とにかく走ってみよう!何かを感じるかも知れない

三浦直弥 講師

こんにちは、三浦です。

GWに入って、高学年のリーグ戦とともに低学年の交流大会もあり、全学年が試合に取り組んでいます。

サッカーの試合が1日に2試合もあって選手たちは嬉しそうです。

しかし、楽しみにしていたサッカーの試合にある問題がありました。

ボールを触れなくてもプレーを続けよう

サッカーの試合では、どのポジションでもボールに触れることができます。しかし、ボールに触れる回数や時間にはばらつきがあるものです。

ある試合で、ボールに触ることができなくて悔しいという選手がいました。

相手チームが強くて攻め込まれている時間が長いので、FWの選手はハーフウェイライン付近に立って孤立することがあります。

もちろん自軍エンドに戻ればボールに触れることはできるのですが、戻ってしまうと誰かがボールを奪って反撃したときにFWが不在となります。

我慢の時間なのですが、ボールがない状態で裏をとる動きを続けるとか、やることはいっぱいあります。

また、チームがサイド攻撃を続けているときに、逆サイドの選手がボールに触れなかったりします。これも我慢の時間です。

よくないことは足を止めること

ボールが近くにない状態の時にでも、ボールは移動し続けていて、相手も味方も動いています。その動きに合わせて移動することがポジショニングなのです。

ボールが近くにきたら動く、とかではなく、近くに来る場所やタイミングを予想して動くことが大事です。

攻撃の場面では、パスコースを作ることがボール無しの動きです。

守備の場面では、カバーリングのポジションに入ることがボール無しの動きです。

ボールを触る技術を試すことだけでなく、ボールがない時の動きを試すこと。

これを心がけたいです。

ボールを奪われたら走って戻る

子どもたちは攻撃が大好きです。ボールをもらうために走る選手はたくさんいます。

しかし、ボールを奪い返すために、自分のゴール前に懸命に戻る選手はどうでしょうか。

正直、辛い走りですね。

サッカーの試合では、この走って戻るという動きがとても大事です。それはゴールを守ることであり、ボールを奪い返して攻撃することが目的だからです。

プロのサッカー選手で、ボールコントロールがめちゃくちゃ上手い選手でも、ボールを奪われたら懸命に走って戻ります。

もし、戻る走りをさぽったとしたらそのチームの監督も選手も信頼しなくなるでしょう。

ボールを持った時だけ上手くても、守備の時に走らなければその時間帯はひとり少ないことになります。

誰のためでもなく、チームのために走って戻る。これを心がけたいです。

無駄な走りをたくさんしよう

攻撃の場面で長い距離を走ったのですが、ボールに触れませんでした。

ひとりの選手は、たんたんと走って戻り、次はチャンスを作ろうといいました。

もうひとりの選手は、あるいて戻り、地面を見ながら「せっかく走ったのに」と声に出しました。

サッカーでは無駄な走りが必要になる場面がたくさんあります。

攻撃では、ボールを受けようと走る選手が2人より3人いた方が相手チームは守備がしずらくなります。

しかし、3人走ってボールに触れる選手はひとりです。そのひとりがボールに触れたのは、他の2人の選手が走ったからです。

もし1人だけしか走らなかったら2人のマークがついてしまい、ボールに触ることはできないでしょう。

走ってボールに触れなかった時、味方のひとりが触ってチャンスを作っていたとすれば、それはチームのための走りでです。

無駄に見える走りがチームのために役立っています。

守備では、カバーリングの走りですね。ボールを奪おうとする選手の背後に走り込むプレーです。

これも必ずボールを奪えるとは限りませんが、カバーリングに走ることで味方が思い切った守備をすることが出来てボール奪取に成功するということはよくあることです。

考えながら走り続けることで、何かを感じとることができます。足を止めずに走ろう!

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