☆サッカーが上手くなるために必要な技術の三大ポイント⑥
★上手くなるサッカーと、そうならないサッカーは存在する
「良いボールの持ち方、良いボールの置き場所、良いボールコントロール」
これらの意味がわかっていないと、本人を最大限に上手くさせることはできません。
指導、トレーニングを間違うと、先ず、良いボールの持ち方にはなりません。
指導やトレーニングを間違ってもサッカーはできます。
今、日本全国で行われているサッカーは、そういうサッカーですから。
いや、世界で行われているサッカーもそうです。
どんな指導を受けても、どんなトレーニングをしていても、それがどんなに間違っていたとしても、誰だってサッカーはできるということです。
ただし、上手くなるサッカーと上手くならない、下手になるサッカーは存在しているということです。
ブラジルと日本、これだけでも違います。
ボールの持ち方、全く違うでしょ?
★将来が全く違うものになる①
先ず、良いボールの持ち方を知らない人は、持論と主観によって、両足でボールを触らせて、両足でボールをコントロールさせようとします。
そこには、良いボールの持ち方も、良いボールの置き場所も、良いボールコントロールも全くないのに。
僕が指導した子の中で、本人自身がサッカー選手として日本一になった子がいます。
他には、Jリーグ下部組織の中でエースの子もいます。
彼らは、僕の指導を受けなくても、その程度にはなっていたでしょう。
しかし、そこには「良いボールの持ち方、良いボールの置き場所、良いボールコントロール」といった指導は皆無ですから、彼らを最大限に上手くはさせられないということです。
結果として一番重要なことは上手くなり続けているかということですから。
★将来が全く違うものになる②
彼ら自身が今、真逆の指導を受けていますから大変だと思います。
先ず、逆足をもっと使えと言われていますからね。
逆足を使えば、「もっと良いプレーができる」と言われているわけです。
それは、大人にとっての都合の良いプレーです。
その大人たちは「良いボールの持ち方、良いボールの置き場所、良いボールコントロール」を知らないのですから。
今、結果を出すために逆足を使えと言っているだけです。
例えば、ボールの持ち方が悪く、ボールを置けずに、ボールコントロールレベルがまだまだの中で、逆足側にボールが行ってしまって、早く結果を出すために逆足を使わせる…こういうことばかりですよ。
その場限りの結果しか見えてないのです。
子どももわかっていませんから(感じてはいるけど、大人に従うしかない)、勝利という結果が優先させられたら、それが正しいと勘違いしてしまいますからね。
大人も子どもも一番重要なプロセスが見えていないのですから。
それでは、将来につながりません。
★将来が全く違うものになる③
日本は、スタートを間違わせる指導ばかりです。
それは小さい頃からとにかく両足、逆足をやらせて、ボールの持ち方を悪くさせているということです。
現在、Jリーグ下部組織のエースとして活躍している子を最初に指導したとき、彼は幼稚園児でした。
その子は、すでにサッカーをかなり習っていて、初めて見たとき、僕は彼の利き足がわかりませんでした。
それだけ、彼は両足を上手く使っていたからです。
その年代で「上手く両足を使える」(ただ両足を使うのとは違う)というのは、能力が高いということです。
だいたい能力が高い子は、なんでも吸収できます。そう、悪いものでも吸収します。
そして、彼らは結果を出します。なぜなら、他の子より能力が高いからです。
しかし、それは本人の能力を最大限に伸ばすことではありません。
サッカー選手としての将来を考えたとき、そこには良いボールの持ち方、良いボールの置き場所、良いボールコントロールはないからです。
そのJリーグ下部組織のエースの子の最初の指導では、利き足ではない逆足を使ってやらせてしまいました。
二回目の指導のときに違和感を持ったので、保護者の方と話しをして、利き足が明確になりました。
保護者の方も、最初にサッカーをはじめるにあたり、その指導者に任せて、両足ばかりでやらされてきたので、利き足がわからなかったのです。
どこかでサッカーを習うと必ず両足でやらされますからね。
そうなると、先ず、ボールの持ち方がめちゃくちゃになります。
先日もそうなのですが、幼稚園でサッカーを習っている年長さんが体験に来たときに、あまりに両足でボールを触っていて利き足がよくわかりませんでした。
途中で気づき、利き足がわかったので、どんどん良くなりました。
しかし、そのまんまのやり方で両足でやっていては、全く違う将来になり、良いボールの持ち方、良いボールの置き場所、良いボールコントロールにはならないです。
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