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ジュニアサッカーの上達練習指導法

クーバーサッカースクール

「ゲームコントロール」の意識

アジアカップ優勝を目指していたアギーレジャパンですがUAE戦でPK戦の末に敗れてしまいました。
 
PK戦で敗れたことよりも、90分間で勝てなかったことを反省し、ロシアワールドカップへの準備を始めて欲しいと思います。
 
UAEはホスト国のオーストラリアに破れ、決勝はオーストラリア対韓国となりました。
 
韓国は準決勝でイラクを2-0で破りました。
 
日本はグループリーグでPKの1-0でした。
 
対イラク戦のポゼッション率だけをみれば日本が圧倒的に上なのですが、日韓戦は双方気合が入るので、直接対決が見たかったですね。
 
さて、アジアカップ優勝を逃して、コンフェデレーションズカップに出られなくなったということは、ワールドカップ本大会へに向けてやはり不利だと言えるでしょう。
 
しかし、ここはポジティブに考えたいものです。
 
南アフリカワールドカップでベスト16となった時にもコンフェデレーションズカップには出られませんでした。
 
オシム氏が監督だった時代にやはりアジアカップで優勝できなかったからです。
 
なので、コンフェデレーションズカップに出られなくても、ベスト16以上に行ける可能性はある!
 
そう考えてサポートして行きましょう!
 
しかし、課題もあるので、ここはしっかりととらえていきたいものです。
 
今回は「技術以外に選手たちに必要なこと」について書いてみました。
 
私のチームででもコーチどうしで「それは大切だなあ」という部分ですので一緒に考えて行きましょう。
 
さて、オシム氏の時代は「育成」がテーマでした。
 
2006年のドイツワールドカップでグループリーグで敗退。
 
しかも同じアジア枠のオーストラリア相手にガタガタと崩れてしまった日本代表。
 
土台からの立て直しのためにオシム氏が監督に就任し、人もボールも動くサッカーを目指して、新しい選手がどんどん起用されました。
 
ここまでは、ブラジルワールドカップのグループ予選で敗れたザックジャパンが、アギーレジャパンとしてイチから出直そうという雰囲気に似ています。
 
違う点は、オシム氏は新人を起用し選手を育成し続ける途中でアジアカップに敗れたこと。
 
アギーレジャパンは、新人をテストした結果、やはりアジアカップで勝つためには高齢化したベテランを起用しなければいけなかったこと。
 
ベテランを起用しながらも新戦力を見つけることは出来ましたが、新戦力となる選手にゲームをコントロールする力はなかった。
 
ピンポイントで言えば、乾、柴崎、酒井高徳、武藤など新戦力を発掘することは出来た。これは大きな収穫です。
 
しかし日本代表は「ゲームをコントロールすること」を代表戦151試合の34歳のベテランである遠藤に頼りきって来たというツケがここに来て回って来たと思います。
 
ドイツワールドカップで出場出来なかった悔しさから、代表戦への思いが人一倍強い遠藤ですが、その後の代表チームは遠藤という頭脳と技術とメンタルに頼りきって来たことは確かです。
 
ポスト遠藤(遠藤の代わりとなる選手)を探しつづけた日本代表ですが、4-2-3-1のボランチの遠藤と、4-3-3のインナーミッドの遠藤では役割も代わりました。
 
長谷部が中盤のセンターとしてプレーしますが、守備の割合が高くなります。
 
遠藤がシュートを決めることは素晴らしいですが、シュートをお膳立てすることがこれまでの日本代表でした。
 
私は技術レベルでは間違いなくアジアの頂点と言える日本代表が、試合で勝てない原因がここにあると思います。
 
テクニックはあるけれどサッカーでは勝てない。つまり、遠藤のような「ゲームコントロール」を意識した選手が少ないということではないかと。
 
遠藤の才能に頼りきってしまうと遠藤の代わりになろうという選手はなかなか出てきません。
 
∪16、∪19、∪22世代でもアジアで勝てない日本代表ですが、その原因はボール際の1対1で負けてしまうことやヘディング戦で勝てないという理由とされています。
 
バルセロナやスペインのサッカーを目指して来た日本ですが、パスサッカーという表面には近づくことが出来ましたが、サッカーをするという「頭脳」の部分では、まだまだ差があるのだと感じています。
 
ブラジルワールドカップで優勝したドイツは、計画的に選手を育成して来ました。レーブ監督は2006年から現在まで一貫しています。
 
ドイツというサッカー王国でさえ、選手を育てながら勝つということに対して、時間をかけています。過去のワールドカップでは負けることもたくさんありました。
 
オシム氏は「育てながらも勝たなければならない」それが難しい。と行っています。
 
これは、少年サッカーにも言えることで、サッカーの真実をついている言葉だとつくづく感心します。
 
育てながら試合をする途中にはたくさんのミスを経験します。
 
ミスが重なると失点もあります。
 
シュートエリアまでボールを運べないという場面も出てきます。
 
シュートが外れることを恐れ、パスを選ぶ場面も出てきます。
 
技術のミス、判断のミスをたくさん経験して子供たちは育ち、勝てるチームに育っていく。
 
私はそう考えて指導にあたって来ました。
 
しかし、今回のアジアカップで戦う日本代表を見ると、もうひとつ足りないものがあると感じました。
 
遠藤のように「サッカーをゲームとしてとらえる」という考える能力です。
 
監督やコーチの指示で動くのではなく、少年サッカーなら8人全員が「サッカーというゲーム」について考えながらプレーをする習慣を持つことで、将来への土台を作ってやることが出来るのではないか。
 
高校生になってからゲームを考えようという習慣をつけるよりも、頭の柔軟な小学生のうちから「サッカーというゲーム」について考える習慣を持つことで、より実戦的な選手が育つのではないか。
 
そう考えます。
 
今、一生懸命に練習していることは、練習のための練習ではなく、試合で勝つための練習ですよね。
 
試合のどの場面でどのように有利になるための練習なのか。
 
そんな部分まで、考えて練習することが大切だと思います。
 
他人まかせにしない、自分が積極的に関わるなど目に見える効果が出てくれば、それはサッカー選手として成長している証拠と言えます。
 
ボール扱い、フィジカルトレーニングももちろん大切です。
 
日々の練習のなかで、サッカー全体をゲームとしてとらえることにも取り組んでいきましょう。

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