新年度の練習体制と取り組み方

三浦直弥 講師

三浦です。

4月から新年度に入り2週間たちました。新1年生は小学校に入学して間もないので、まだチームには入ってきていません。

3月に卒団した6年生が抜けてチームメイトの人数が少なくなり、少し寂しい感じもします。いつものグラウンドが少し広く感じますね。

来週から高学年のU12リーグ戦がはじまります。新年度の練習体制について紹介します。

高学年のチーム編成

U12リーグ参加のために、6年生と5年生でチームを作ります。少年サッカーは8人制なのでチームは8人以上必要です。

1チームは16人以下だとチーム作りがやりやすいです。16人いれば、ターンオーバーと言って、試合ごと、もしくは、前後半での総入れ替えが可能です。理想は13人前後でしょうか、まんべんなく試合に出場することができます。

三浦のチームでは、新6年生と新5年生の組み合わせは、それほどレベルの差がありません。新6年生は去年は5年生として試合に出ていましたので試合経験は豊富です。新5年生との差は試合経験の違いです。

皆さんのチームはいかがでしょうか。チームによっては同学年、つまり単一学年でチームを作っているところもあると思います。単一学年チームはメリットもありますが、下の学年が経験を積むことができないというデメリットもあります。

小学生の場合は、学年をまたがるチーム編成によって毎年安定したチーム力が維持できると考えています。

試合に連れていったメンバーは全員試合に出すのですが、スタメン以外の交代選手はハーフタイムで入れ替えることにしています。チームメンバーが16人いれば総入れ替えになります。

低学年のチーム編成

一方、低学年は4年生から2年生までとなります。4年生と2年生ではレベルの差が大きいように思いますが、4年生はついこの間まで3年生でしたし、2年生たちは1年間サッカーを練習してきた選手たちなので、メニューを工夫すればこの組み合わせでも十分練習が可能です。

人数が多いと感じる場合は、4年生と3年生半分、3年生半分と2年生という組み合わせで2グループに分けます。3年生の分け方はランダムです。保護者にもランダムで分けることを説明しています。練習日ごとに分け方を変えます。

低学年リーグ戦がなく、4年生中心のU10大会や、3年生中心のU9大会が予定されています。いずれも中心となるのは3年生なので、4年生や2年生と練習しておくとメリットがあるようです。

このようなチーム分けで練習をしています。

高学年の練習メニュー

高学年チームは、3月にシュート練習をみっちりやってきたので4月後半からのリーグ戦で練習成果を試していく予定です。

試合がない日の練習は、基本スキルのトレーニングと2対2や4対4のトレーニングになります。

基本スキルは、キック、ドリブルが中心となります。キックは10mから15mの近距離をダイレクトまたは1タッチでコントロールして、インサイド、インステップでグラウンダーのボールを蹴ります。

さらに、20m以上離れてインステップ、インフロントで浮き球を蹴る練習をします。これらキックの練習は1回の練習で30分以上かけています。

ドリブルはコーンを使ったドリルを行います。足のイン、アウトを使い、正確なタッチとステップを身に着けます。相手をつけた練習も行います。1対1のドリブル練習は毎回の練習で欠かさず行います。

低学年の練習メニュー

低学年もキック、ドリブルの基本スキルの練習が主軸になります。高学年と同じようなトレーニングを行いますが、低学年ではボールコントロール、つまり、トラップの練習に時間を割いています。

低学年の選手たちはミニゲームが大好きなので、ミニゲームをたくさんさせます。ミニゲームでパスやドリブルスキルが自然と身についていきます。

しかし、パスやドリブルのために必要なスキルであるトラップは独立した練習が必要です。ゲームの中だけでは上達しません。

コーチや仲間が蹴ったボールや手で放ったボールを足、太もも、胸、頭などでコントロールする練習を行います。1回の練習で30分以上行います。

できれば自主練習でもやって欲しいので、保護者にも練習方法を紹介しています。

新年度はこのようなチーム分けと練習メニューでスタートしました。

 

 

 

 

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