【少年サッカー】1対1の攻撃について(1/3)
三浦です。
少年サッカーは、8人制で行われています。
つまり、人数で言えば、8人対8人です。
フィールドプレーヤーは7人ですが、最近の少年サッカーの流れでは、GKも最終ラインのひとりとして加わることが多くなってきています。
つまり、ピッチの中は8対8です。
少年サッカーは低学年の1、2年生でも試合が行われますが、これも8人制で行われることが多いです。
U12リーグももちろん8人制ですね。
今回は、試合のための練習方法として、試合の最小単位である「1対1」に絞って解説します。
8人制サッカーの目的のひとつは1対1の強化
少年サッカーは、2011年から8人制になりましたが、それ以前は11人制でコートサイズも今より大きいものでした。
当時のJFAが少年サッカーの強化を目的として、試合数を増やすことやスキルアップのために、海外ではすでに多く取り入れられている少人数サッカーを導入しました。
人数を少なくすることにより、1対1の場面が増え、1対1の攻防のスキルアップを図ることができるというものです。
また、コートサイズが小さくなることでゴールとゴールの間が近くなるため、シュートシーンが増え、シュートスキルやGKスキル、守備のスキルがアップするというものです。
現代の少年サッカーにおける1対1
三浦は、11人制の時代から8人制の時代へのシフトを経験していますが、シュートシーンが増えたこと、選手が絶え間なく動き続けるようになったことを実感しています。
さらに、人数が少ないことで、1対1でのマッチアップが確実に増えました。
11人制の時代は、1対1になりそうな場面でも、人数が多いためか、サポートやカバーがすぐに駆けつけることが出来て、2対1,2対2の場面が多かったです。
8人制でも、サポートやカバーが行われますが、11人制に比べるとその判断スピードの早さが求められ、サポートやカバーも瞬間的に行われているという感想です。
サポートやカバーを必要としない、1対1の強さが求められている。と言えるのではないでしょうか。
1対1の攻撃で気をつけたいこと
ボールを持った状態で1対1に挑む練習を多く行うことで、試合中に1対1の状況になった場合でも自信を持って対応することができます。
8人制サッカーでは、1対1で相手を抜くことで相手チームの守備の人数が減り、決定的なチャンスを作ることができます。
しかし、やみくもに目の前の選手を抜けばいいというものではありません。
少年サッカーでも、チャレンジ&カバーが普及していますので、目の前の相手を抜いた後にカバーリングの選手が待っています。
相手を抜いた瞬間は相手の背後にボールを大きく持ち出すことが多いのですが、そのボールをカットされてしまう場面をよく見ます。
ナイストライと言いたいですが、目の前の相手とその背後の様子を見ることができれば、抜く以外の選択肢や、抜く方向の判断が出来たかもしれません。
縦方向への突破のドリブルでは、スペースを見て判断することが大切です。
仕掛けることで相手の守備が動く
相手の背後にカバーリングの選手がいる場合でも、強引に仕掛けることでチャンスを作ることが出来ます。
ボールを持っている選手に相手チームの選手が2人対応するということは、攻撃側の選手のマークがひとり外れていることになります。
マークが外れているだけでなく、カバーリングしている相手選手が動いたことでスペースが生まれています。
このスペースをオフザボールの選手が使うことで、チャンスを作る事ができます。
ボールを持って仕掛けている選手は、この状況に気づかない可能性があります。
具体的には、オフザボールの選手はボールを持っている味方の様子を確認します。
次に、相手チームのカバーリングの選手が反応して動き、そこにスペースが出来たら味方からのパスを要求しましょう。
ボールを持った味方は突破してよし、パスしてよしの状況を作ることができます。
相手を抜くプレーを見せつける
このようなパスは相手チームにとっても嫌なものです。
しかし、このパスを成功させるためには、ボールを持った選手が本気で抜きにかかる姿勢を見せなければなりません。
実際に、カバーリングがない場面で1、2度相手を抜くという実績を作ることで、相手チームの守備が変わってきます。
中盤でボールを持ったら相手選手にしかけて、相手を抜くことにトライしてみましょう。
そのプレーが、ゴール近くのエリアでのチャンスにつながることになります。
まとめ
今回は、攻撃の1対1での仕掛けについて解説しました。
少年サッカーでは、個人スキルがチーム力アップにつながることを実感するとコンビネーションプレーや視野の広がりなど、サッカー選手として備えたい能力がアップします。
次回は、1対1の攻撃で使える実践テクニックについて解説します。
ビーレジェンドプロテイン「スポーツ&ウェルネス」の 詳細はこちら