☆技術を正しく考える

檜垣裕志 講師

★ヨーロッパ遠征から考える①

先日、日本代表のヨーロッパ遠征がありました。
日本対ドイツ、トルコ…

ボールの持ち方、ボールの置き場所という観点から見ると、ヨーロッパと日本、かなり似ています。

しかし、その中でもトップの選手になると、必ず「利き足のポイントの技術」があります。
結局は両足だろうと、利き足だろうと、そこには「ボールコントロール技術の質と精度」は絶対に必要なのです。

例えば、日本とサウジアラビアの試合を見ると、サウジアラビアの方がボールの持ち方がよく見えるけど(利き足の割合が高い)、しかし、日本の方が勝つことがあります。
それは、個々の比較だとボールコントロールの技術の質と精度プラスフィジカルの部分が重要になるからです。

指導者はボールコントロールについて正しく理解できてないと、個を上手くさせることはできません。
そもそも、ボールを持てる技術、ボールを取らない技術について、正しい理解があるから技術指導ができるのです。

★ヨーロッパ遠征から考える②

日本対トルコの試合の日本の三点目は、トルコの選手がボールを奪われるという一番やってはいけないミスが原因です。

子どものミスも、プロ選手のミスも、技術の質や精度の違いを除けば、ボールの置き場所、ボールの持ち方に必ず原因があります。
特に、日本の三点目のきっかけとなったトルコの選手のボールの持ち方、ボールの運び方は、アカデミーでは常日頃からずっと注意し、指導していることです。

ボールの持ち方の悪い部分が顕著に現れました。
利き足側にボールを運ぶということが全く出来ていませんでした。人間の身体の作りや使い方の癖は、みんな同じなのですから。

そういう部分まで見極められないと、本当の個の指導はできないのです。
サッカーの正しい基礎基本、技術の質、精度、フィジカル、判断力などを正しく把握できているかということが非常に重要です。
個を上手くさせるとは、そういうことですから。

★それは技術なのか?フィジカルなのか?

フィジカルでボールはコントロールできます。
スポーツはフィジカルが強いことは間違いなく大きなアドバンテージです。

運動神経、運動能力でボールを自分のものにしてプレーしている選手はたくさんいます。
というより、みんな自分の運動能力でボールをコントロールしているのです。

そこに、正しい技術があるのかないのかということになります。
ほとんどは、正しい技術を理解してないから、運動神経、運動能力のボールコントロールになっていることが非常に多いです。

★中途半端なテクニックはフィジカルに負ける。

技術的には負けてないとか、あいつよりボールテクニックはあるとか、リフティングなら負けない、一対一のドリブルは勝てるのに、とか、全部間違っています。
そんな考え方では、レギュラーにもなれないし、競争にも敗れてしまいます。

技術とは、試合で自分自身がボールを持てる、ボールを取られない。
そのボールコントロール技術があった上で、良い判断につなげられることです。

それは、誰かとの比較ではありません。
自分自身の技術の成長を目指した中で、「ボールを持てる、ボールを取られない、良い判断ができる」ということなのです。

だからこそ、自分の技術について、客観的に、正しく見れないといけません。
当然、指導者はその見極めができていなければ絶対にダメです。

サッカーは、ボールテクニックの競争ではないのですから。

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