【ロシアW杯】攻守における連続したプレーができる選手とそうでない選手の差

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ロシアW杯が終わりました。今回のW杯も感動の連続でした。

フランスの優勝を予想した、ファンは多かったと思いますし

クロアチアのモドリッチが、MVPにふさわしい選手であることは、誰もが納得していると思います。

僕はモドリッチにサッカーの楽しさをあらためて教えられた気がします。

32歳という年齢にもかかわらずチームナンバーワンの運動量を誇りました。

モドリッチが走るから、若いメンバーも走らざるを得ない。

結果としてボールも選手も動きを止めないサッカーで決勝まで進むことが出来たと思います。

そんなモドリッチのプレーをお手本に、少年サッカーの練習や指導のポイントをお伝えします。

■攻守における連続したプレー

モドリッチのプレーは攻撃においても守備においても途切れることなく連続しています。

少年サッカーの指導ポイントのひとつに「攻守における連続したプレー」というものがあります。

攻撃における連続したプレーを具体的にあげると「パス&ゴー」や「パス&ムーブ」というものになります。

パスを出した後に、キックした足が第1歩となるダッシュでスペースに走ること。

パス&ゴーは前に走ることを意味しますが、パスを受けるために走ることで、相手ディフェンスはマークせざるを得なくなります。

動くことでマークを引き寄せることが出来るので、味方へのプレッシャーが少なくなり、ボールを持っている選手に余裕が出来ます。

また、パスが必ずしも成功するとは限りません。パスを出した味方が相手に奪われそうになったら、すかさずサポートに走ります。

もし相手ボールになったらプレッシャーをかけてボールを奪います。

パスを出した後の動きが、攻撃力を高めます。

■パスした瞬間から受ける選手になる

「パス&ゴー」や「パス&ムーブ」はとても大切な基本です。1,2年生の頃から習慣化することで5、6年生になると無意識にプレー出来るようになります。

三浦がこのプレーを強く進める理由は、ボールがない時のプレーを覚えるために大変わかりやすいからです。

サッカーの試合の攻撃の場面では、ボールを持っていない選手は全員がサポートを考えなくてはなりません。

ボールから近い人、ボールから遠い人それぞれのポジションで考えることが異なってきます。

ボールから遠い人は、自分がパスを受けるまでに何人かの味方を経由してくるという予測を立てて動く必要があります。

サッカーの試合に慣れるまでは、この予測の動きは難しいものです。

しかし、ボールに近い人、しかもパスを出したばかりの人は、一番近い位置でパスを受けることが出来ます。

ワンツーや壁パスというコンビネーションの基本がこの動きですね。

サッカーを始めて間もない選手は、この基本の動きが身についていないのでパスを出した後に立ち止まることがあります。

このような選手は、意識して動くことを繰り返して習慣にするしかないですね。

また、サッカー経験が2年、3年と長いのにワンプレーで終わってしまう選手を見ると、連続したプレーを指導されないで過ごしてしまったのだろう、残念だな、と思ってしまいます。

自分が連続したプレーかどうか不安だなと思う場合は、ビデオ撮影してもらうとよいです。

意外と動いていないことに気づくものです。

■守備ではボールを失った瞬間からディフェンスが始まる

ボールを受けた瞬間にボールを奪われてしまった。その瞬間からディフェンスが始まるのですが、奪われてもすぐに追わずに止まってしまう選手を見かけます。

これは守備における連続したプレーが出来ているかどうかという判断になります。

ボールを奪った選手にプレッシャーをかけ、パスが出されたらそのパスを追っていく。

これが連続した守備です。

この守備によって1人、2人とプレッシャーをかけていくことで相手によいパスを出させない、パスコースを限定するという効果があります。

奪われたボールを奪い返すプレーは気持ちの上でも体力的にも負荷が大きいものですが、このプレーが出来るかどうかが、よい選手としての評価につながるのでぜひ頑張って欲しいですね。

■まとめ

攻守にわたる連続したプレーは、判断の連続とも言えます。動きながら次のプレーを判断していくことで判断が早くなっていきます。

少年サッカーは8人制ですが、このようなプレーが出来る選手が数人いるだけで、人数が多く見えるものです。

足を止めないようにするよりも、動きながら判断していくこと。
ぜひ意識して練習や試合に取り組んで下さい。

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