三浦カズの50歳のゴール
三浦カズの50歳のゴールで勇気をもらいました。
世界も注目する三浦カズのプレー!
うちのチームのジュニアやジュニアユースの選手たちにカズの話をするんですが、試合でベストのプレーをするためにどんな事をしてきたのかという事をイメージさせます。
試合のために練習をしていることは選手たちもわかっています。
でも、本当に今日の練習に集中していたか、100%の力を出し切ったか。
試合でよいプレーをするため、ベストを尽くすための練習だと練習が終わった時に感じることが出来るか。
これは指導者も選手も両方が感じる必要があると思います。
目的や目標に向かって練習すること。
当たり前のようですがお互いに励まし合うことで持続すると思います。
練習でしかサッカーは上達しないという事を日頃から言っていますがある保護者からこんな質問が来ました。
「うちの息子はデフェンスなんですが、ドリブル練習は必要なんですかそもそもドリブルの目的って何かよくわかっていないんです」
サッカーはパスかドリブルってよく言われますが、相手ゴール前でシュートが打てる場所までボールを運ぶために一番効率がよい方法は間違いなく「パス」です。
なので、パスがしっかり出来ればドリブルは少々下手でもよいのではないのかドリブル練習する時間があったらパス練習やデフェンス練習をした方が息子のためになるのかな、という疑問があったようです。
ジュニアやジュニアユースで完成形を目指すのであればポジション毎に必要な技術を身につけるという事が必要かも知れません。
しかし、私たち指導者はユース年代に基礎のしっかり出来た選手を送り込むという目的も持っているので、固定したポジションでの技術に限定した指導はしません。
ドリブルはデフェンダーには要らないという判断ももちろんしません。
ドリブルの効果については皆さんもご存知のように、1対1の局面を打開して数的優位を作るという事があげられます。
その他にも、スペースでドリブルすることで相手の注目を引きつけることが出来る。
広いピッチでひとりでボールを持つという事でピッチの全員が注目する訳です。
ここで、ボールウォッチャーになった相手チームの裏をとる動きをすることが出来ますね。
さらには、パスを受けたけれどパスコースが無く、ボールを失わないためにはスペースを探してドリブルするか奪いに来る相手を交わす必要があります。
ここでもドリブルの技術が必要になります。
縦への突破だけではないという事が理解出来ると思います。
ドリブルの直接的な効果はこのようなものですが、間接的な効果に私は期待しています。
それは、ボールに対する自信、ボールを持った時の自信につながるという事です。
ボールを持った時の自信とは、相手に奪われない自信や自分がイニシアチブを持っているという自信です。
相手が奪いに来ればその逆をとって遠くへ、また近くへパスを出し、またボールを受ける動きをする。
ボールを持った時にパスコースが無いと思った瞬間に、私のチームの選手たちはイチかバチかでボールを蹴ってしまうことがあります。
意図がなく蹴ってしまうこと。これを練習でも漫然と許していると選手たちの成長はありません。
「蹴ったことで自分のところで奪われなかったけれど、味方ボールになったか?」
こういう事を即座に問いかけます。ほとんど相手ボールになってしまう事に気づきます。
「だったらキープしてみたらどうだろう」
キープしていれば、マイボールです。
もし奪われたとしてもカバーの選手がいるので奪い返してくれる可能性もあります。
「キープして、前を向いている味方に渡す技術」としてのドリブルが出来るとどのポジションでもとても有効です。
低学年の子供たちにもドリブルを練習させますが、低学年の場合は「動き作り」という目的もあります。
両足を使ってボールを触ること、前後左右のボディバランス、ボールを運ぶという足のさばき方とステップワーク。
難しい言葉でいうと「巧緻性」のトレーニングとしてドリブルを用いることは効果があると実感しています。
三浦カズの武器もドリブルでした。
しかもカズのドリブルは突破のためとか運ぶためという概念を超えた「華やかさ」がありました。
現代でも「華やかさ」のあるドリブルやフェイントを魅せてくれる選手が育って欲しいと思っています。
ドリブル上達の基本は、たくさんボールを触ることですが、いい加減にボールを触っても上達しません。
足の同じ場所で同じ強さでタッチして思った通りに動かす事が出来るか?
保護者の方はスマホで動画を撮ってお子さんに見せてあげることで上達のサポートになります。
便利な世の中ですね。
さあ、いろいろな意味で効果のあるドリブル練習。
今日から自主練にも取り入れましょう!
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