【少年サッカー】作戦ボードは情報伝達ツールとしてチームで活用しよう
三浦です。
皆さんのチームでは作戦ボードを使用していますか。
少年サッカーには作戦ボードは不要という意見もありますが、三浦のチームでは、少年サッカーが11人制だった頃から使用しています。
11人制サッカーでは作戦ボードがないとポジションの説明が大変でしたが、8人制に移行してからは、人数が少なくなったにもかかわらず説明が大変です。
作戦ボードの利用方法について解説します。
作戦ボード不要論
作戦ボードを使うことで子供たちの自由な発想を奪ってしまうのではないかとか、作戦ボードを使わずにゲームをすることで、伸び伸びとサッカーができるのではないか、という意見も確かにあります。
おそらくその発想は、大人の試合における作戦ボードの使われ方を小学生のサッカーに当てはめることは子供の自由な判断を奪ってしまうという考え方だと思います。
作戦ボードを用いて、動きのルールを選手どうしが確認するということは、選手の判断よりチームの取り決めを優先するように思えます。
三浦のチームをはじめ、多くの少年サッカーチームではそのような本格的な使用方法ではなく、これから述べるような意味合いで利用しているのではないでしょうか。
試合前にポジションの確認をする
少年サッカーの8人制のポジションはいろいろありますが、基本的に縦に3列、横に3列が多いでしょう。
後ろから、ゴールキーパー、バック、ミッド、フォワードという3列に並びます。
それぞれの列にセンターがいる場合は、左右の選手がサイド(右、左)になります。
3-3-1システムの場合は、3バックがセンター、右サイド、左サイドになります。3ミッドが、センター、右サイド、左サイドです。トップはひとりですね。
2-3-2の場合は、右バック、左バック、右トップ、左トップになります。
2-4-1の場合は、右バック、左バック、ボランチ、右ミッド、左ミッド、トップ下、トップになります。
これをスタメンから交代メンバーまで、誰がどこのポジションに入るのか、口で説明しただけではわかりません。
誰がどこをやる。このために作戦ボードを使うことで充分かなと思います。
名前を書いたマグネットシートを使う
作戦ボードを購入すると丸いマグネットがついてきます。赤や青で対戦相手と区別できるよう2セットついてきます。
三浦の場合は、ポジション説明の場合は、この丸いマグネットは使いません。カットできるマグネットシートに選手の名前を書いたものを用います。
ボードには、試合会場に来た選手全員の名前をマグネットシートにして貼り付けておきます。
スタメンを発表する時には、口頭で呼ぶと同時にボードでポジションを説明します。
交代選手も、どのポジションに交代で入るか事前に説明します。
保護者に見えるようにしておく
作戦ボードは保護者にも見えるようにしておきます。誰がスタメンで誰が交代なのかわかった方が便利です。
ベンチメンバーはビブス着用となるので、ビブスやドリンクなど、保護者やサポートスタッフがボードを見ながら準備できます。
保護者及びテント用と本来の作戦用と2枚ボードがあると便利ですね。チーム用はA1サイズの大きいもの、コーチ用はA3サイズを使用しています。
マーカーペンで書くこと
選手のネームシートが並んだホワイトボードの余白には、マーカーペンを使って次のようなことを書きます。
・今日のテーマ
・対戦相手
・キックオフの時間
・昼食の時間
・撤収の時間
■今日のテーマ
テーマは必要です。前回の試合での問題が「切り替えが遅い」というものだったら、切り替えを早くすることをテーマにします。
ただし「切り替えを早くする」だけでは漠然としています。もう少し具体的に書きます。
攻撃から守備への切り替えを早くしたいのであれば、奪われた瞬間にボールを持った相手に誰かがアタックし、その他の選手はカバーに回ります。
アタックする選手は「オッケー!」の声でアピールする
というような、誰が見てもわかる動きをテーマにするとよいでしょう。
大きなテーマでなく、小さなテーマを確実にこなすことで理解が深まると思います。
時間管理
試合時間・昼食の時間・撤収の時間
これらについてもボードに書き出して、選手とコーチと保護者が共有します。
試合の前のアップを始める時間、昼食の準備の時間、荷物やユニフォームなどの片付け開始の時間など、自分のことは自分でするため、時間の管理は大切です。
選手たちは会場やテント内の時計を見ながら、今は何をする時間なのかを判断することができます。
競技サッカーではこれがとても大事です。タイムテーブルを詳しく作ってもよいのですが、節目の時刻がわかるだけでも充分です。
まとめ
ホワイトボード1枚あれば、これだけ活用できます。掲示板として使いこなすだけでもチーム活動が円滑になります。
特に時間管理用に使うことで、次の行動を指示したり聞かれたりすることも少なくなります。
選手の自主性を育てるためにもぜひ活用してみてください。
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