キック力は身体の大きさに関係ありません。

スキルアップ

昨夜のリオ五輪イラク戦!興奮しましたね~。
 
久保選手の先制シュートで、これはいけそうだという雰囲気になりました。
 
しかし、イラクのシュートも雨あられのように日本ゴールを襲い、キーパー櫛引選手のファインセーブに何度助けられたことでしょうか。
 
前がかりに攻め立てるイラクに対し、しっかり守ってカウンターを仕掛けるのは、イラン戦でスーパーゴールを放った中島選手南野選手、そして鈴木武蔵選手でした。
 
キビキビと動き、スピードのあるプレーを見せるU23の選手たち。
 
前評判はあまり高くなかったと言われますが、手倉森監督はいいチームを作ったと思います。
 
同点に追いつかれてもひるまずにどんどんプレッシャーをかけていく選手たちを見ているとリオ五輪をギリギリの線で勝ちを拾って勝ち上がってきた強さを感じます。
 
たとえ相手チームの力が上でも、体格がうわまろうともひるまずに戦う姿は小・中学生を指導する私も非常に感動しました。
 
うちのチームの選手たちも感じ取ってくれているといいなと思います。
 
久保選手と原川選手が中学以来の同級生ということも小・中学生たちには、とてもよいエピソードだと思います。
 
ともにサッカーに打ち込み、ともに五輪予選のピッチに立つ。
 
そして、先制ゴールと決勝ゴールをお互いに決めるなんて、なかなかないドラマです。
 
リオ五輪切符を手にしたチーム手倉森は、30日に韓国と決勝を戦います。
 
スタメンを含めて楽しみな一戦ですね。
 
さて、今週も読者の皆さんよりご質問を頂いているのでご紹介し、三浦の指導者目線で回答したいと思います。
 
——–【ご質問 ここから】——–
 
学年:小4
競技歴:3年
ポジション:GK(同学年) FW(上級生)
得意なプレー:プレッシャーをかけるスピード、体力
不得意:ロングパス、センタリング
悩み:背が低い為、上からのシュートが届かない(GKの時)
足が早く、すばしっこいのでFWに転向したいが
ドリブルやロングパスなどの個人技能を伸ばしたい
 
ご指導よろしくお願い致します。
 
——–【ご質問 ここまで】——–
 
小学4年生のチームではGKをやり、上級生とのチームではFWをやるというマルチプレイヤーですね。
 
すばらしいです。
 
足が速いということで、FWとして抜擢されていると思いますが、背が低いにもかかわらずGKをやっているということは、
 
長所でもあるプレッシャーをかけるスピードが速いことがあげられると思います。
 
FWもGKもやれるということは、お互いのポジションを知ることになるのでぜひ、この機会をプレーに生かして欲しいですね。
 
どんなシュートだとGKは構えることができないのか、どのタイミングで前に出られると、FWはシュートが打ちにくいのか。
 
ゴールを守る、ゴールを奪うということを実際の試合で経験できるということは、なかなかないので、どちらのプレーも頑張ってください!
 
お悩みは、FWとしてドリブルやロングパスを身に付けたいとのことですね。
 
リオ五輪の中島選手も身長が低いですが、ドリブルもミドルシュートも超一流ですね。
 
キック力は体の大きさに関係ないので、次の点を意識して練習してみてください。
 
■ボールをミートする感覚を身につけること
 
インステップキックで正確にボールを蹴るためには、ボールをミートすることが大切です。
 
リフティングでもつま先でちょんちょんするのではなくしっかりインステップに当ててやってみましょう。
 
■いろんな球種を蹴れるようにすること
 
グラウンダーで蹴る、浮き玉を蹴る。
 
ライナー性の速いボールを蹴る。
 
FWとしてはいろいろな球種(ボールの飛び方の種類)を蹴れるようになるととても得です。
 
イラン戦の中島選手の2ゴールはいずれもバーの下に吸い込まれるようなシュートでした。
 
グラウンダーでのシュートだったら誰かの足に当たっていたかもしれません。(当たってコースが変わるということもありますけどね。笑)
 
小さな体でボールにパワーを伝えるためには、蹴り足のテイクバックがポイントになります。
 
つまり、足をしっかり振り上げるということです。
 
足の振り方については、コンパクトに上からボールを蹴るというイメージです。
 
チームのコーチにもアドバイスを受けてみてください。
 
股関節を大きく開く蹴り方にならないよう、お父さんも注意して観察してあげて下さいね。
 
■ドリブルはとにかくボールに触ること
 
すばしこさを生かすドリブルは体の幅でドリブルできるようにすることですね。
 
クリスティアーノ・ロナウドのようなドリブルではなく、メッシやネイマールのように足元にボールを置くドリブルです。
 
三浦からのアドバイスは、ボールに触れていない軸足も細かく移動させて体の幅の中でボールを触れるようになること。
 
とにかくたくさん触りましょう!
 
足が速く、すばしっこいということなので、ロングパスに頼らず、ボールの受け方やポジショニングを身につけることもお勧めします。
 
上級生チームでもどんどん点が取れるように頑張って下さい!
 
同級生チームでGKをする時には「声」をしっかりだすことも意識しましょう!
 
以上が三浦からの回答になります。
 
日々の練習の参考になれば幸いです。
 
読者の皆さんからのご質問を楽しみにしています。

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