☆サッカーが上手くなるために必要な技術の三大ポイント⑧
★ボールを持てるようになるために①
なぜ、「良いボールの持ち方、良いボールの置き場所、良いボールコントロール」が大切なのか、その根幹には「ボールを持てるようになるため」があるからです。
本来、「ボールを持てる」ということを正しく理解できていることが一番重要なのです。
その考え方、意識が正しければ、すべてにつながるのですが、日本のサッカー環境には、それはありません。
だからこそ、正しく指導できなくてはならないのです。
わかりやすい例として、世界トップのプロの紅白戦を想像してみてください。
自分がそこに入って、堂々とプレーできますか?
根拠のない自信ではなく、客観的な自分の技術を考えてみてください。
彼らと変わらないボールコントロール技術は最低限必要なのです。
そう考えたら、目の前のボールが答えを出してくれているのです。
もっと、技術を上げなくては、とね。
ボールを持てるようになるために。
★日本にはない
「ボールを持てるようになるため」ということが、日本には根幹としてはありません。
だから、ドリブルの技、リフティングのためのリフティング、形だけ、切り取り、トラップ、キック、すべてがバラバラです。
動き方、戦術、ポジション…ボールを持てるようになることは全くやっていません。
要するに、サッカーの基礎基本が全くできていないのです。
または、できているように思っているだけです。
大人の言いなりのサッカーをやらされて、やれていると勘違いをさせられているだけです。
だから、蹴りやすいところにボールを置くとか、次のプレーのためにボールを置くとか、だったら先ずファーストタッチで利き足の前にボールを置くためにやってみてください。
それができないのに、試合の中で次のプレーのためにボールを置くとか、ファーストタッチの後のボールの置き場所は蹴るためにボールを置くとか、できるわけがないでしょう。
だから、ボールを持てないし、ボールを失うのです。
★技術は落ちる
今、自分のサッカーアカデミーで指導をしていますが、アカデミーの休み明けには、子どもたちは必ず下手になっています。
彼らはアカデミーだけでサッカーをやっているわけではありません。
アカデミーとは全く別のチームやスクールに行っているわけです。(または自分の練習)
だから、アカデミーが休みであっても、サッカーはやっているのです。
でも、アカデミーの休み明けは必ず下手になって戻ってきます。
ボールコントロールの技術は確実に落ちています。
そして、サッカーの当たり前の基礎基本が全くできなくなります。
なぜか?
他のチームの練習でも、スクールの練習でも、自分が上手くなるための自分の練習がないからです。
そして、自分の練習を(正しく)やらないからです。
試合をやれば上手くなる、試合をやらなければ上手くならないという大人たち、誰も世界トップのプロ選手経験はないでしょう。
彼らの技術を見ればわかります。それが間違いだということが。
自分のための自分の技術を上げるためのことをやらずに、上手くなどならないし、やらなければ下手になるのは当たり前です。
相手と戦う前に、自分に負けているのですから。
★ミニゲームが下手
サッカーの試合、大会、遠征、かなりサッカーをやっているのにミニゲームをやらせたら、下手な子ばかりです。
なぜか?大人の言いなりのサッカーをやらされているだけだから。
それこそ、酷い洗脳です。
『マイボールはゴールするため、相手ボールはゴールさせないため、自分自身は「ボールを持てる技術」は絶対に必要だから、ボールコントロールレベルを上げなければならない、そのために正しいトレーニングをする』
それを正しく理解してサッカーに取り組んでいますか?
ミニゲームを見れば、わかります。
先ず、間違ったことに洗脳されている子たちは必ず、何も考えずにサイドに開きます。
ミニゲームなのに、同じ場所に張り付いています。
そして、ボールをコントロールができていません。
ミニゲームが下手では、サッカーは上手くなりません。
逆に、ミニゲームが上手いことは、サッカーが上手くなることに必ずつながります。
★ボールを持てるようになるために②
とにかく、「ボールを持てる」ということの重要性をどれだけ理解できるかです。
サッカーをやっていて、自分と同程度(フィジカル)の中であれば、ごまかすことはいくらでもできます。
しかし、もっと上手くなりたい、夢があるのであれば、それ以上の中で「ボールを持てる技術」は絶対に必要です。
その理解、考え方、努力がない限りは、本物にはつながりません。
一番は、考え方、考える力です。
ボールを持てるようになるという考え方からつながっているのですから。
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