【サッカー】夏休み中の効果的な自主練について

講師

相変わらず猛暑が続きますね。

熱中症対策をしっかりして、睡眠をしっかりとって
この夏を乗り切りましょう。

さて、前回のメルマガで

「夏休みは量よりも質を重視しましょう」

という内容をお送りしましたが、読者の方より
共感とともにご質問のメールをいただきました。

さっそく回答させていただきます。

——–【ご質問ここから】——–

メルマガいつも読ませていいただいております。

先日の「夏休みは量よりも質を重視しましょう」の
メルマガを拝見して、うちの息子も同じ課題だったので
共感いたしました。

夏休みに個人で毎日すこし時間をとって自主練して
課題を解決できればと思いますが、

具体的にどのような取り組みをすればよいか
わからないためメールいたしました。

●学年:小学6年生

●競技歴:6年

●リフティングの回数:利き足のインステップは100回ぐらい。
両足のインサイド、アウトサイド、チョンリフ、
トー、ヘディングとまんべんなくできる

●得意なプレー:トラップはどんなボールもほぼミスなくできる。
キックは両足ともに正確にけることができる。

●苦手なプレー: 体が小さいためか競り合いに弱い、競り合えない。

●現在抱えている悩み:味方、相手かかわらず、ほかのプレーヤーが
プレーしてから動き始めるためリアクション型で
積極性に欠ける。したがって試合でボールに
かかわることが極端にすくない。

上記のような感じでボールのコントロールは
そこそこできるのですが、

体が小さいためか積極性に欠けるからか
試合ではあまりボールに絡んだプレー機会が極端に少ないです。

——–【ご質問ここまで】——–

サッカーが大好きな小学6年生からの質問です。
ボールコントロールは得意のようですね。

6年間続けて来ただけでなく、ボールといつも一緒に生活して
来たという印象を受けます。

特に両足が同じように蹴れるということは大変な長所です。
ボールを蹴ることが大好きという雰囲気が伝わってきます。
将来が楽しみですね。

さて、悩みは体が小さく競り合いで負けてしまうことと
体が小さいことで積極的になれないことのようですね。

三浦からの回答は

ズバリ「1対1の攻防」を練習すること

です。

 

ボールコントロールがとても上手だけれど対人プレーが苦手と
いう子供たちをたくさん見てきました。

練習では目立つのに試合では目立たない子です。

対人プレーが苦手な理由を体格の小ささと言っていますが
体格が小さくて接触プレーに負けてばかりいたので苦手に
なったのでしょうね。

サッカーは対人プレーを避けて通れません。

私が指導している選手、大会等で対戦している選手の中には
140センチそこそこの体格で引けを取らない選手もいます。

160センチ近い選手でも、140センチの選手に
サッと体を入れられるとボールを失ってしまいます。

140センチの選手でも体を上手く使ってボールと相手との間に
体を入れ続ければ、ボールを奪われることはありません。

160センチの選手が強引にボールを奪おうとして背中から押せば
それはファウルになります。

転びながらでもボールをふところに入れて
守ればいいのです。

さて、「1対1」の攻防の練習方法ですが
次のような方法はどうでしょうか。

<デフェンス>
・正面からの1対1
友人やお父さんが相手になり、正面からドリブルしてもらいます。
正面から対応しますが、向かい合った形でボールを奪うのでは
なく、抜き去ろうとした瞬間にボールと相手の間に体を入れる練習です。

正面で戦うとどうしても体格の大きい選手の足に負けてしまいます。
しかし、背中を入れてしまえば体格の差があってもボールに触らせない
ことが出来ます。

・並走して1対1
横に並んでスタートです。
並んで走りながらドリブルするボールと相手の間に体を入れると
いうものです。

<オフェンス>
・正面からの1対1
オフェンスとしてボールをドリブルし、奪おうとする相手から
ボールを守るものです。

ボールコントロールのテクニックがある選手は、フェイントで
かわそうとしますが、ここではフェイントを使いません。

行きたい方向に角度をつけてドリブルし、相手が奪いに来たら
ひたすら体でブロックするものです。

ただし、相手から遠い足でボールを触ることがポイントです。
体は相手から衝撃を受けますが、ボールを触らせなければ勝ちです。

・並走して1対1
これも正面と同様に行います。

オフェンスで共通することは、相手が当りに来る前にこちらから
当りに行くということです。

そうすれば、バランスを崩す前に相手から距離をとる事が出来ます。

サッカー用語では「コンタクトスキル」と言われる体の使い方を
これから身につけていく必要があると思います。

体を入れるタイミングや方法は、
実際の試合を見てマネをすることです。

繰り返し練習することで身につくことでしょう。

将来、体が大きくなってもコンタクトスキルは役立ちます。

ファウルにならないように自ら体を当てに行くこと。
ボールと相手の間に体を入れて相手の自由を奪うこと。

勇気が必要なプレーですが、
少しずつ取り組んで自信をつけて
行って下さい。

1対1の対人プレーに自信がつけば
試合での積極性が引き出されて
来ることでしょう。

仲間からの信頼も得て、
パスも集まってくることと思います。

そうすれば、仲間に指示をするという場面も多くなります。

中学生になれば体格のハンデは
より大きくなりますが、

小学生の時期にコンタクトスキルを身につけておけば
ハンデを小さくすることが出来ます。

ユニフォームが土にまみれて
真っ黒になってしまうかも知れません。

そんな泥臭いテクニシャンがいても
いいかなと三浦は思います。

頑張って下さい!

あなたも「コンタクトスキル」について
この機会に勉強してはどうでしょうか。

テクニシャンがコンタクトスキルを
身につければ鬼に金棒です。

勇気と技術の両方を身につけて下さい!

 

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