【上達法】やはり、サッカーでは「トラップ」の技術が重要になります。
日本代表の欧州遠征2戦目。
ベルギー戦を見て少し眠い三浦です。
選手は頑張っているのですが、やはり個の能力の差が大きいと感じました。
特に攻撃陣のテクニックです。
プレッシャーがかかる状態、トップスピードでボールを扱う状態での
ボールコントロールはまだまだ課題が残ります。
サッカーはトラップが全てと語る指導者もいるほど、
トラップができないとパスもドリブルも始まりません。
三浦のチームでは、時折、練習を兼ねてフットサルの大会に出ます。
フットサルは5人制で、フィールドは4人です。
試合が始まってみると1対1の場面が多いことと、
1本のパスの成功、失敗で局面が大きく変わることが特徴です。
もちろん、ドリブル突破も有効です。
ひとり抜くことで、目の前はGKだけという場面が何度も現れます。
少人数で狭いコートで行うので、止める、蹴る、運ぶという技術の
レベルをハッキリ見ることができます。
8人制の大きなコートでは活躍できる選手が、
フットサルになるとミスを連発するということがあります。
それは、広いスペースでボールを扱えることや、
トラップミスしてもリカバリーできるので、ミスをとりもどすことができるからです。
そういう選手がフットサルコートでプレーをすると、
トラップが正確でないので、タッチラインを割ってしまったり、相手に奪われたりします。
8人制で活躍できる選手がフットサルコートで正確なトラップができるようになれば、
8人制に戻ってもスピードある正確なプレーが出来るようになるでしょう。
■トラップそのものの技術
小学生の選手たちのトラップを見ていると、上手い、上手くないの基準として、
いくつかの特徴があります。
まず、ボールにタッチする時、足が地面についてしまっていることがありますね。
これではボールが浮いてしまい、トラップミスになってしまいます。
次に、ボールのどこを触ればいいかという事ですが、ピタッと止めるためには
ボール水平線より上をタッチすることでしょう。
真横をタッチすることもよいですが、真横の場合はボールの下をタッチしてしまうこともあるので、
自分なりに「やや上」という感覚を身につけることです。
さらに、ボールをタッチする場所です。
自分の軸足を基準としてどれくらい前でタッチするかということです。
よくない例としては、習慣的に軸足深くに止めてしまうことです。
足もとのあるので奪われにくいように思えますが、この位置はボールを動かしにくいので、
結果的にもう一回タッチしなければなりません。
遠すぎるタッチもよくないでしょう。軸足を移動させずに蹴れないので、
ワンテンポ遅れてプレーすることになります。
ちょうど良い場所。距離。を自分でつかむこと。
それは、軸足を動かさずに正確なインパクトでボールを蹴れることです。
■ボールをトラップする方向
小学生で身につきにくいトラップ技術として、トラップの方向づけというものがあります。
ボールが来た方向に対して、リターンなら来た方向ですし、敵から遠ざけるなら、
ボールが来た方向と逆方向(遠い方向)にトラップすることがセオリーです。
ボールが自分にパスされた時に敵の位置とスペースが見えていれば、トラップする方向は瞬時に判断できます。
敵の位置とスペースが見えていない状態では、ボールが来た方向しか見えていないので、
ボールが来た方向にトラップしてしまいます。
サッカーを始めたばかりの頃によくあるプレーですね。
サッカー用語に「コントロールオリエンタード」という言葉があります。
ボールが来た方向と逆方向にパスをまわすことで、敵にボールを追いかけさせるというものです。
デフェンスラインのパス回しをイメージしてみて下さい。
ボールが来た方向に返していると、敵につかまりやすいですが、
敵から遠ざけるようにパスを回していくと、敵はバラけて来ます。
バラけたところを見て縦パスを通す。代表チームでもJリーグでもよくある場面ですね。
これを小学生の低学年でも身につけて欲しいなと思います。
試合で出来るようになるためには、トラップの技術、パスの正確さが必要になるので、ミスもあるでしょう。
2人で向かいあう対面パスの練習をいくら行っても上記の技術は身につかないと思います。
やはりボールが来る方向とパスを出す方向が逆になるような場面を作って練習することです。
三浦のチームでは「スクエアパス」の練習を行うことで、トラップ方向とパス方向、
さらに顔をあげてまわりを見るという練習を行っています。
日本代表の欧州遠征で、ブラジルの強さ、旨さにあらためてショックを受けました。
やはりサッカーは「トラップ」です。
年内、三浦のチームでは「トラップ練習」が多くなりそうです。
皆さんも頑張って下さい!
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