オシム氏が日本人の特徴と評価した「頭がよい」という本当の意味とは…?
私が指導者として影響を受けた方々は多数います。
先日、その中のひとりであるオシム氏の現在を特集したテレビ特番を見ました。
オシム氏はボスニア・ヘルツェゴビナのサラエボで療養しています。
しかし、世界のサッカーに目を向け、日本代表の様子も大変詳しい解説をしていました。
オシム氏が日本代表監督に就任した当時から、サッカーに必要なことは「走る」ことだと言っていました。
人もボールも動くサッカーという言葉が一般的になって来た頃のことです。
日本人は、勤勉で、組織力があり、技術も高い。
そして走り続けることが出来る。
そんな日本を世界は「警戒」している。
そんな解説でした。
成長した日本代表と、日本のサッカーは、世界中の誰もが認めるところです。
オシム氏が蒔いた種の効果であると私は思っています。
そんな、オシム氏が今回、日本のサッカーについて次のようなコメントをしました。
「日本人は頭がよい」「クレバーなプレーをする」
ということです。
技術や走力そして組織力だけでなく、頭脳がサッカーにとって大切であり、世界的に見て、日本人は頭脳的なプレーをする。
私はそう受け取りました。
サッカーにおける頭がよいという意味はどういうことでしょうか。
一般的には、コンビネーションプレーが巧みであるとか、判断力が優れているということになるかも知れません。
中村俊輔の著書に「洞察力」ものがありました。
次のプレーを読む、予測することの大切さが書かれています。
小・中学生のサッカーでも「次のプレーを予測すること」を常に意識させています。
次のプレーを予測することは、誰でも出来るようで実はそうではないと言えます。
試合が始まる前に、「プレーを予測しよう」と言っても、選手たちは予測したプレーを見せてくれるとは限りません。
予測することには訓練、練習が必要です。
普段の練習から、考えることが大切です。
考えることの基本になるもの、それはサッカーの仕組みを理解することも大切ですが、サッカーを始めたばかりの小学生には少々難しいかも知れません。
しかし考えることの土台となる「見る」ということは、サッカーの経験を問わず出来ることです。
見ることから考えることが始まる。
オシム氏の言葉に戻りますが、日本人選手が頭がよいという言葉の背景には、技術力が上がって、回りを見る回数や時間が増え、そして考えるということが習慣化して来たからではないかと思います。
サッカーの仕組みを理解することは難しいですが、目の前の相手をかわす、その次のプレーを考えるというイメージを作ることは小学生でも出来ると思います。
オシム氏が日本人の特徴と評価した「頭がよい」ということ。
技術とともに、イメージ力もトレーニングしたいですね。
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