【サッカー】技術がなくても、ポジショニングを知れば、上達する理由とは?
森保ジャパンの監督デビュー戦を白星でスタートし
森保監督の笑顔を見ることができました。
森保監督はご存知のようにサンフレッチェ広島を率いてJ1三連覇を果たした監督です。
三浦は指導者として森保監督の手腕を評価していますし
五輪代表を素晴らしいチームに育ててくれると信じています。
その成長過程もしっかり観察し学んでいきたいなと思います。
三浦が森保一という選手を始めて知ったのはその昔
1992年のオフトジャパンに初招集された時でした。
ラモスや三浦カズなどのスーパースターにまじり
無名の森保はボランチとしてチームに無くてはならない存在となりました。
当時はボランチという言葉ではなく守備的ハーフだったのですが
外国人監督は森保のプレーを見て「日本にボランチがいた!」と
評価し、ボランチという言葉が広まったそうです。
そこまででも素晴らしいストーリーですが
サンフレッチェ広島の指導者に就任してからも
手腕を発揮して、選手として指導者として素晴らしい成果をあげています。
五輪代表監督はおろかA代表という呼声も高かったのですが
タイミングとしては2020年五輪監督という栄誉です。
現役時代の森保選手は「考えて動く、走ることを惜しまない」
というキャッチフレーズ通りのプレーを見せていました。
そのサッカー思想は指導者となっても貫いています。
■ポジショニングについて考えよう
三浦は森保ジャパンの「ポジショニング」について注目しています。
ボールを持っていない時、守備の時、どこへ動くどう動く。
これは8人制の少年サッカーでもとても大切なプレーになります。
前回のメルマガでもお伝えしましたが
「攻守の切り替え」
を素早く行うことはとても大切です。
では、どこに動けばよいのか。
小学生の選手たちに「言葉」で説明を求めてもなかなか求める答えは帰ってきませんね。
先日、チームの練習試合がありましたが選手たちには言葉ではなく「プレー」で答えてくれと伝えました。
■スペースに動くこと
攻撃、守備双方に言えることですが、サッカーでは
スペースに動くことが基本になります。
これは言葉で言うと簡単ですが、その理由まで
言える選手は少ないと思います。
森保ジャパンの森保監督は「深さと幅」という言葉を
使うことがあるそうです。
それは、トップの選手は相手ゴールに近く「深さ」を
作り、サイドの選手はタッチライン沿いを走って
幅を作るというものです。
攻撃の際に深さと幅を意識すると、中にはスペースが
たくさん出来ます。
スペースが広ければ広いほど、ボールは通りやすく
守備がしにくくなります。
■スペースを使わせないこと
逆に、守備の基本は、相手が広く展開出来ないように
エリアを絞り込むことです。
人と人の間をスペースと言ったり、門やギャップと
言うように、ポジショニングはサッカーの重要な
キーワードと言えます。
相手チームのパスを広いスペースではなく狭い方向に
追い込むことで、奪い取るチャンスが増えます。
小学生のサッカーではなかなかそこまで意識して
守備をしている選手は少ないかも知れませんが
強いチームは出来ています。
ワンサイドカットを2人で出来るようになることが
よい守備の基本ですね。
■タイミングよく走る、走り続けること
攻守の切り替え、スペースの奪い合いに共通することは
足を止めずに、タイミングよく走り続けることです。
サッカーは走るスポーツと言われますが、体力が
無尽蔵にあるわけではないので、考えて走ることが必要になります。
無駄に多く走り過ぎて疲労してしまうことは
ある意味、考えていないプレーと言えるかも知れません。
攻撃でも、守備でも「見て、判断して、予測する」ことで
走る質をあげながら、疲労を最小限に出来るようになるはずです。
楽をしろという話ではありません。逆に、よいプレーを
続けようと思うと、走る距離やスピードも多くなることでしょう。
■チームとして個人としての「レベルを上げる」
ある選手が、止まってボールを受ける癖がついていたら
攻撃のレベルは下がります。
ある選手が、ボールを持っている相手にプレッシャーを
きついプレッシャーをかけられなければ守備のレベルは下がります。
動きながら、走りながらボールを受けることや
ボールが動いているうちに相手のプレッシャーをかけ続けることが
ひとりひとり当たり前に出来るようになってチームとしての力になります。
GKを除けば、フィールドには7人しかいません。
ポジショニングがよくて、走れるチームは8人にも9人にも見えることでしょう。
ポジショニングという言葉を「自分で考えた、自分がいるべき場所」
と言い換えると、行きたい場所がいくつも見つかるでしょう。
その場所の中から優先順位をつけていくことが「判断力」です。
見て、考えて、判断すること。
時には判断ミスをすることもあるでしょう。
ミスという経験で、同じミスを繰り返さなくなります。
ミスを恐れず頑張りましょう!
今回はポジショニングや走るということについてお伝えしました。
次回は「ファーストタッチ」についてお伝えしようと思います。
お楽しみに!
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