目的地に進む時は、自然にそうなってる事が多い。

スキルアップ 鈴木陽二郎 講師

YJRです

ジョギングやランニングは、自分の体重の数倍(特に膝は5倍以上と言われています)の負担がかかると言われています。
そのかかる重さを、着地時に関節(足首、膝、腰)を過剰に曲げて筋力でうけとめていると、すぐに疲れてしまいます。
加えて、怪我なども増えてしまいます。

想像するだけでも、関節(特に着地時に)を曲げたら走りづらく(動きづらく)なりそうですよね?

そして、動きづらいに加えて、関節を曲げて走ることで、地面反力を上手くもらえなくなります。
地面反力とは、地面に加えた力の反作用です。

ですので、ジョギングやランニングでは足首、膝、腰などを過剰に曲げることなく、正しい姿勢で着地時に受け止めることにより、
地面反力をうまく推進力に変えて効率良くしていくこと、そして怪我の予防としても重要として指導するそうです。

フットボールも、ジョギングやラニングと同じように目的地に向かうものとして捉えています。
ですので、フットボールも目的地への移動の延長で動いていくことが、ジョギングやランニングに近づき効率よく動ける、プレーできるようになると考えています。

■着地時の脚の形は非常に似ている

↑の動画は、ウサイン・ボルト、エリウド・キプチョゲです。
どちらも世界記録保持者のスーパーな選手です!注目して頂きたいのは、着地時です。

100mでも、フルマラソンでも、同じような形で、膝が伸びています。(自然と立っているような膝の角度)
そして、自分の体の真下に着地しているのがわかります。

これらが、所謂怪我が少なく、反力をもらいやすい流れです。
その他、とんでもないトレーニングをしているからこその記録であるのは間違いありませんが、
トップ選手が起こしている現象は取り入れてもいいとは思います。


↑スーパースターのメッシのスーパープレー動画です。

こちらも、着地時に注目です。
ボールを触らないといけないので、ボールに触れる瞬間はボールの高さに足があります(膝が曲がっている)
しかし、着地時にはウサイン・ボルト、エリウド・キプチョゲと同様の膝の角度になっていませんか?


↑のクリスティアーノ・ロナウドの方がわかりやすいかもしれませんね!

■膝の角度は移り変わる

我々一般人も、何も考えずに歩いたり、走っている時は、ウサイン・ボルトやエリウド・キプチョゲのような自然な膝の角度と自分の真下でで着地しています。
(足が遅い方は、足を上げたときのまま膝の角度で着地していたり、自分の体の前で着地している事が多いです)
いい感じで曲がっているしいい感じで伸びています。自然と反力を実は貰っています。
私がドリブルやキックで「立つ」という事とつながりがあります。

実験で少しその辺を歩いてみてください(笑)
もう、意識してしまってるので上手く歩けないと思いますが(笑)

人間観察でもいいですね。
街行く人を見たり、学校で友達を見たり、家で親や兄弟を見るのもいいですね。
移動が目的である方は、自然な膝の角度になっているかと思います。

しかし、特に日本人は、サッカーになるとその自然な形から離れてしまう事が多く、特にドリブルやキックでは膝を過剰に曲げてしまう事が多いです。


↑メッシの動画ですが、メッシも実際ボールを触るときは触る足の膝がしっかり曲がっています。
(ただ、軸足は過剰には曲がっていません)

けれど、ボールを触った足は地面に着地する時は曲がっていません。
そうです、メッシはボールタッチ時には膝が曲がり、地面に着地時には膝が曲がっていないことになります。
ここが重要なポイントです!!


↑の動画でも膝の角度の移り変わりに注目してください。
助走からトラップからドリブルからシュートまで(その後のリアクションも)基本的には膝がずっと同じ角度でプレーされる事はありません。

■膝の角度が移り変わらない事が多い日本人

日本人の多くは、メッシと違いボールを触る時の膝の角度のまま地面に着地することが多いです。
「ボールを柔らかく触るには膝を曲げろ」と教えられる影響かもしれません。



↑蹴り方教室でよくやるトレーニングですが、サッカー経験者の方が躓きます。
なぜなら、経験者の多くは膝が曲がるからです。
膝を曲げることで反力を貰えるず(軸足に乗ってる時間が長くなり)次の足がでないからです。

そして、キックでは膝を曲げて着地するのは「しっかり踏み込め!」と教しえられる影響だと思います。


スティーブン・ジェラードは膝の伸び縮みがとてもわかりやすいです。

まずは、軸足が曲がる⇒着地時はのびていく。
もちろん、状況や態勢によってはそうならないものもありますが、多くが膝の角度がかわります。
しかも、お尻の下に着地することが多いです。

お尻の下に着地。そうです、ウサイン・ボルトやエリウド・キプチョゲも同じです。
移動をするための「走りと同じ形になる」という事がとても重要だと感じています。

では、「走りと同じ形になる」という事はどういった事でしょうか?
それは・・・・

次回に書きます!
併せて「日本人は何故膝を曲げるように指導するのか?」も書きたいと思います!!

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