コーチは戦術を分担してトレーニング

トレーニング

ワールドカップアジア2次予選のシリア戦が10月8日で、明日の朝刊には代表メンバーの名前が発表されます。
 
サッカーの場合は、選手が海外リーグやJリーグで戦っていて、大きな大会の直前に合宿を行うという形で代表チームを強化するという形です。
 
一方、南アフリカを破って大金星を上げたエディジャパンことラグビー代表チームは、4年間のチーム練習の結果を出し切りました。
 
スコットランドには敗れたものの、3日のサモア戦での勝点を狙っていますが世界をアッと言わせるラグビーをするというエディHCの練習が注目を浴びています。
 
サッカーとラグビーは兄弟と言われますが、ルールや勝点のカウントなどいろいろな部分で文化が違います。
 
違いを見つけて楽しむこともラグビー観戦のポイントかも知れません。
 
また、同じところを見つけることも参考になります。
 
■コーチは戦術を分担してトレーニング
 
エディジャパンの練習は、タックルやスクラムなどを分担してトレーニングしています。
 
エディHCが各専門コーチに時間を与えてトレーニングさせる訳ですが限られた時間で、各担当コーチは結果を出そうと工夫をします。
 
スクラムが安定すればチームとしての自信につながる。強いフォワードを作るコーチがいます。
 
一方で、相手選手へのタックルを確実に決める技を教えるコーチがいます。
 
南アフリカ戦では、大きな選手へのチョップタックルがバッチリ決まりましたね。
 
また、フィジカルコーチもエディジャパンの進化には不可欠でした。
 
スピードを落とさない、技術を上げながらも体重を増やすというラグビーのフィジカルコーチは、あの五郎丸選手の体重を3年前の92キロから現在の99キロまで増やしました。
 
サッカーもフィジカルコーチ、ゴールキーパーコーチという分担でチーム作りをしていますが、ポジションごとのコーチングまでなかなか手が回らないのかも知れませんね。
 
私たちアマチュアの指導者も分担してコーチングを行っています。
 
大きくはオフェンス、デフェンス、GKという区分です。
 
オフェンスはシュートや崩しの部分を中心にトレーニングします。
 
デフェンスは最終ラインの守備とGKとの連携を中心にトレーニングします。
 
試合でも各コーチの日程が合えば、ベンチに入ってそれぞれ分担している選手やプレーを見て、指示をします。
 
ボールウォッチャーとは逆に、指示のタイミングを見て選手に伝えるためボールを見ずに選手を見ているので、得失点のシーンを見逃してしまうこともあるくらいです。
 
こういう形でチーム作りが出来るとチーム力もアップして来るので効率的だと言うことはわかっていますが、私たちは長くて2年間程度です。
 
ラグビーのエディジャパンは、なんと4年間、コーチチームと選手が一丸となって世界一の練習をして来たということです。
 
世界一の練習と言えるところが素晴らしい、結果が付いてくることが素晴らしい。サッカーの代表チームも見習う部分が多いと思います。
 
■手で扱うラグビーのパスでもミスをする
 
エディジャパンが南アフリカに勝った理由のひとつとして、パスを出す技術、パスを受ける技術、ハンドリングというらしいですが、この正確さ、確実性が非常に高かったと評判です。
 
手でボールを扱うのだからミスしにくいはず。
 
私たちは選手にこう言いながら、足でボールを扱うことは難しいのだからミスしてもいいんだよ、練習すれば手のように上手くなるよと教えて来ました。
 
ラグビーも世界レベルになると、タイミング、スピードの微妙なズレでインターセプトされたり、ノックオン(ボールを前に落とす)してしまうようです。
 
ノックオンは、サッカーで言うとトラップミス「トラミス」だなあと試合を見ていてつくづく思いました。
 
サッカーは足でボールを扱うのだから、手で扱うラグビーよりもミスが多くもよいという理由は通用しなくなりますね。
 
手のように扱えるように、トラップ、パスの練習をしましょう。
 
■コンバージョンキック、ペナルティキック
 
サッカーとラグビーは兄弟と言われる部分で、両方に共通する技術がやはりキックです。
 
サッカーで言えば、フリーキックやペナルティキックに相当するラグビーのキックですが、五郎丸選手がキックを担当し、そのルーティンを含めて注目を浴びています。
 
止まったボールを目標に向かって正確に蹴ること。
 
これは、フットボールの原点だと思います。
 
サッカーもラグビーも共通の技術です。
 
1本、1本に集中してキックする五郎丸選手のキックは、サッカーをしている小学生や中学生にも見習って欲しいですね。
 
ルーティンだけでなく、蹴り方を見習って欲しいと思います。
 
ボールを飛ばすためには、蹴り足をボールに当てることが大切です。
 
3歩下がって2歩左に移動し、3歩助走して右足で蹴る五郎丸選手。
 
その右足は、足の裏がしっかりと空を向いて振り上げています。
 
この振り上げるフォームは、ボールをダウンスイングで前に飛ばすという動きですが、サッカーも全く同じです。
 
明日の練習で、自分の蹴り足がしっかり後ろに振り上げられているかどうか確認してみてください。
 
大きく振るとボールに正確に当りにくくなるのですが、それでもボールの真ん中に足を当てることが技術です。
 
何度も練習することで、大きなスイングでも正確に当たるようになるもの。プレースキック(地面に置いたボールを蹴ること)は繰り返し練習の効果が出やすいので、集中して行ってみて下さいね。
 
シュートやコーナーキックなど、活躍出来る場面はいっぱいあります。
 
キックをしっかり身につけましょう。

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