☆正しい考え、正しい意識があってこそ、本当に上手くなれる

★利き足は間違いではないが

人間本来は、利き足からボールを触り、利き足でボールを蹴り、利き足中心でサッカーをやります。

しかし、日本では必ず両足、逆足と周りから必ず言われる。それを言われた通りやると確実にボールの持ち方は悪くなります。
だから、利き足中心でやること、やり続けることの方がボールの持ち方は良くなります。

でも、このままでは上手くなりません。
なぜなら、悪いものの比較をしたら良いだけだからです。

利き足中心でやっている人たちがそれ以上上手くなれない理由の一つに、良いボールの持ち方、良いボールの置き場所、良いボールコントロールの意味がわかっていないということがあります。

★正しい考え方が重要

上手くなるには、練習も努力もするのは当たり前です。
しかし、そこには正しい考え方がない限り、上手くはなりません。
練習していても上手くならないのは、考え方に問題があるからです。

例えば、利き足という考え方と両足という考え方であれば、成長率は利き足の方が高いです。
ということは、利き足という考え方と両足という考え方があれば、同じ努力であれば、利き足の方が上手くなれるということです。

しかし、利き足という考え方と、利き足という中に、良いボールの持ち方、良いボールの置き場所、良いボールコントロールの考え方があると、そこには、後者の方が圧倒的に上手くなれます。
考え方は非常に重要です。

★正しい意識を持たない限りは本当には上手くならない

僕がいくら正しい考え方を話しても、聞いているだけでは意味がありません。それをどのように実行するかが最も重要です。
そして、そこには正しい意識が必要です。
盲目的に利き足でやっていてもダメですし、正しい考え方を聞いても、実行しなければ良くならないですし、実行する前には正しい意識が必要ですから。

先ず、指導する大人には、正しい考え方は絶対に必要です。
指導する大人にそれがないと、必ずおかしな方向に行きます。

例えば、利き足という言葉しか理解していないのと、利き足という言葉の中身、本質を理解しているのとでは雲泥の差があり、さらには全く違う方向に進むことになりますから、本当に気をつけねばなりません。

★正しい意識の前の考え方

先ず、サッカーが上手くなる最大のポイントは「ボールを持てる」ようになるということです。
そのために「良いボールの持ち方、良いボールの置き場所、良いボールコントロール」が絶対に必要なのです。

良いボールの持ち方になるには「利き足の前にボールを置く」、そして、「利き足側にボールを運ぶ」があります。

それが正しくできるようになるためには「良いボールコントロール」は絶対に必要なのです。

★正しい意識を持つ

ここからが最も重要な意識についてです。
頭でなんとなくわかっていても、プレーし始めたら、練習し始めたら、そこに意識がなければ上手くなれません。

先ず、良いボールの置き場所につながるように「利き足の前にボールを置く」を普段から意識してやってください。
そして、良いボールの持ち方になるように「利き足の前にボールを置く、利き足側にボールを運ぶ」を常に意識してプレーしてください。

その上記二つを正しく実行できるには、良いボールコントロール技術しかないので、日々のボールコントロールトレーニングは絶対に欠かせません。
利き足のボールコントロール技術の質や精度を上げるからこそ、正しい考え方、正しい意識に繋がるのです。