劣等感を克服する方法
練習や試合の中で、味方や敵選手のプレーを見て、劣等感を感じることはありませんか?
劣等感ほどではなくても、他の選手と比較して、自分の能力の低さに落ち込んだりすることはないでしょうか?
わたしは、ありました。
そして、そうした劣等感や落ち込みがあると、実際に良いプレーはできなくなります。
そういった経験をしたことのある選手は、少なくないと思います。
そこで今回は、劣等感を克服する方法、について紹介したいと思います。
目次
比較することは必要、だけど比較しすぎは良くない
劣等感というものは、他の選手との比較から生まれます。
じゃあ、比較はダメなのか、というと、そうではありません。
比較をするから、自分の長所や弱点がわかり、それらを伸ばしたり、改善したりできます。
問題は、劣等感を感じるほど比較をすることや、比較の仕方です。
1つの対策としては、劣等感といものをしっかりと理解をして、その対処法を知ることです。
3つの劣等感
選手の性格にもよりもますが、サッカーをしていると、多くの劣等感を感じることがあります。
それらを大きく分けると、以下の4つです。
- 身体的
- 能力的
- 技術的
- メンタル的
身体的
身体的な差としては、以下のものがあります。
- 背が高い
- 体が太い
これらは生まれもったものが大きいので、これらを羨んでも仕方ありません。
成長時期によっては、背の高さは変わってきますが、予想が当たるかどうかはわかりません。
なので、期待するのは精神的に良くないので、やめましょう。
体の強さは、筋トレをしたり、食生活を改善したりすると変わりますが、成長期に無理なトレーニングをすると、体を痛めたり、精神的にも負担をかけてしまいます。
それよりも、今の自分の身体的な部分を認めて、それを最大限に活かすように考えましょう。
能力的
能力的な部分も身体的部分と同じように、違いを比較しすぎても良いことはありません。
能力的な違いには、以下のようなものがあります。
- 足が速い
- パワーがある
- ジャンプ力がある
これらの能力は、努力や工夫で伸びる部分もあります。
しかし、もともとの才能で、明らかな違いがある場合も多いです。
足の速さは、それを武器としている選手がいますし、体も大きくパワーもあって、競り合いを好んでいるような選手がいます。
それらの選手に対して、それらを苦手にしている選手が無理に張り合っても勝てません。
自分が持っている他の能力で補う、または勝てば良いのです。
技術的
技術的な違いもあります。
技術的な違いはいくつかあります。
- キックの精度
- 視野の広さ
いわゆる、センス、が問われる部分も大きいです。
センスのある選手は、本当に技術の習得が早く、深かったりします。
これらセンスについては、しっかり止める、狙った意図で蹴る、といった基本的な部分は押さえつつ、それ以上のセンスの部分には、深追いしない方が良いでしょう。
メンタル
メンタルでは、以下のような点で差がでます。
- 打たれ強さ
- コミュニケーション
打たれ強さ
打たれ強さとは、うまくいかなかった時に立ち直る強さのことです。
サッカーは簡単に点をとれないですし、手を使えないので、上手くいかないことが多いスポーツです。
そういった場合に、打たれ強い選手は、どんどんそれを乗り越え、成長していきます。
しかし、だれもがそういったメンタルを持てるわけではありません。
打たれ弱さは、それを受け入れてしまった方が楽な場合も多いです。
受け入れた上で、練習や改善をコツコツ行って、少しずつ自信を手に入れるのが最善です。
コミュニケーション
コミュニケーションをうまく取れる選手は、それだけで活躍する可能性が高いです。
なぜなら、チームメイトと協力して自分の力を発揮する仕組みを作れるからです。
でも、うまくコミュニケーションをとることは簡単でないですし、それを苦手にしてる選手もいます。
そういった場合は、無理に頑張りすぎる必要はありません。
メンタル的な頑張りは、反動でメンタル的に落ち込む可能性も高いからです。
自分にできる範囲で意思疎通を図るようにして、それ以上を求めないことがメンタルを安定させるコツです。
比較しすぎない2つの考え方
比較しすぎないためには、以下の2つのように考えると良いです。
- 試合と自分に集中する
- 諦める
自分と試合に集中する
試合に集中すれば、余計なことを考えません。
味方や敵がどうだったのではなく、練習や試合がどうだったか考えましょう。
練習や試合の過程と結果にフォーカスし、そこに自分がどのように絡めたかを考えます。
そして、それを次の練習や試合に活かせば良いです。
他の選手との比較や評価などは、監督に任せて、自分の評価を自分で上げれるように意識しましょう。
諦め
味方や相手と比較して、差を感じることはあると思います。
認めざるを得ない能力差がある場合は、実際にはあります。
そのような時は、はっきりと、諦めてしまうのが良いです。
諦めてしまうと、できないことに苦しまなくなり、逆にスッキリします。
そして、スッキリした上で、自分なりにチームへ貢献できることを探します。
個人的に劣る部分があるのは仕方ない、でも、持てる力で貢献しようとする意識は負けない、という姿勢です。
まとめ
今回は、劣等感を克服する方法、というテーマで話をしました。
劣等感は、比較しすぎることから始まります。
そして、克服するポイントは、何を比較しているのかをはっきりと認識することです。
試合と自分のことに集中し、時には諦めも受け入れつつ、自分の能力をしっかりコンスタントに出すことが最良の方法です。
今回の記事を参考に、劣等感を持っている人は、ぜひそれを克服し、自分の力を最大限に発揮してください!
サッカーを小学生からはじめ、中、高校、大学と部活動に参加する。社会人では市リーグに所属し、サッカーを続ける。社会人になってからは、フットサルもプレーする。様々なチームでプレーする中で、指導的な立場も経験し、その中で上達法や楽しみ方などを伝えるようになる。40代2歳息子の父。主なポジション:ハーフ、サイドバック、好きな選手:イニエスタ、メッシ、好きな監督:岡田武
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