上手くなるための考え方

檜垣裕志 講師

出来ないではなく、やらないだけ

上手くなる子と上手くならない子との差とは、単純に意識の差です。それは、大人のせいです。

子どもはどんどん変われるし、ものすごく上手くなれるのだけど、そこには関わる大人の考えや意識で制限をかけられてしまいます。

上手くならない考え方は、出来ないとか、合わないとか、諦める理由を探し、逃げ道を常に見つけようとします。
要するに、楽をしたいだけです。

子どもに任せたり判断させると、楽で簡単なことを選びます。
大人でもそうですが、人間はそう簡単に自分を律し、自分に厳しく過ごすことは出来ません。

例えば、練習メニューを選ばせると、誰もきついトレーニングを選びません。
試合をやりたいのではなく、楽で楽しいことをしたいだけ。
だから、上手くならないし、下手にもなります。

プロだってそうですよ(笑)楽で楽しいことをしたいです。
でも、それを選んだら生きていけない世界だから頑張るのです。頑張るしかないのです。

楽なことが楽しいと思う人間になるのか、自分の努力や成長から充実した楽しさを感じられる人間になるのか…
たかがサッカー、されどサッカー…そこには「学び」があります。

何事も繋がっていますからね。

メッシやネイマールみたいになりたいのであれば…

メッシやネイマール、ドリブラーと称して、ドリブル、フェイント、技などの類いが蔓延しています。
勝手に解説し、ステップがどうとか、あーだこーだと言っていますが、どれも真理がありません。

そんなにメッシやネイマールのようになりたければ、最低限、彼らのようなコントロール技術がないといけません。
ボールコントロール、ボールタッチを感じ、学んで、求めてこそ、やっと繋がるのです。

プロから学ぶとはそういうことです。

形を真似るのではない

見たままのただの形に囚われるから、最も重要なことがわからなくなります。

形しか見えていないと、形を真似して、形から直そうとしてしまうからです。
真似するのは大事とはいっても、本質やプロセスを感じ、そこから真似をするのと、ただ形のみを真似するのとでは、似て非なるものであり、別物です。

ほとんどの人はその違いに気づくことが出来ていないため、プロとアマチュアに分かれていることに気づけないのです。
要するに、上手くなれる人と上手くなれない人の差はそこにあります。
上手くなれるからプロにも繋がり、逆に真似事ばかりだからそのレベルで留まってしまう。

例えば、ドリブルやリフティング、キックでもパスでも、その形に目が行き、その形しか真似してない人たちが多いですから、そこを利用したものばかりです。
指導する側も、本質のボールタッチ、ボールコントロールを見極められないことを利用して形の解説をしているだけに過ぎません。

技術向上は、正しいボールコントロールトレーニングがあってこそです。
そこには、正しい考え方、正しい意識の指導がなくてはなりません。

それがあるからこそ、本人が意識し、考え、感じることが出来て、気づきがあり、自分自身が上手くなれるのです。

 

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