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ジュニアサッカーの上達練習指導法

クーバーサッカースクール

フォワードは楽しい、シュートは楽しい

Jリーグが開幕してもうすぐ1ヶ月ですが、私は先週のガンバ大阪戦に注目していました。

それは、遠藤保仁がFWとしてどんなプレーをするのか楽しみだったからです。

ガンバでも代表でも不動のボランチとしてパス1本で局面を変える能力を持つ遠藤ですが、実はシュートがとても上手いのです。

ボランチのポジションでチャンスを作れるという才能は、ポジショニングやキックの技術という裏付けによるものですが、それはトップ下やフォワードでも活きるということを遠藤は示していると思います。

この「フォワード」というポジションについてあなたはどう考えているでしょうか。

少年サッカーが8人制になり、4シーズン目を迎えようとしていますが、システムは1トップのチームが多いようです。

3バックで守り、1トップで攻めるというゲームは、1トップのフォワードの能力とミッドフィルダーの攻撃参加能力、守備から攻撃への切り替えの素早さがポイントになります。

指導をしていて思うことは、特に小学生年代はミッドフィールド希望が圧倒的に多いと言うことです。

私たちの少年年代(古い話ですみません)は、エースはフォワードで背番号が10番でした。

その後、Jリーグが開幕し、カズがエースで君臨している頃もフォワードというポジションが人気だったように思います。

しかし中田英寿が現れると、トップ下というポジションが注目され、パスを受けてシュートを打つフォワードよりも、キラーパスを出すトップ下に憧れる選手が増えました。

決定的なパスを出すことが優れたサッカー選手のバロメーターになっていると言えるでしょう。中村俊輔もそのひとりです。

私のチームの選手の練習着は自由ですが、誰もが俊輔の10番のレプリカをつけていた頃もありました。6,7年前頃の事のように思います。

代表チームではフォワード待望論が続いていますが、少年サッカーという育成の現場では、「誰もがシュートを打てるようになる」という指導が続いているように思います。

上手な選手は中盤の真ん中でゲームメーカーの役割をして、時にはトップに踊り出る。フォワードはオフサイドラインギリギリでスルーパス狙いのポジションからいつでも飛び出せるように準備をしている。

毎試合、このような光景を目にしますが私は、「これでいいのか」と常々感じていました。

シュートという技術は、特別な技術だと考えています。ボールを蹴る目的は3種類あるとします。ひとつは

味方どうしのパスです。

当然、味方が受けやすいボールを蹴る必要があります。2つ目は、自軍エンドでのクリアーでしょうか。高く、遠く、時にはタッチラインへ蹴りだすキックです。

そして3つ目がシュートです。

少年サッカーでは横幅が5m、高さが2mという「枠」の中にゴールキーパーに取られないように蹴りこむ技術です。

味方どうしのパスのように受けやすさは求められませんし、クリアーのように高く、遠くというキックでもありません。

どのチームもシュート練習を行っていると思います。うちのチームだけかも知れませんが、面白いのは、シュート練習なのにゴールキーパーに向かって蹴ってしまうことです。

また、枠を捉えるというキックが出来ないためにクロスバーを大きく超えるシュートやポストを大きく外れるシュートもあります。

そんなシュート練習でも、数人の選手は「シュートを知りつつあるなあ」と思うキックをしています。

ゴールキーパーの動きを見ていますし、ボールの蹴り方をミートの寸前に変えることが出来ます。

ゴールキーパーが前に重心がかかった瞬間に頭を超えるコースを狙ったり、左右への重心移動を見て、サイドネットを狙うをようなシュートを打ちます。

シュートの基本は全員に指導していますが、「シュートとは何か」を考えて打っている選手は少なく、ほとんどの選手は「打たされている」ように見えます。

Jリーグの大阪対広島戦の話に戻りますが、遠藤があげた先制点にはやはりセンスを感じます。

相手デフェンスのタイミングで打たされるのではなく、自分のタイミングで打つ、あるいは押しこむというプレーでした。

自分のタイミングでシュートを打つという事が少年サッカーではなかなか難しいようですが、ワントップというシステムと縦が68mしかないというピッチサイズも原因のひとつかなと考えています。

ハーフウェイラインを超えるとゴール前まで30mちょっと。

この距離でスルーパスを出して追いつくことと、ゴールキーパーが前に出てくるタイミングを見ると難度の高いプレーだと思います。

しかし、2トップだったらどうでしょうか。
トップのひとりがサイドに流れて折り返すボールに合せることや、
中央突破でもワンツーで抜け出すことが出来ます。

これからは「シュートを増やす」工夫と、
「フォワードをやりたい子を増やす」工夫が必要かと思っています。

ワントップでの能力でなく、ゴール前で起点にもなり、シュートも
打てるという能力を開発していかないと、遠藤のような
「シュートも上手い」選手は現れないんだろうなと考えます。

指導者も時代の流れを読んで、指導に生かさなければならないと
感じています。定番の練習メニューの中でも、指導ポイントを
変えることで選手の気づきを引き出すことが出来ます。

昨日まで紹介していました「JSC CHIBAのオリジナル練習法」も
「選手の気づき」を引き出す練習方法が多いと感じました。

シュートのコツも紹介されていますが、自分のタイミングシュートを
打つというものです。ゴールまでの距離と角度は自分で決めるものです。
ぜひ参考にして下さい。
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