【ジュニア世代】伸ばすためには 「子供の気持ち」を【知る】ことが大切です。

スキルアップ ポジション 練習法 講師

チームに新しいメンバーが増えてフレッシュな雰囲気になりました。

新メンバーとは1年生から3年生たちです。

さっそくミニゲームを行いましたがとても楽しそうです。

見ているお母さんたちもウズウズしているようなので

お母さんチームを作って親子サッカーも行いました。

「子供に、シュート外すな!って言ってるけど、なかなか入らないものですね」

あるお母さんは、シュートの難しさを知って子供の気持ちがよく分かったと
息を切らせながら話してくれました。

ジュニアサッカーで、子供を伸ばしていくためには子供の気持ちを知ることが大切です。

親子サッカーもそのためのイベントのひとつ。ただ、先週末は気温が高すぎましたけどね。

■ボールに集まってしまう子供たちの気持ちを知る

親子サッカーでお母さんたちが気づいたことは、シュートが入らないことだけではありませんでした。

普段、子供たちに「ボールに集まりすぎ、かたまるな!」と言っているけれど
自分たちがプレーしてみるといつの間にか集まっていた。と反省していました。

パスが正確に蹴れない、トラップで弾いてしまう。このような事を繰り返していると、
自然に子供たちはボールに集まってきます。

それはお母さんたちも一緒でした。これもよい経験です。

■コートを広く使う意味

お母さんたちに「コートを広く使いましょう」と指示を出しました。
なんとなく、前後左右に散らばるお母さんたち。

でも、ボールが動き始めると攻撃側も守備側もボールに集まってしまいます。

ここでコートを広く使う意味について考えてもらいました。

コートを広く使うことは、ボールを扱う時のスペースが大きくなることです。
さらに、相手選手の間隔も広くなるのでパスコースも広がります。

この2つのメリットがありますよと説明しながらプレーしてもらいました。

するとあるお母さんは

「ボールばかり見ちゃって全然だめです。広くつかえないです。動き方がわかりません!」

と話してくれました。

そうです、理屈を知っている大人でさえボールに夢中になってしまうので
小学生の子供たちがボールに夢中になることは、ある意味当然なんですね。

ボールに触りたい、ボールに近づきたいけれど、相手ゴールに向かってボールを運ぶためには、スペースでボールを受けることが出来る場所に移動し続けること。

ボールに触りたいという気持ちに状況を判断する気持ちが勝たないとコートは広く使えないということですね。

■高学年が行う「狭いスペースでのパス回し」に驚くお母さんたち

低学年チームのお母さんたちに高学年の練習を見学してもらいました。

将来の子供たちの姿をイメージして欲しかったからです。
将来と言っても2年後、3年後ですけどね。

5,6年生たちはその日、狭いスペースでワンタッチ、ツータッチでパスを回す練習をしていました。

お母さんたちは

「上手ですね!うちの子もあんなこと出来るようになるの?」

と驚いていましたが、今まで指導してきて出来るようにならない子はいなかったので「必ずなりますよ、練習すれば」と答えました。

あるお母さんが質問してきました。

「でも、試合中にあんな狭いところでパス回しとかしませんよね」

すかさず私は

「いい質問です!よく気づきました」

と答えました。最近のお母さんはよくサッカーを知っています。

選手たちは、10m四方のグリッドで5対2や6対3のポゼッションをやっていたのですが、狭いところで行う意味は2つあります。

ひとつは、ダイレクトパスのスキルを向上させることです。
インサイドやアウトサイドを使って正確にボールを蹴れるようになることです。

正確にパスを出すためのステップワークのトレーニングにもなります。

さらに、ワンタッチでパスを回すためにはボールだけを見ていてはダメです。回りをよく見る必要があります。

ボールが来る方向とパスを出す方向は瞬時に判断しなればなりません。

狭いスペースですけれど、回りを見るという練習になります。

これをお母さんに説明しました。

「チビっ子たちがコートを広く使う練習と高学年の狭いスペースでボールを回す練習の目的は実は一緒だったりするんですよね。それほどジュニアサッカーでは回りを見るということが大切なんです!」

とボール扱いだけでなく、回り見ることの大切さを伝えました。

見ることの大切さを学んだお母さんたちが、次の試合の応援ではどのような声が出てくるのか楽しみにしています。

ゴールデンウイークに入りますね。三浦のチームも連休返上で大会参加ですが、シーズン始めのテーマはやはり「まわりをよく見る、見て判断する」ということです。

ゴールデンウイーク中に10ゲームほど経験するようになるので、「見ること」が少しでも習慣化するように指導して行きたいと思っています。

天候には十分注意して、体調を整えて有意義なGWにしてくださいね。

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