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ジュニアサッカーの上達練習指導法

クーバーサッカースクール

【ジュニアサッカー】ルックアップで判断力が上がるのに、前を向けない選手の特徴

日本の女子サッカーの快挙に感動しています

U20ワールドカップ優勝で、U17、フル代表と合わせて世界初の3冠達成です。

女子サッカーの強さの理由は、なんと言っても育成にあると思います

指導者の熱意と質の高い指導の結果ですね。

アジア競技大会での活躍も楽しみです。

■ルックアップはサッカー独自の基本の動き

女子サッカーはとても基本に忠実です。年代を問わず、女子サッカーの試合を小学生に見せることで、手本になるプレーをたくさん見ることが出来ます

例えば「ルックアップ」です。

三浦のチームでは、先週末の練習は天候の都合で室内競技場で行いました。

そこで、練習を見守る僕たち指導者と保護者が話をする機会がありました。

僕は、練習を見ている保護者へ練習内容の解説をしました。

何を目的にした練習であるのか、出来ているプレーは何か、出来ない理由は何か

普段、解説つきで練習を見学するという場面はなかなかないので、保護者の方々も関心を持って聞いてくれました。

保護者に「ルックアップ」という言葉を知っていますかと質問しました

僕たち指導者は、選手に「出来ればいつも顔を上げて周りを見て欲しい」と伝えました。

「ルックアップ」は、顔を上げて周りを見るという意味であることは保護者の方々も理解していただけました。

では、なぜ顔を下がるのかという理由を聞くと「ボールを見るため」という言葉が当たり前に帰ってきました。

そこで、僕は「ボールは地面にあって、周りを見るためには顔をあげなければならない

ボールを扱うスポーツでこんな難しいことをするスポーツはサッカーだけなんです」と説明しました。

例に上げたのは、バスケットボールです。

ボールを手で扱うので、トラップミスなど起こりません。

両手でボールを持っているだけで、ボールと周りの様子がひと目でわかります。(ただし、姿勢がよければの話ですが)

バスケットボールも視野を広くとる必要はありますが、顔を上下する必要はありません。

僕は選手たちに手を使ってミニゲームをするように伝えました

面白いようにパスがつながります。トラップミスはしませんし、ボールをもらう動きも足で行うサッカーと比べると積極的です。

苦し紛れに遠い味方にロングパスをしようとすると、キャッチの瞬間にカットされる場面がありました。これはサッカーも同じです。長いパスは狙われやすいものです。

5分から10分行ったあとに、いつもの足を使ったミニゲームに戻しました。

すると、先程とは打って変わって、トラップミスの連発です。

保護者も苦笑いしていました。

「僕たち指導者は、バスケットボールのようにサッカーがプレー出来ればいいなと考えています。

スを確実につなぐための技術と周りを観るという習慣の両方が必要です」と指導方針を伝えました。

■ルックアップよりも大切な動きと

ルックアップは、ボールコントロールに自信のない選手はなかなか顔を上がりません。

そんな選手に顔をあげようとコーチングしても、コントロールミスが起きるばかりです。

ルックアップというと顔を上げるという動きになりますが、僕は顔を下げる、つまりボールを観る動きにメリハリをつけるように指導しています。

顔が下がっているのが普通で、必要に応じて上げるのではなく、顔があがっているのが普通で、必要に応じて顔を下げる、ボールを見るのです。

ボールコントロールに自信がついてくると、ボールを「チラッ」と見ただけでコントロール出来ますし、ダイレクトパスが出来ます

コントロールの瞬間にチラッと下を見るだけ、顔が上がっている時間が圧倒的に多ければ、周りを見て判断するという習慣が早期に身につきます。

ボールコントロールを中心としたドリルを行っていると、どうしてもボールばかり見てしまいます。

コーンを相手にしたり、実際の選手を抜くというドリブル練習でも目の前の障害物を見るだけになりがちです。

さらに遠く、広くを見ることが必要だということを僕たち指導者は練習メニューや試合の中で伝えています。

■最終的には本人の意識

室内練習場で保護者とともに紅白戦を観戦しながら、テクニック不足によるミスと周りが見えていないことによるミスを区別して解説しました。

例えばパスミスです。タイミングよく味方へパスしたつもりが、味方の背後、つまり走りさった後のスペースにボールが行ってしまいました。

パスの正確さに問題があるという保護者が多かったですが、何人かの保護者は味方がどこでパスを貰おうと要求していたか最後まで見ていなかったと答えてくれました

正確なパスとは、角度やスピードだけでなく、タイミングが大切で、タイミングのいいパスを出すためには、ボールを蹴る寸前まで周りが見えていなければなりません

自分のパスが成功した理由、ミスした理由を「技術」なのか「判断」なのかを自分がわからないことには上達しません。

本人の意識が大切ということを保護者に説明しました

意識してプレーしているうちにそれが無意識になる。

それが目標です!と力説しました。

保護者の方々は、この日、自宅に帰ってお子さんと話をすることが楽しみだと言っていました。

ルックアップの意味を聞いてみるとのことでした。

サッカーが強くなること、うまくなることとはどういう事か。

選手も保護者も自宅で話し合えることで、お互いの理解が深まると考えています

ぜひ、アジア競技大会を通して親子でサッカーについて話し合ってみて欲しいと考えています。

夏休みも終わり、これからシーズンの終盤に向かって秋は仕上げの時期になります。頭も体も鍛えて、よりより選手を目指してください。

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