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ジュニアサッカーの上達練習指導法

クーバーサッカースクール

【練習法】ボールと相手に対する自信がもたらせるものとは?

サッカーの練習方法を3つに絞れと言われたら、あなたは何を選びますか。
僕は、3つの中にぜひ入れたい練習方法があります。

それは、前日本代表監督ハリルホジッチが残した言葉である「デュエル」を強化するための練習方法です。

対人プレーの強化を狙った1対1の練習です。

サッカーの試合では必ず1対1の場面があります。
小学生の8人制サッカーは、1対1の場面がより多く生まれます。

同時に1対1の場面での勝ち負けで試合の局面が大きく変わります。

試合のための練習の中に、1対1の練習を入れることはメリットがあります。

■1対1の練習で何を強化するのか

三浦のチームが行う1対1のトレーニングは次のようなものです。

ミニゴール(幅1.5m程度で材質の柔らかいもの)2つを用意します。
2つのゴールを背中合わせに置きます。

ゴールの手前、約10mから15mの位置に選手ふたりを立たせます。

ふたりの選手の間からコーチがゴール方向にボールを転がします。

ボールが転がったらデュエル開始です。

ボールをゴールに蹴り込んだ方が勝ちです。

このトレーニングをすると次のような現象が起こります。

・ボールに先に触ろうとして相手の前に体を入れるコンタクトプレー

・タッチしたボールを自分のものしようとするドリブル

・ボールをゴールへシュートするためにゴールの位置を確認する動作

・相手とゴールの位置関係を見て、スピードの緩急やターンを使う意識

・相手に奪われないようにしながら思ったところにボールを運ぶ技術

・相手をかわしながらのシュート

・ドリブル、ターン、フェイント、シュートを確実に決めるための体力

以上が練習方法と練習によって起きる現象、そして練習効果です。

■コーチの監視ポイント

コーチの監視ポイントは2つあります。

1 短時間でシンプルに行うこと

時間をかけてしまうとフィジカルトレーニングになってしまいます。

フィジカルトレーニングを目的とするなら非常に強度が高いトレーニングになります。

しかし、試合で使うスキルアップを狙うなら、短時間でケリをつけるように指導すべきでしょう。

ボールを自分のものにしたら、シンプルに相手の逆をとってゴールに蹴り込むこと。

模範となるプレーが出来たときに大いに褒めてあげてください。

2 シュートを打てる場所へボールを運ぶ意識

この練習は、相手に奪われずにシュート出来る場所まで運ぶことが目的です。

ボールを大きく蹴り出して追いつくという力ワザをやる選手が出てきます。
ゴールからどんどん離れていき、シュートが打ちづらくなります。

ゴールに近づこうとすると相手との接触プレーが多くなります。トレーニングはこの場面の強化を狙っているので、ゴールへ向かう意識を高めることが指導ポイントになります。

この練習では最後はシュートで終わっていますが、試合でのイメージは必ずしもフォワードとしてのプレーを意識しているわけではありません。

試合では、中盤でボールを持った時にパスコースがすぐに見つからないことも多いものです。

自分でボールを運びながらパスコースを作り出すというプレーの強化にも繋がります。

守備の場面でも同じです。自軍ゴール前でボールを奪ったあとに、いかに早く味方にボールをつなぐかという場面で有効な練習になります。

■試合での1対1の場面の特徴

8人制サッカーでは1対1の場面が多いですが、1対1の場面は長くは続きません。ほんの数秒で終わってしまいます。

ボールを持った選手がパスやシュートに成功すればそこで終わりです。
パスの先ではまた新たな1対1が始まります。

ボールを奪われればそこで終わりです。奪い返そうとする前にパスされてしまえば追うことも出来ません。

1対1に時間をかけているとそこに両チームの選手が近づいてしまい、スピードダウンします。

攻撃側にとっては嬉しくない状況です。

ボールを持っているチームの選手は、味方が1対1になりそうな場面を見たらすばやくサポートすることが大事です。

そして、ワンツーを使うなどシンプルにボールを運ぶプレーを選択することもよい判断と言えます。

三浦のチームでは、コートの中のどんな場所でも1対1のデュエルをやれという指導はしていません。

僕たち指導者は、1対1で勝負を挑んでよい場所とそうでない場所を子供たちに教えます。

自軍ゴール前や、自軍エンドで1対1でドリブル突破をしかけることは得策ではありません。

逆に相手ゴール前や、相手エンドでしかけるドリブル突破は相手にとっても嫌なものです。

このように、試合でのイメージを選手に与えながら指導することで、試合で練習の効果を引き出すことが出来ると考えています。

■1対1に強くなると何がメリットなのか

試合で現れるトレーニング効果は、ボールと相手に対して自信を持つことが出来ることです。

ボールを簡単に奪われないという自信は、試合全体での自信につながります。

試合に対する自信がつくと、周りを見る余裕が出来て視野が広がります。
視野が広がると情報がたくさん入ってきて、判断がよくなります。

判断のスピードが早くなるので、プレーが楽になります。

このように、ボールと相手に対する自信は1対1の場面だけでなく試合でのプレー全体に好影響をもたらすものです。

ぜひ、1対1に強くなって試合を制することが出来る選手になって下さい。

頑張って下さい!
応援しています。

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