少年サッカーとロングシュート

三浦直弥 講師

三浦です。

チーム力を上げるためにシュート練習に取り組んでいます。
ペナルティエリアまたはゴールエリア内からのシュートが確率が高いとわかっていても、ロングシュートやミドルシュートを打ってみたいという気持ちがあるようです。

三浦はミドルシュートやロングシュートを制限していません。
チャンスを見て自分のキック力と相談してどんどんチャレンジして欲しいと考えています。

ここでは少年サッカーとロングシュートについて考えてみます。

ロングシュートの距離

ロングシュートとはどの程度の距離以上を指すのか選手たちに聞いてみました。
すると、ハーフウェイラインを超えたあたりからペナルティエリアの手前という感覚を持っているようです。

大人のサッカーではコートが大きいこともあって、ミドルシュート、ロングシュートという分類があります。
ミドルシュートはゴールから約20〜30m離れたペナルティエリアの外から打つシュートを指します。

ロングシュートは、ミドルシュートよりもさらにゴールから離れた位置から打つシュートです。

少年サッカーのコートは縦方向が68mで、ハーフウェイラインからゴールラインまで34mなのでハーフウェイラインを超えたあたりからのシュートは大人で言えばミドルシュートですが、少年サッカーではロングシュートでしょう。

ロングシュートの目的

大人のサッカーの場合は、ロングシュートは、ディフェンダーがラインを低くしているときなどに有効で、ディフェンスラインを手前へ引っ張り出す効果もあります。

少年サッカーの場合は引いて守るという場面が少なく、ディフェンスラインを引き出すためにロングシュートを打つということはないでしょう。

キックオフ直後のシュートがたまに決まることがありますが、相手チームやGKの意表を突くことがロングシュートの目的のようです。

中盤の選手がハーフウェイラインを超えたあたりからロングシュートを放ち、フォワードがセカンドボールを拾ってシュートを打つという攻撃はとても有効です。

長身のFWがいるチームや1対1に強いチームは、相手ゴール前に争点を作ることで有利に戦うことができるでしょう。

小学3年生の大会で、ロングシュートを武器にして勝ち上がっていくチームを見たことがあります。
ロングボールを蹴ることができる選手にボールを集めて、ひたすらロングシュートを打っていました。

低学年の場合はGKの技術も未熟なことからロングシュートが決まりやすいですが、ロングシュートに頼り切ってしまうと、それぞれの年代で身につけるべきスキルが身につかない可能性があるので、注意が必要です。

相手DFからの目線

ミドルシュートを打たれる側に立ってみましょう。
フィールドプレーヤーとGKに分けて考えてみます。

相手DFにとってミドルシュートは2つの目線があります。

ひとつは、相手にスペースを与えてことでゴールに向かってシュートする余裕を与えてしまったということです。

「しまった!まさかここから狙わないだろう」
「きっと入らないだろう」
「リバウンドを拾われなければいいが・・・」

いろいろなことを考えますが、次にできることは戻ることしかありません。

もうひとつは、自分の後ろがGKしかいないというDFからの目線です。

ロングシュートを打たれた瞬間に、GKから「任せろ、OK」などという声があればよいですが、声がない場合はGKはOKの状態ではない可能性があります。

「自分が弾き返すのか、GKが対応するのか?」どう見ても自分や他のFPが対応するボールだと判断できる場合であれば、自ら「OK」の声を出してGKにアピールする必要があります。

自分が対応できると判断した場合は、セカンドボールを相手に拾われないように、なるべく高い打点でなるべく遠くへ弾き返すだけです。

DFにとっては、正面からのロングシュートが対応できるかどうか、GKとのコミュニケーションが必要になります。

GKからの目線

サイドからゴールめがけて飛んでるボールはGKにとって判断が難しいです。
ゴールに入りそうな軌道なのか、明らかにゴールの枠外に行く軌道なのか。こればかりは経験が必要です。

経験によって空間認知能力を高めることが可能です。
ゴールへ入りそうな軌道の場合、GKは素早く次の判断をしなければなりません。
ボールをキャッチできるのか、キャッチできないのか、キャッチが難しいとすれば、ペナルティエリアの外へはじき出すことができるのか。

ボールの軌道を判断すると同時に自分の力量の判断も必要です。
キャッチングやセービングのスキルは自分が一番よくわかっているはずです。

キャッチは難しいけどはじき出すことはできる、でもキャッチにトライするべきかどうか。迷いも生じますね。

ゴール前5mからのシュートに対しては迷っている暇はありませんが、滞空時間の長いボールには迷うこともあります。

サイドからのミドルシュートを相手チームから捉えるとこのような印象があるものです。

ロングシュートを有効に使う

ロングシュートを身につけることで試合の勝敗を左右する武器になりますが、小学生がバランスよくスキルアップしていくためにはひとつのプレーに頼らないよう注意が必要です。

ロングシュートはシュートのバリエーションのひとつです。
ショートパスやサイドアタックで相手ゴール前に近づいて得点を決めることと合わせて、相手の意表を突くロングシュートを放つことができる選手を育成していきたいです。

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