッカー指導、東京江戸川区でサッカー教室を行いました。

神戸校もどんどん変わってきていますよ。
特にユースまでやり続けている選手たちは、ものすごく変わってきています。
逆に、少年団、チーム中心だと、あきらかに下手になります。

ちなみに、僕の指導する関東、関西のアカデミーには育成年代で、いわゆる日本のトップレベルの子たちも来ています。
しかし、側から見ても、誰がその選手かはわからないです。
それだけ、アカデミーの選手たちは良い成長をしているということです。

結局、上手くさせるも、下手にさせるも、大人の責任です。

少年団のサッカー

江戸川区のサッカー教室は、少年団のチームにいる子たちの指導でしたが、今回で三回目でした。
ちょうど一年前に最初のサッカー指導を行いました。

しかし、一年経って、誰一人として上手くなっていません。
すごくないですか?サッカーをやっているのに、全く上手くなっていないんですよ。

なぜそのようなところに僕が呼ばれるのかというと、そのチームのコーチの方が僕を推してくれているからです。

そのコーチは、いわゆるお父さんコーチです。
以前、息子さんが僕のサッカー教室に参加して上手くなったことがきっかけで、一年前に声をかけていただき、サッカー教室をやることになりました。

一年経って、僕自身二回指導したのに全く上手くなっていない理由は、他のコーチたちが全く理解していない、やらせない、さらには反対する大人もいるからです。

その大人の中には、一人もプロはいません。
プロにもなれていません。
世界トップのサッカーも当然知りません。

なのに、プロ経験がある者からの話を聞かない、学ばない、プロから指導を受けたことを全くやらせないのですから、子どもたちが上手くなるわけがありません。

一年を無駄にさせているわけです。
現実は、もっと酷くて、全く上手くさせることが出来ずに、子どもの未来を奪ってもいます。

厳しいトレーニングをしろと言っているのではありません。
大人が、サッカーが上手くなるための正しい基礎基本を正しく学ぶことが大切なのです。

だから、お父さんコーチ、保護者にお願いしてきました。
一カ月、僕の言ったことをやってみてください、と。

実際は、これは何回も言っています。
しかし、実行していないのですから、そこからスタートするしかありません。

プロから言われたことを実行してほしい

僕が言ったのは、一か月、先ず「利きだけ」でやってください。それだけです。
普段も適当に両足でボールを触ることをやめさせることです。

「利き足だけ」という言葉を使わなくてはいけないくらいに、ものすごく悪く、レベルが低いからです。
ボールをまともにコントロールできない、ボールの持ち方、ボールの置き場所、最悪ですから。

正しい基礎基本を知らない大人たちから、子どもたちは教えられているのです。
僕を呼んでくれたコーチだけでは、子どもたちは上手くさせられません。

むしろ、間違ったことをやっている大人たちが多数なのですから、子どもはそっちに引っ張られてしまって当然です。

子どもの資質に大差はありません。
感覚の良い子もいます。
しかし、そういう子でさえ上手くなれない、さらには下手にさせているのですから、大人の責任は重大です。

ボランティアだから、サッカーの楽しさを教えるとか、勝つ喜びと言う人たちがいますが、それらは、大人にとって都合が良いだけです。

子どもは本来なら利き足でプレーします。
そこで、大人の都合で両足と言われ、ボールの持ち方、ボールの置き場所が最悪になります。

それを言う大人がいなくなれば、今より確実にボールの持ち方は良くなります。
(しかし、悪い癖をつけたのですから、あえて「利き足だけ」と言って、やらねばならない)

子どもたちだけでミニゲームをやらせていれば、その大人たちが関わらないだけで抜群に上手くなれます。

楽しみも勝ちも、その喜びは、大人に教えられるものではありません。
個々が個々の体験により、自然に感じることです。

大人の価値観の押し付けは必要ありません。
サッカー経験者とか、そんなものは必要ないのです。

それよりも、正しく学び、さらに学び続けることこそ、一番重要なのです。

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