☆ボールコントロールの正しい考え方①

スキルアップ 檜垣裕志 講師

★ボールコントロールが出来ていなくても

ボールコントロールが出来なくても、サッカーは出来ます。

僕の最初のサッカーは、小学生のときの体育の授業でした。

当時、僕の地元では、サッカーをやっている子は一人もおらず、みんな体育の授業でサッカーをはじめました。

生徒の中で、ボールをコントロールできる子は一人もいません。

広いグランドで、ただサッカーをやるという本当につまらないものでした。

当時、野球をやっていた僕は、スポーツの中でサッカーが一番嫌いになりました(笑)

サッカーは、誰でもできます。

でも、こんなサッカーはつまらないです。

★つまらない原因は?

僕の初めて楽しいと思えたスポーツは、体育の授業のドッジボールでした。

当時の僕は、スポーツ自体が嫌いでしたが、ドッジボールからスポーツの楽しさを知りました。

そして、ドッジボールから当時の人気スポーツの野球へと移行したのです。

ドッジボール、野球、本当に楽しかったです。

何が楽しいかというと、自分がボールをコントロールできる、自分でボールを持てるからです。

それに比べてサッカーは、当時は誰もボールをコントロールできないので、蹴ってばかり、パワーがある子がすごいと言われるだけ(笑)

足でボールをコントロールなんてめちゃくちゃ難しいし、だからみんな蹴ってばかり、誰もボールをコントロール出来ない、そう、ボールを持てないのです。

だから、僕はサッカーが嫌いになりました(笑)

★ボールを持てるから

楽しみ方は人それぞれですが、基本的には自分と同等かそれ以下のレベルの中であれば、サッカーは大いに楽しめます。

なぜなら、自分が活躍できるから。

なぜなら、そのレベルだとボールを持てるから。

しかし、レベルが上がったら、どうなるか?

ボールを持てない、ボールは取られてばかり…あげくには、ボールも触らせてもらえない。

なぜなら、そのレベルでボールを持てる技術がない、ボールをコントロールできる力がないからです。

★ボールコントロールの間違ったとらえ方

ボールコントロールの間違ったとらえ方をしている人たちは、ボールコントロールの正しい意味を知りません。

例えば、自分と誰かを比較したとき、自分の方がボールコントロールが良いと思っています。

しかし、試合での自分はボールを取られてばかり、自分よりボールコントロールが下手だと思っていた相手が活躍したりすることがよくあります。

それは、自分のボールコントロールへの考え方が間違っていることと、自分が思っているよりボールコントロールができていないのです。

例えば、よくありがちなリフティングの比較で千回リフティングができるのに、百回すらリフティングもできない相手の方が活躍して、その相手にもボールを取られていたりなんて、よくあることです。

それって、サッカーへの考え方、ボールコントロールの考え方が間違っているのです。

「技術はあるけど」とか、「ボールコントロールは日本人の方が上手い」とか、それは違います。

★リフティングは、サッカーの技術ではない

「リフティングはサッカーの技術ではない」と言うと、リフティングとサッカーには関係ないと思われますが、要するに考え方です。

リフティングはサッカーと関係あると言っている人たちも、実は正しい考え方ではなかったりします。

根本に、サッカーの技術について、正しい考え方があるかどうかです。

その部分が正しくわかっていないと、リフティングはリフティングのためになったり、リフティングは関係ないとなったりするのです。

根本的な考え方に、少しでもズレがあると「サッカー選手として上手くなる」ことにも、ズレができて、やがてつながらなくなります。

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