【新作】なぜ、ボールを上手く蹴れる選手と、そうでない選手に分かれるのか?【サッカー】
リアルスタイルさんから新しいDVDが発売されました。
“親子で学ぶ!まったく新しいボールの蹴り方”
タイトルからしてインパクトがありますが、このDVDは文字通り
ボールの蹴り方を教えてくれるDVDです。
蹴り方を教えてくれるのは「鈴木陽二郎コーチ」です。
以前から活動については知っていたので、今回のDVDをとても楽しみにしていました。
技術が確かでキックフォームがキレイ。
トークも面白くて、スクール生を笑わせることも得意のようです。
鈴木コーチの「蹴り方理論」で、ぜひキックが得意になってください。
今日から数回にわたり、このDVD(僕は「蹴り方DVD」と呼んでいます)についてレビューします。
DVDを手にしたのが1ヶ月前ですが、チームの子どもたちを相手に、実際に指導してみた経験を交えてレポートします。
目次
■ボールを上手く蹴れる選手とそうでない選手に分かれるのか?
第1回目のレポートです。
僕は20年近く少年サッカー指導に関わって来ました。
指導時間の多くは、サッカーを始めたばかりの子どもたちへの「ボールの蹴り方」だったように思います。
小学1年生にキックを教えることは根比べでした。
新米のコーチは根比べに負けて音を上げていましたね。
小学1年生に限らず、どの学年でもサッカーが始めてという子が入ってきます。
ボールの蹴り方から指導しますが、不思議な事にキックの上達が早い子と遅い子がいます。
教え方は同じなのですが、正確に強いボールを蹴れる子とそうでない子に別れます。
いわゆる運動神経が良い子とそうでない子という分類ではないように思います。
なぜボールを蹴れないのか?
「蹴り方DVD」の鈴木コーチの話を聞いて、この疑問が少しずつ解決していきました。
■ボールを蹴る時に意識すること
ボールを蹴れない子は、ボールが目標に向かって飛ばないのでボールを蹴る前の目標は「ボール」です。
ボールを蹴れる子は、ボールを誰にどんな軌道でどれくらいのスピードで渡せばいいか、という目標があります。
鈴木コーチの蹴り方理論では
「目標をしっかり見る」
「ボールが目標になってはいけない」
というものがあります。
ボールが蹴れない子と蹴れる子の大きな違いはここにあります。
蹴れない子は、仲間(パートナー)にボールを渡すという意識が低いです。
とにかくボールが前に進むこと、飛ぶこと。行き先はボールに聞いて!
という雰囲気ですね。
蹴れる子は、パートーナーが受けやすいボールや左右のどちらの足に渡すかということまで考えてキックしています。
目標を見る、しっかり見ることの大切さがよくわかりますね。
■間違った教え方をしているかも知れない!
うちのチームでは、キック初心者に対して
「足首を固定する」
「グラグラしているとボールが飛ばない」
「軸足をしっかり踏み込んで膝を少し曲げる」
と教えていました。
鈴木コーチに言わせると、これはすべてバツです。
サッカー経験者や指導経験者は
「足首の固定は絶対に必要だろう」
「キックは軸足が命だ。軸足より大事なものがあるのか」
という声が聞こえて来そうです。
僕も数週間前までは同じ意見でした。
しかし、鈴木コーチの言葉を全部信じて練習すると、間違った教え方をしていた事に気づきました。
「僕の20年間を返してくれ!」と言いたい気持ちです。
■子供たちのキックがよくなっていくので信用せざるを得ない!
蹴り方DVDで鈴木コーチが詳しく説明している内容をチームの子供たちに教えていくと
「なるほど、そういう意味か」
ボールを蹴ってもどうしても目標をそれてしまう子供たちが、ある一言だけで、目標を捉えることが出来るようになる様子を見て
「凄いぞ!鈴木コーチの蹴り方理論!」と思いました。
例えば、ボールを注視するのではなく、ボールを蹴って渡す相手(パートナー)を見ること、そして、そのパートナーに向かって蹴り足を振ること。
たったこれだけの事で、キックしたボールが相手に向かって行きました。
これまでの僕らだったら
「軸足が曲がっている」
「インサイドの面の角度が悪い」
と、テクニックばかり指導していました。
鈴木コーチの理論はテクニックではありません。
姿勢とか視線とか意識とか、そのような部分を指導するだけでキックが上達するので、本当にビックリです。
指導歴20年近い僕がビックリしましたが、ベテランコーチほどビックリするのではないかなと思います。
ウチのチームではここ数週間、キックの練習が楽しくなりキックばかり練習するようになってしまいました。
ぜひ、あなたのチームでも鈴木コーチのノウハウを取り入れてくださいね!
次回の号外メルマガも楽しみにしてくださいね。
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