ボールの持ち方を良くするためのトレーニング方法②
ボールの持ち方を良くするためのトレーニング方法をご紹介します。
直角ドリブル
距離は、臨機応変に対応してください。
四角になるように、マーカーでもなんでも良いので置いて、その周囲を右利きであれば時計回り、左利きの場合は半時計回りでドリブルします。
とにかく、スピードを出してドリブルします。
個人練習であれば、タイムを測ると良いですね。
何人かでやる場合は、競争してやってください。
直角ドリブルの効果
スピードを出してやるから意味があります。
スピードを出してやると、角のポイントで、ボールが逆足側に流れることがあります。
よく言われるコーナーで膨らむ感じです。
そのときに、ボールの置き場所や身体の使い方により、正しくボールを持てていれば、タイムロスが少なくなります。
これを繰り返すことで、利き足側にボールを置くということから、ボールの持ち方を良くする効果があります。
スピードを出しながら、より正確にボールをコントロールしていくことで、ボールの持ち方を良くするトレーニングです。
長い距離、長い時間、ドリブルする
利き足だけでドリブルしながら、長い距離や長い時間ドリブルするトレーニングです。
ボールタッチが細かくと教えられた子は、利き足で、ただ細かくボールタッチしてドリブルすることがあります。
しかし、長い距離、長い時間の中では、無駄なボールタッチは体力を奪います。
また、ボールコントロールミスも、疲れが増す原因になります。
重要なのは、正確なボールタッチ、ボールコントロールであり、ボールの置き場所です。
長い距離、長い時間、利き足でボールコントロールしてドリブルすることは、正確なボールタッチを要求されますから、ボールの持ち方を良くする効果となります。
やり方の注意点としては、ボールを雑にタッチして、足から離れるやり方ではなく、利き足からボールが離れないようにボールを置きながら、ボールと共に走るトレーニングです。
ボールタッチすれば、ボールは足から必ず離れますから、そこで、ボールタッチした後にボールと共に利き足と身体がボールから離れないように気をつけてドリブルすることです。
利き足のインステップリフティングウォーキング
利き足のインステップリフティング千回が出来たからと、それで努力が止まってしまうと上手くなりません。
重要なのは、ある意味、ここからです。
利き足のインステップで歩きながら、リフティングをしてください。
ドリブルであれば、ボールタッチミスは気づけなかったり、修正できますが、リフティングは、ボールタッチミスは落下というミスがハッキリします。
そこで、歩きながらのリフティングです。
利き足のインステップだけで歩きながらのリフティングというのは、ボールタッチした後のボールの置き場所を利き足のインステップに持っていかねばなりませんから、ボールの置き場所を意識することにもつながります。
また、利き足のインステップだけというのは、ボールタッチミスについて、自分でステップして利き足のインステップでボールタッチせねばならず、ボールの持ち方向上にもつながります。
距離は、最低500メートル以上は当たり前に、簡単にできるくらいが目標です。
チョンチョンリフティング
普段からの利き足のボールタッチありきということを絶対に忘れないでください。これを怠っては、ボールの持ち方が良くなることはありません。普段の適当なボールタッチは絶対に良い方向には行きません。
その場限りの練習やトレーニングは、試合にも繋がらないし、サッカー選手としての向上はありませんから。
あらゆる利き足のドリブル練習、利き足のインステップリフティング千回、利き足のインステップリフティングウォーキングなどをトレーニングとしてクリアしてから、利き足のチョンチョンリフティングをやりましょう。
チョンチョンリフティングは、かなりきついです。
利き足のインステップリフティングの場合、軸足を休ませてくれますが、チョンチョンリフティングについては、軸足が休むことは出来ませんから、かなりきついです。
これもまたコツコツやっていきましょう。
軸足にかなり負担がありますから、無理なくやりながらも、いつかは千回、いつかは、チョンチョンウォーキング500メートル以上が簡単にいつでも出来るようになることが、最低限の目標です。
立ち足の軸は、必ず、ブレない技術に繋がります。
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1970年生まれ 石川県出身。ブラジル選手権一部リーグに所属するチーム。日本国籍者としてプロ契約した2人目のサッカー選手。ブラジル選手権一部リーグのポルトゲーザなどで活躍。当時、ゼ・ロベルト(2006 W杯ブラジル代表)とともにプレーをした経験もある。
FIFA(国際サッカー連盟)公認コーチライセンス、
CBF(ブラジルサッカー協会)公認コーチライセンスを保有
圧倒的なテクニックと確立された指導法には定評がある。現在、明光サッカースクール、東京スポーツレクリエーション専門学校などで、子どもたちにサッカーを指導している。
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