☆サッカーが上手くなるとは?(1)

檜垣裕志 講師

★サッカーが上手くなることを知らない日本人

サッカーをやっていて、上手くなりたいと思わない人はいないでしょう。

でも、上手くなるっていったいなんでしょう?

ほとんどの人は、サッカーが上手くなることをわかっていないという現実があります。

それは、上手くなりたいという言葉だけで、漠然と考えていたり、一部分のドリブルだったり、シュートだったり、リフティングなど、その形しかイメージ出来ていないからです。

サッカーが上手くなりたいということを具体的に明確に正しく考えられないと、サッカーが上手くなることはありません。

★上手くなりたいって何?

上手くなりたいと漠然と思っていても、上手くなることはありません。

ほとんどの人は、それなりのレベルでそれなりのサッカーをやって楽しんでいるのが現状です。

しかし、そのような中であっても、上手くなりたいという思いはあり、上手くなれる方法はないかを探しているはずです。

そして、ネット検索をすれば、あらゆる情報が溢れていて、そこには、間違った上手くなる方法がほとんどです。

それは、サッカーが上手くなるということを正しく知らないことが問題で、そこにはサッカーの正しい基礎基本が全くありません。

だから、ドリブルがどうとか、リフティングが上手くなるにはとか、ポジションがどうとか、一部分の切り取りでごまかす指導ばかりです。

それでは、サッカー選手として本人は絶対に上手くならないです。

★サッカーが上手くなることを全くわかっていない

サッカーが上手くなるとはどういうことでしょう?

ほとんどの人の間違いは、サッカーが上手くなることについて、サッカー全体を正しくとらえないで、一部分や表面上だけで物事をとらえているから、サッカーが上手くならないのです。

例えば、ドリブル、フェイント、それらをテクニックと言って、小手先の表面上の一部分だけをとらえてしまっていると、それはサッカーが上手くなることではありません。

そのドリブルやフェイントが試合で上手く出来たとしても、それはどのような状況で、チームのプラスのために行われたのでしょうか?

サッカーを知らない人たちは、その一部分だけを見て、上手いとか言うのは間違った思考です。

だから、サッカーが上手くならないのであって、勝手に自分都合の独りよがりのドリブルやフェイントになっていることを知りません。

そういうスクール、チーム、指導、全国には、ものすごくたくさんありますよ。

★上手くなることをごまかす人たち

そういうドリブルやフェイント、ジンガとか、言葉でごまかす指導のほかに、チームプレーとか、戦術やサッカー脳という言葉に置き換えて、本人のサッカーが全く上手くならないことをやっている人たちがたくさんいます。

それらは、その指導者の勝手な価値観でサッカーを押し付けているだけで、本人は一向に上手くなどなりません。

(その中でだけ、上手くなったと勘違いさせられているだけ)

何しろ、その大人たちが自分の都合で子どもや選手を扱っているだけですから。

★具体的にサッカーが上手くなるってなんだ?①

では、具体的にサッカーが上手くなるってどういうことなのでしょうか?

単純に、サッカーとは、ゴールが二つ、ボール一個、味方、敵にわかれて、味方のボールになれば、ゴールするため、相手ボールになれば、ゴールさせないために勝負する競技スポーツです。

こんな当たり前なこと、誰でもわかっていると言うかもしれませんが、すぐにこの答えが出ますか?

そして、それを実行できていますか?

日本の子どもたちのほとんどが、この当たり前を出来ていません。

なぜなら、大人たちが自分勝手なサッカー観を子どもたちに押し付けやらせているだけですから。

この時点で、サッカーは上手くならなくて、間違った大人たちに間違ったことを洗脳されているだけです。

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