【なでしこジャパンに学ぶ】ボールを持ってからシュートを打つまでの動きに注目
三浦です。
FIFA女子ワールドカップ オーストラリア&ニュージーランド 2023の1次リーグが進んでいます。
7月22日、ザンビア に5-0というスコアで大勝したなでしこジャパンは、7月26日にコスタリカと戦いました。
ザンビア戦のスタメンから5人を入れ替えるという大胆なスタメンでしたが安定した試合運びをみせ、2-0で勝ちました。
1次リーグで2連勝し、スペインがザンビアに勝ったため、決勝トーナメント出場を決めたなでしこジャパン!
なでしこジャパンの技術と戦術に世界中が注目しています。
7月31日のスペイン戦も勝ってグループ1位で決勝トーナメントに進んで欲しいですね。
目次
シュートまでの動きに注目しよう
三浦はチームの選手たちに、なでしこジャパンのプレーを見て手本となるプレーを学ぼうと言っています。
ザンビア戦ではクロスボールやサイド攻撃をお手本にしようと伝えました。
コスタリカ戦でもお手本となるプレーがたくさんありましたが、やはり猶本選手と藤野選手のゴールシーンは印象に残ります。
ボールを持ってからシュートを打つまでの動きに注目し、選手に学んで欲しいと思いました。
ペナルティエリア付近での落ちついたプレー
1点目を決めた猶本光選手、そして2点目を決めた藤野あおば選手のゴールはそれぞれなでしこジャパンらしい素晴らしいゴールでした。
ワールドカップですから、ボールを持てば激しいプレッシャーを受けます。相手ディフェンダーによってシュートコースが限定され、シュートを打つ瞬間にブロックされることも多いです。
なでしこジャパンの選手たちに共通することは、ゴール前でシュートとパスの選択肢を持ちながらプレーしていることです。
ボールを奪われないようにコントロールしながらも顔をあげて状況確認し、自分の判断でプレーを選択している様子がよくわかります。
冷静なプレー、落ち着いたプレーに見えますが、周りを見て判断することが習慣化し、体に染み付いているように見えます。
少年サッカーではよい習慣を身につけることでよい選手に育つと言われています。
ぜひ、なでしこジャパンからよい習慣を学び、ひとつひとつ身につけていきましょう。
猶本選手のシュートから学ぶ
猶本選手はドリブルからのシュートは、ボールを持ってからしっかり顔をあげてシュートもある、パスもあるという雰囲気を作りつつ、しっかり相手を引きつけました。
自分のドリブルに対応する選手の様子を確認しつつ放たれた左足からのシュートは見事にゴールに突き刺さりました。
これまで何度もワールドカップ出場のチャンスがありましたが、29歳になってやっと出場出来て、2戦目にして初ゴールを決めた猶本選手。
しっかりした技術を持ち、チームの落ち着きを作り、優れた戦術眼を持つ選手です。この大会でのキーとなる選手と言えそうです。
藤野選手のシュートから学ぶ
そして2点目は19歳の藤野あおば選手のゴールでした。
右サイドでボールを持ち、パス交換してからペナルティエリアの中を見て、パスもある、シュートもあるという雰囲気を作り、ゴールポストとGKの間にシュートを突き刺しました。
2022カタールワールドカップ1次リーグ1戦目の日本対ドイツ戦の2点目となる浅野選手のシュートを思い出させるゴールでした。
藤野選手のプレーの素晴らしさは、ペナルティエリア、相手ゴール前での落ち着いたプレーです。
ボールコントロール、ドリブル、パスを受ける動きのいずれにも無駄がなく、安心して見ていられます。
経験だけで落ち着いたプレーができるようになるのか
藤野選手はまだ19歳です。男女ともにワールドカップの初出場で初得点は藤野選手が初めてだそうです。
19歳と言えば、小学6年生が12歳ですからわずか6年後の姿ということになります。
高度なスキルや相手ゴール前でも慌てないマインドは、場数を踏んだだけでは身につくものではありません。
やはり小学生や中学生時代に周りを見て判断するという基本を身につけて、プレッシャーのかかるような場面であっても周りを見てよい判断をするということを繰り返してきた結果だと思います。
慌てないようにしようという感情や感覚だけでは足りません。落ち着いたプレー、よい判断をするためには何が必要なのかを考えてプレーすることです。
顔を上げること、素早い状況判断からよいプレーを選択することが基本です。
三浦はチームの選手たちに「顔を上げることが一番大切な基本である」ことを伝えたいと思っています。
まとめ
今回のなでしこジャパンのメンバーはどの選手も技術が高く、大舞台でもその技術を発揮できるメンタリティも兼ね備えています。
2011年ドイツワールドカップで優勝したなでしこジャパンは、その後、追われる立場になり低迷する時代が続きました。バロンドールを受賞した澤選手のなごりを完全に振り切って生まれた今回のチームですが、やはり澤選手が残したものを感じます。
それは、大会に飲まれないこと、相手をリスペクトしすぎないこと、最後まで諦めないことかなと思いますが、やはり「チームワーク」を尊重することが澤選手が残してくれた最も大きなものと言えるかも知れません。
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