U23日本代表パリ五輪出場決定!藤田選手が2アシスト

三浦直弥 講師

こんにちは、三浦です。

U23日本代表が準決勝でイラクを破り決勝に進出しました!
これで日本は上位3チーム以内が確定し、パリオリンピックの出場権を手にしました。

パリオリンピック本大会が楽しみです。

藤田選手が攻撃に大活躍

準決勝のイラク戦では、カタール戦に引き続き細谷選手がゴールを決めてくれました。

藤田選手からの縦パスを受け、見事なトラップからのターンを見せ、相手選手の意表を突くゴールでした。

さらに決勝点は荒木選手のゴールでした。
裏への飛び出しと阿吽の呼吸のスルーパスは藤田選手からのパスでした。

この日、2アシストの活躍はキャプテンの藤田譲瑠チマ選手でした。
カタール戦では堅実な守備を見せ、イラク戦では非凡な攻撃力を見せてくれました。

藤田選手は試合後のインタビューで、次のように答えていました。

「パリオリンピックの切符を手にして嬉しいです。しかし目標はアジアの頂点です。」

頼もしいキャプテンの言葉です。決勝も応援しましょう。

藤田選手の「周りを見る」能力

藤田選手は、U23代表では守備的ミッドフィールダーとしてプレーしています。
イラク戦では2ボランチのひとりとしてプレーしました。

長いパス、短いパスを使い、イラクのディフェンスを切り崩していく藤田選手のパスは、精度が高く、成功率が高いです。

藤田選手のパスの成功率を支えているのは、ボールを蹴る技術だけでなく、状況を見て素早く的確に判断する能力が高いからと言えるでしょう。

的確な状況判断に必要な「周りを見る」能力が高いと言われる藤田選手は、プレーの特徴がありました。

ボールを持っても顔が下がらないプレー

藤田選手は中盤でボールを奪ったあとに味方に渡し、リターンをもらって逆サイドにパスを出すなど、めまぐるしくプレーしています。

瞬きもできないほど目まぐるしいプレーの中でも、確実なボールコントロールと視野の確保ができる藤田選手は、ほとんど顔が下がりません。

顔が下がらないプレーは、小学生の選手たちにも真似をして欲しいと考えています。

少年サッカーでは、パスを出す時やパスを受ける時にミスをしたくないのでボールをじっと見てしまうものです。

しかし、ミスしたくないからと言ってボールばかり見ていると、奪おうとしている相手に気づかないことがあります。

特に、自分に向かってパスされたボールをじっと見続ける場面が危険です。
トラップの瞬間にボールを見ようと顔が下がりますが、ここで奪われる選手が多いです。

ボールコントロールをミスしないためにあえて顔を上げて周りを見ておくこと。
これが小学生年代のサッカーには必要な基本です。

今回のイラク戦の藤田選手のプレーを見て、顔を上げてプレーすることの重要性を再認識しました。

選手たちと練習で取り組んでいきたいです。

藤田選手のパスの特徴

イラク戦の1点目は、細谷選手への縦パスが見事でした。
細谷選手のトラップも素晴らしいものでしたが、藤田選手がフリーの状態だったので、本当によいボールを蹴ることができました。

ライナー性のボールだとパスを受けた選手はコントロールしにくいですが、ギリギリノーバウンドでトラップできるような弾道のボールでした。

藤田選手はこのような縦パスが得意で、国内でプレーしていた時もこのようなパスを繰り出していました。

フワッと浮かせてしまうと、相手ディフェンダーがコースに入る時間を与えることになります。
グラウンダーではカットされてしまうでしょう。

相手ディフェンダーの頭を超える高さで、受ける選手がコントロールできる軌道で蹴るスキルは簡単そうに見えて難しいパスです。

味方がコントロールしやすいパスとは

小学生のサッカーでも、味方がコントロールしやすいパスを出す意識が必要です。
しかし、パスを出すことで精一杯という選手はどういう意識を持てばいいでしょうか。

勘違いしてはいけないことは、味方がコントロールしやすいパスとは、スピードが弱いボールではありません。

弱いパスは相手に奪われやすく、そのパスを受けようとした味方が守備をするハメになってしまいます。

相手に奪われないスピードのパスを出す意識が必要です。

余裕があれば、味方のどちらの足にパスを出すか、という事も考えましょう。

三浦は、選手たちにパスを出す時のアドバイスとして「相手がいない方の足に出そう」と指導しています。

相手がいない方の足とは、トラップした瞬間にスペースでコントロールできるということです。
パスが強すぎたり、コースがずれてもスペースがあればリカバリーできます。

パスを受けた味方が次のプレーに移りやすいように意識することで、プレーの質が上がってくることでしょう。

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