上手くなるためには、自分のためにやらなきゃいけない

檜垣裕志 講師

ボールコントロールは当たり前

例えば、リフティング100回、これさえもやらないチームやスクールばかりです。
ちなみに僕の高校サッカー時代でも、リフティングトレーニングは全くやらなかったです(笑)
だから、ものすごく下手でした。

それでもサッカーはできます。下手でもサッカーはできます。
それは、ただサッカーをやってるだけです。

日本全国、そんな育成ばかりですよ。体育の延長のようなサッカーです。
フィジカル、運動能力が高い子たちの集まりが強いチームになるだけです。

なぜなら、その方が指導者は楽だからです。言いなりにさせやすいのです。
運動神経、運動能力が高い子は、大人の言うことへの反応も良いですからね。

しかし、そんなサッカーでは個は上手くなりません。
何百人という生徒がいても、競争させられているだけで、それは育成ではありません。

リフティングトレーニングは皆無、または少ししかやらないところは、絶対に技術は伸びません。
だって、ボールをコントロールする技術がないのですから。
運動能力でボールを扱ってる子たちばかりだから、優劣がハッキリするのです。

そもそも指導者たちが、サッカーの技術を知らないのが一番の問題です。
ちゃんと練習、トレーニングをやりましょう。

そのレベルしか見えてないから

小中高、大学、社会人、Jリーグ…プロであってもそのレベル内のサッカーをやっているだけです。

要するに、そのレベルの中であーだこーだをやってサッカーをやっているのであり、個々が上手くなり成長し、さらに高いレベルに行くことではありません。
個のレベルが上がり、次の高いレベルに行くのはそれぞれの勝手というわけです。

プロになる者はプロになり、プロでもさらに高いレベルに行く者も本人次第です。
そのレベルのサッカーの中には、そのレベルのサッカーしかありません。

みんな言ってること、やってることはそのレベルのサッカーの話であり、個々がレベルアップすることではありません。

ポジションがどうとか、動きがどうとか、攻めのときはこうする、守りではこうするなどなど、そのレベル内でのチームのサッカーをやることしかなく、個々がどのようにレベルアップするかは全くありません。

本来なら、個々のレベルアップこそチームのレベルアップに一番繋がるのですが、もともと個のレベルアップのことなどありませんから、下から上まで似たようなサッカーをやって、よりフィジカル強度に優れた者が勝ち残るようなチームになるのです。
みんなもっと上手くなれるのにと、いつも思ってしまいます。

自分が上手くなることに目向ける

結局は、自分自身が上手くなることに目を向けられなければ上手くなりません。

他人と比較したり、誰かとプレーしてからの結果だったり、どこかに受かったり、チームが勝ったり、それらはすべて相手ありきです。
自分自身が自分と向き合っての評価とは違います。

例えば、そういう結果の中で、自分のトレーニングレベルは上がりましたか?

ボールコントロールレベルは上がりましたか?

目の前のボールと正しく向き合わずに、他者との中での結果ばかりを求めていても、自分は変わらず、または下手になることもあります。

先ずは、自分が上手くなっているかどうかです。
それこそ利き足の技術がちゃんと答えを出してくれています。

自分の技術の質、精度、感覚、上がっていますか?

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