☆サッカー選手として上手くなるために
1.サッカーが上手くなることが難しい国
日本とブラジルの大きな違いは、日本には自然にサッカーを見る機会がないということ。
ブラジルでは、当たり前のようにトップレベルの試合を自然に見ることができます。
だから、子どもたちはミニゲームをやっていても、何をやっていても、頭の中にはサッカーの試合があります。
しかし、日本では「サッカーの試合」を正しく見れている子はほとんどいません。
SNSの切り抜きを見て、その技を真似ても、所詮小手先だけです。
そういうことを教える大人たちもたくさんいます。
サッカーマニアの大人たちが、大人のイメージのサッカーを子どもにやらせているだけで、大人中心のサッカーを子どもたち、選手たちがやっているだけです。
子どもたちは、ボール一個、ゴール二個、一つのフィールドで、ゴールするため・させないために考え、イメージし、判断できる頭がありません。
「サッカー脳」なんて言葉があること自体、おかしなことです。
きちんと正しく一つ一つ教えていくのが育成です。
日本でサッカーが上手くなるって、本当に難しいですよ。
2.右足を使っているのか、左足を使っているのかわかっていない
両足でボールを触っている子のすべては、大人によって両足を使えという指示によってです。
人間は本来なら自然に利き側を使うようにできています。
サッカーでは、ボールを蹴る、ボールを触るときには最初は必ず利き足を使います。
それを日本では必ず、両足でボールを触らせます。
日本全国そればかりですよ。見てみてください。
なぜなら「ボールを持てる技術」を知らないからです。
ボールがあちこちに動くので両足でボールを触らせたほうがラクと考えているのです。
それでは「ボールを持てる技術」には繋がりません。
先ずボールの持ち方が悪くなります。
さらに、ボールの置き場所も悪いです。
それでもサッカーはできますよ。そう、それぞれの体力で。ほとんどが、ただのフィジカルサッカーです。
サッカーが上手くなり、ボールを持てる、ボールを取られない、自分の技術で判断できる、オフェンスもディフェンスも良くなるというサッカーではありません。
実際に、僕の指導しているアカデミーでは、アカデミー以外で週末にサッカーをやってきた子たちは全員下手になって戻ってきますから。
それだけ意識もしない、考えもしない、間違った中でサッカーをやれば、下手になるということです。
もちろん、アカデミーの子たちも「利き足だけ」という捉え方をして、利き足に慣れてしまってはそれ以上は上手くならないので、こちらは細かい部分までしっかりと見極めて指導しています。
僕自身、いろんなところ行って指導をしたり、いろんな子どもたちの指導をしますが、両足指導を受けて、両足でボールを触っている子はみんな無意識で両足でボールを触っています。
「利き足でボールを触って」と言っても必ず両足でボールを触りますから(笑)
適当に両足でボールを触ってる方が何も考えない、何も意識しないからラクなんです。
そうなるとボールの持ち方は悪くなるし、ボールを持てる技術、ボールを取られない技術には繋がることはありません。
本気で利き足を意識して、やってみてください。
正しい技術が見えてきますよ。
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