長友のオーバーラップから攻撃的サッカーが見えてくる

講師

ワールドカップアジア最終予選オーストラリア戦(6月4日、埼玉スタジアム)は、まだまだ先と思っていましたがいよいよ来週になりました。
 
3月のヨルダン戦でワールドカップのチケットを手に出来なかったザックジャパンですが、今回のオーストラリア戦で決めて欲しいですね。
 
怪我で今季は無理かと思われた長友選手も復帰しました。インテルでも好調なプレーを見せているので楽しみです。
 
その前にキリンチャレンジカップのブルガリア戦もあります。ザックジャパンの3-4-3が見られるでしょうか。
 
さて、6月はワールドカップ最終予選のイラク戦も控えています。
 
その後は、コンフェデですね。ブラジルとのゲームが楽しみです。
 
この1ヶ月に代表戦を5ゲームも見られるので、きっと街中はブルーのユニフォームであふれることでしょう。
 
代表メンバーですが、今回は、長友、香川、本田のトリオの活躍が期待出来そうです。
 
そのひとり、長友選手と言えば、サイドバックからのオーバーラップが持ち味ですよね。
 
インテルでプレーが評価されはじめた頃は、アグレッシブなプレーが印象的でしたが「使われることを意識していた」という長友選手。
 
つまり、オーバーラップしてボールを受けることが出来る選手としてひたすら走るという感じだったのかも知れません。
 
しかし、今の長友選手はインテルでも日本代表でも、「使われる選手」ではありません。
 
長友選手の動きで味方からのボールを引き出すことが出来ます。
 
そして、ボール無しでも長友選手がサイドを駆け上がるだけで、相手チームが警戒します。
 
彼の動きひとつでチームに対するサインを送ることが出来ます。
 
今まで、日本にはパッサーとなる選手は多く存在していました。
 
しかし、現在は、長友や香川のように、「動きでチームを支配する」選手が増えて来たように思います。
 
三浦が指導するチームでも、長友選手のプレーを参考にするように伝えています。
 
オーバーラップというボール無しの動き、攻め上がる走り攻撃参加の人数を増やすことで、プレーの幅が広がるという意味です。
 
さらに、リスクを感じながら攻め上がるのでタイミングを見るという能力も養われます。
 
上がれば、戻らなくてはならないので運動量も増えます。
 
試合中は休む時間が少なくなり、集中力も高まります。
 
効果は数多くありますね。
 
相手チームの目線で、このオーバーラップを見てみましょう。
 
サイドを駆け上がる選手が増えると、パスコースがひとつ増えた事になります。
 
当然、パスを警戒するので、ディフェンスの位置はずれて行きます。
 
サイドへのパスを警戒することは、中央ばかり守っていられないということになります。
 
ゴール前にスペースを作らないよう、しかもサイドもケアするというプレーは守備としては難しいものです。
 
守備が困る状態になるという事ですが、これがボール無しの動きでも生み出すことが出来るという事です。
 
日本代表はボールを受ける動きの量と質では世界に誇れると思います。
 
ブルガリア戦、そして、オーストラリア戦を応援しつつよく分析してボールを受ける動きのタイミングやスピードの変化を見て下さい。
 
そして自分なりに練習して試合で試して見ること。
 
ぜひ頑張って下さい。
 

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