相手をよく見てボールコントロールしよう
三浦です。
冬場のトレーニングは、体力をつけるフィジカルトレーニングと平行して、オンシーズンにはじっくり取り組めないボールコントロールのトレーニングを集中して行っています。
目次
ボールコントロールの目的
ボールコントロールのトレーニングの目的は、ボールを思い通りにコントロールする事ですが、思い通りにコントロールするとはどういう事でしょうか。
パスを受けて次のプレーがしやすい場所にコントロールすることや、パスを出しやすい場所にコントロールすることが思い浮かびます。
思い通りにコントロールすることとは
ボールを思い通りにコントロールするための練習はいくつかあります。
自主練習など、ひとりで行う練習ではイメージしながら行うことになりますが、イメージする内容は、奪いに来る相手がどこにいるのか、それをかわすためのスペースはどこにあるのか、具体的なイメージが必要です。
チーム練習で4対4のスモールゲームを行っている時に思い通りにコントロールする事を意識しようとコーチングした場合、選手たちは何を見て判断するでしょうか。
基本的には、ゴール、相手、味方そしてスペースですね。
つまり、思い通りにコントロールする事とは、ボールコントロールスキルだけでなく、どこへコントロールするか?という判断力が必要になります。
ボールコントロールと体の向き
ボールコントロールに必要なものは、ボールコントロールスキル以外に、周りを見ることですが、その前に自分自身の体の向きにも注目してみましょう。
ボールを受けた時に、ゴール方向を向いている場合のコントロールと、ゴールを背にしたコントロールでは全く違います。
ボールを受ける前に、体の向きを作っておくことをどれだけ意識できるか。
ボール無しの動きですが、とても大事なことです。
できるだけ相手ゴールに体の正面を向けてボールを受けることが望ましいです。
自分の背後に出たボールでも、後ろ向きでボールを受けるのではなく、バックステップをして相手ゴール方向に体の正面を向けてボールをコントロールできるとグッドです。
それが出来ない場合は、後ろ向きのままいったんボールを下げるプレーがリスクが少ないです。
ボールを置く場所の判断
パスを受けたりルーズボールをマイボールにした瞬間に、どこにボールを置けばいいのか。
原則的には、ボールを失わないことが優先されるので、奪いに来る相手を見て判断することが必要です。
ここでのボールタッチは一発で決めること。
何度もタッチしていると次第に顔が下がります。
すると、相手に寄せられていても気づかず、ボールに足を出されたり、体を入れられたりします。
相手の位置を確認したら、相手に奪われない場所に一発でコントロールすることです。
ファーストタッチで決める
サッカーではボールのファーストタッチで相手の逆をとり、局面の展開を有利に進めることができます。
何度も触らないこと、1回のタッチで決めること、そのタッチが相手の予測の逆を突くことが効果的です。
ウェッジコントロール
ボールにタッチした瞬間に足もとにコントロールできれば、ドリブルでもパスでも思い通りにプレーできます。
ただし、相手が近づいている場合は、足もとにコントロールすることが正解とは言えません。
コントロールの瞬間に相手から離れることで、次のプレーが成功しやすくなります。
そのためには、クッションコントロールで足もとにそっと置くよりは、ウェッジコントロールで、体から大きく離しつつ、自分がコントロール出来る範囲に置くことが有効です。
浮き玉のコントロール
小学生のサッカーでは、浮き球のコントロールスキルの優劣で試合の状況がガラッと変わります。
浮き球は出来るだけバウンドさせないことが原則です。地面にピタッと落ち着ける場合でも、なるべくスペースがある場所で行うようにします。
浮き球のコントロールで有効な方法は、インサイドでコントロールする体勢から、アウトサイドで逆方向に弾く方法です。
インサイドでのフェイクとも言えますが、本気でインサイドでコントロールする動きから、ボールタッチの瞬間にキャンセルしてアウトに切り替えるという動きが自然で、相手がひっかかりやすいです。
相手をよく見てコントロールしましょう。
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