日本代表の試合を観て何を感じているか?サッカー少年たちの感想

三浦直弥 講師

三浦です。

6月に入り、代表戦が4試合行われました。

6月はサッカーの月。

過去のFIFAワールドカップはいずれも6月から7月にかけて開催されて来ました。

2022 FIFAワールドカップは11月開幕です。

約半年前のこの時期に強化試合として、キリンカップが開催されたということですね。

代表戦の観戦も練習のひとつ

汗を流して練習するだけでなく、サッカーを観戦することも練習のひとつだよと言い続けています。

今回のように1か月に4試合も代表戦が行われるということは珍しいので、6月に入る早々に選手たちに言っておきました。

あとで代表戦を観た感想を聞くから、しっかり観るように。

選手たちが地上波でテレビ観戦できる時間帯でしたので、後で感想を聞くよと言っておきました。

DAZN(ダゾーン)に加入している家庭もありますが、うちのチームではお父さんが熱狂的なサッカーファンという家庭に限られるようで、チーム全体では2割から3割くらいのようです。

今回のように地上波での放送はありがたいです。

代表戦の4試合の結果

2022年6月に行われた代表戦

6月2日  パラグアイ戦 4-1
6月6日  ブラジル戦  0-1
6月10日 ガーナ戦   4-1
6月14日 チュニジア戦 0-3

2勝2敗という結果でした。

パラグアイ戦後とチュニジア戦の後のマスコミの反応は天と地くらいの差がありましたね。

うちの選手たちにとっては、日本代表の勝ち負けよりも、どの試合から何を感じ取ったか。

どんな技術や戦術が参考になったか。

そこが大事です。試合の采配は森保監督とJFAに任せておけばよいのです。

さっそく選手たちに聞いてみました。

代表戦を見た選手たちの感想

ブラジル戦のネイマールのインパクトが強いせいかテクニックが凄いという声が多かったですね。

ではどんなテクニックが凄かったのか自分もやってみたいと思ったのはどんなプレーなのか少し突っ込んで聞いてみました。

・ドリブルが速い、正確、相手に取られない。

・トラップが完璧、難しいボールでもピタッと止める。

・シュートが正確、ゴールの枠の中に入っている。

たしかに選手たちのいう通りです。

でも、もうちょっと具体的な感想が欲しいものです。

どんなドリブルなのか、どんなトラップなのか。ゴールのどこを狙ってシュートを打っていたのか。

解説者やネットでの批評を参考にすることなく、自分の直感に頼って観て欲しいと思います。

サッカーを観て楽しむこと、俯瞰して観ることも大事ですが、練習のひとつとして利用するなら次の方法をおすすめします。

 

焦点を絞って観戦することで見えるものがある

具体的には観戦しながらサッカーノートに記録していく方法です。

前半の何分頃、誰のどのようなプレーが参考になったか、などと記録します。

90分のゲームの中に10個も20個も素晴らしいと思うプレーがあったとしても、自分がやってみたいと思うプレーは2,3個のはずです。

そこに絞り込めるような観戦ができれば、個人技術のアップやチーム戦力アップになると思います。

自分の長所と短所を知った上で、あるプレーに焦点を絞って観戦するという方法が有効なのですが、例を紹介します。

自分が悩んでいるプレーに焦点をあてて試合を観戦

うちのある選手が、次のような内容をサッカーノートにまとめてくれました。

チームでは中盤でプレーをする選手なのですが、いつもフォワードにパスを出して自分のプレーが終わりと思ってしまい、前線に顔を出せないプレーに悩んでいました。

ワンプレーで終わらない。これは練習テーマのひとつにもなっていますがそれがいざ試合になるとなかなか実践できない。ワンプレーで終わらないとはどういうことか。

パスを出したらリターンパスをもらう動きとか、スペースに走りこんで相手ディフェンスをかく乱するとか、とにかく足を止めないプレーは小学生のうちに「当たり前の動き」として身に着けてほしいものです。

彼はそこに焦点を絞ってブラジル戦を観戦しました。

ブラジル選手がワンツーをやたらに仕掛けていました。

ボールを受けた選手も味方が走りこんでくることが分かっているので、ワンタッチで走りこむ選手に合わせていました。

三浦から見れば、これぞサッカー、これぞブラジルという動きです。

サッカーノートに彼は次のように書いていました。

・パスを出したボールを追い越すように走る

・この時、味方がボールを奪われたらすぐに戻る

・ブラジルはボールを奪われないので味方がどんどん走ってくる

・ボールだけでなく味方の動きを見る

彼は、絵も使ってワンツーのシーンや選手の背番号を書いていました。

私はこのノートを受け取った時にこう思いました。

「彼はワンプレーで終わらないことの意味を知った。それ以上に味方の信頼を裏切らない確実なボールコントロールの大切さも知った」

そして彼に言いました。

「サッカーノートは書いて終わりじゃない。何度も読み返すことが大事だよ。今度の練習前にはサッカーノートを読んでおこう」

うちの選手は、ブラジルの選手たちはボールを持ったらドリブルで突破していくもの、と思っていたようです。

シュートレンジに入るまでのプロセスや起点となるプレーは何だったのかを見つけることも楽しいものです。

中盤での攻防の面白さ、ビルドアップ(組み立て)の意図やそれを阻止しようとするディフェンスの動きなどゴールシーン以外の楽しみも知って欲しいですね。

少年サッカーがワンランクアップすることでしょう。

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